2012年3月29日木曜日

春の一日、動き回りました

裏庭には春の陽ざしを浴びてもうこんなにハコベが成長してその緑を濃くしていました。









近くの公園では竹の緑が風にそよぎ、今日は光が眩く映えて・・・、










もうタンポポもこんなに明るく笑顔を見せて微笑んでいます。急な春爛漫の日差しの一日・・・、









ここは千葉県文化会館です。今日は2年に一度の保険改定の説明会が行われました。










近くに聳えているのは千葉一族の根城となっていた、いのはな城です。残念ながら焼失して、復元された城ですが・・・、









その手前には乙女の像・・・、大昔ここには千葉大学の教育学部キャンパスがありました。









なんの変哲もないしゅろですが、あまりの大きさにびっくり・・・、この丘はもう25年前になりますが、大学のすぐそばに住んでいて、子供が小さいころに手をつないで遊びに来ると、決まってこのしゅろの脇の芝生に寝転んで、ごろごろするのが大好きでした。
前置きが長すぎました。




診療報酬改定では医療に対する国の考えが浮かび上がってきます。押し寄せる高齢化に対応して、在宅医療を充実させ、かかりつけ機能の強化を図っています。また、小児救急では小児ICUを拡大するため、保険での支払いを増しています。国の考えが見えてきて、聴いていると楽しいものです。





会場は後ろの席から埋まり、前のほうを除いては大入り満員に近い状態でした。

ちょっぴり早退して、次に移動して・・・、








こちらは骨粗鬆症フォーラムの会場です。皆さん診療でお疲れの中、今後高齢化に伴って急速に増加する骨粗鬆症・・・、身長が2cm縮まったら要注意、4cmならもう遅い。2〜4cmのうちに治療開始が望ましいと言われています。






他の生活習慣病と同様、喫煙はリスク、さらにアルコールはビール500ml以上飲む方はリスクになります。これは酩酊して転倒しやすくなることを除外しても、骨量が減少することからのリスクです。骨粗鬆症で心配している方は、習志野市医師会の内科、外科、整形外科の診療室に足を運んでご相談してくださいね。

2012年3月28日水曜日

昼休みには産業医委員会へ、夜は医師会総会へ

この幾何学的模様はいかがでしょうか。このようにして床にテープでマークを記し、入ってはいけない場所や、手順を間違えないようにすることは、安全を重視する工場ではよく見られます。







階段は危険が潜んでいます。工場ではこのように階段中央にラインを引き、必ず右側通行で事故を未然に防止する策を取っています。








そして会が終わるときには、安全衛生の標語をいつも斉唱します。最初は恥ずかしかったのですが、慣れてくるとつい大きな声で斉唱して安全活動を誓います。








診療が終わるとすぐに医師会に向かいました。今日は医師会の大事な行事である総会です。最初に開会宣言を谷津で内科小児科診療にあたる蒔田(隆)理事が宣言・・・、








議長は向かって左の実籾で眼科診療をしている井坂先生・・・、そして右は副議長の谷津で在宅医療をしている豊口先生です。









1年間の医師会員の活動状況を報告する袖ケ浦で小児科診療にあたっている、副会長の中山先生。









予算案を説明するのは会計担当理事として活躍していただいた、東習志野で内科小児科診療をしている安藤先生です。









医師が加入している国民健康保険委員の袖ケ浦で外科内科をしている、佐藤先生です。









かくしゃくとして小児医療と委員会の関係を説明しているのは谷津で小児科メンタルケアにあたっている稲葉先生、御年○○才でこの若さと美貌、私たちの尊敬と到達できない目標としていつまでもお元気でご活躍を願っています。






これは投票の一コマです、笑顔で対応していますが、談合はせず、ガチンコ勝負です。









秋津で婦人科診療にあたる神崎先生、今日はご機嫌斜め・・・、ではありません。いつも優しいお話の仕方も、ワンショットは怖いときもあります。








医師会事務として勤めてくれているのは、○○さんです。若くても頼りになります。3月は夜まで働かしてすみません。
医師会では医師という専門的医療を担う立場で、ひとたび市民からの要請があれば知恵を集めて立ち向かっていきます。これからも習志野市医師会をよろしくお願いします。

2012年3月14日水曜日

秋津地域ケア会議は今日で23回を迎えました

春らしい眩い日差しの中、今日はいつものようにお昼ご飯を飲み込んで、秋津にある総合福祉センターに出かけました。地域のケア会議は開催時間が1:15なので2分遅刻して入ると自己紹介が始まっていました。







習志野市では秋津・香澄・袖ケ浦地区を含めて4カ所でケア会議が開催、今回で秋津では23回目を迎え、今日の司会は清和習志野の高木看護師さんが行い・・・、








習志野市では市内医大久保に出来た小規模介護老人保健施設のあっとほーむ習志野についての紹介、そしてこの秋津地域にできる介護老人福祉施設のゆいまーる習志野の紹介をしてくれました。







次に市の職員の小森君が災害時に一人で避難できない方のための、災害時要援護者のシステムについて紹介しました。









手に持っているのは救急医療情報キットです。










これは常に自分の医療情報、どんな病気でどちらの先生にかかっていて、どのようなお薬を飲んでいるのかを記しておき、冷蔵庫に入れておきます。救急隊が到着してこのキットを冷蔵庫から患者さんの搬送時に一緒に医療機関に持っていきます。たとえ搬送された患者さんがしゃべる事ができない状況でも、医療内容が一目でわかるシステムです。



各テーブルに分かれてのディスカッションでは、前歯科医師会会長で秋津で歯科医院を開業している阿部先生はいつもこの会に出席して、歯科医として貴重なご意見を述べられます。







他のテーブルからも様々な介護に関係している職種の方による討議があります。









これは帯状疱疹(水痘ヘルペスウイルスによる)です。このような水疱が出始める前から痛みが強いのが特徴で、胸部に起きると肋間神経痛や心筋梗塞と間違えたり、御尻から下肢に出来るときは椎間板ヘルニアと誤診したりするくらい痛みが強いものです。皆さん気を付け自分やご家族の方の皮膚の変化にはよく見てくださいね。

まだこの庭に梅の花は蕾がようやく開きかけて、

春の強い香りを運んでくれる沈丁花は同じく固く蕾を閉じて、しかし確実に膨らみかけて『もうすぐ春はそこですよ。』と語りかけているようで、暖かさを感じました。習志野市医師会では介護に関係した会議にも多くの時間をかけて、地域に貢献できるように努めております。

2012年3月8日木曜日

今日は工場の安全巡視をしてきました

3月に入ってようやく梅の花がほころび、春告草(はるつげぐさ)と呼ばれていたように、急に雨の日が繰り返しておとづれ、中には花粉症でお悩みの方もいるようです。







最初は物流の倉庫を巡視すると、これはフォークリフトという爪を差し込んで物品を運ぶ機械です。これによる事故は大きな災害になるため、常に細心の注意を払って運転させています。







ここは冷凍倉庫で、気温はいつも-20℃以下に保たれていて、鼻の中まで冷たく冷えた空気が入り込んできます。でも写真だけではその寒さが伝わりません。








冷凍倉庫の入り口には清掃を繰り返しても、今日のような雨の日にはこのように霜が直ぐに付いてしまい・・・、









足元には柱から落ちてきた霜が御覧の様に足元にパラパラ広がって、靴の裏に付着するとまるで蝋を塗ったように良く滑り、転倒して骨折などの事故の原因になります。








そこでこのように冷凍倉庫の入り口にはヒーターで霜が付着しないように温めています。電気で冷やして同時に電気で温めるわけですから矛盾と無駄をしているように思えますが、転倒災害は大事故につながるのでやむをえません。






これらの冷蔵倉庫や冷凍倉庫内の温度は常にコンピューターシステムで細かく監視され、大切な食品の管理を確実に行っているのです。








次は食品工場にまわり、最初は手洗いと白衣を着たうえで、エアシャワーを体にかけてさらに埃や毛髪を吹き飛ばして清潔にしてから、工場内にようやく入る事ができます。







これはバジルの自動洗浄器です。水洗いをした後で、水切りをしてから細かく刻んでオリーブオイルや各種の調味量を加えて、ジュノベーゼの美味しいドレッシングを作ります。







これは巨大なお釜に刻んだオニオンを入れて美味しいすプを作る過程・・・、どこかに危険が潜んでいないか見て回ります。









ここは騒音第2区分地帯で85デシベル以上の音が発生しているところでは、このように鼓膜や聴覚神経を保護するため、ヘッドフォンや耳栓の着用が義務つけられています。着けていないで作業している人に、何故付けなければいけないのか説明して指摘、改善するのも仕事です。





美味しいシナモンアップルタルトがコンベアオーブンに入っていくところ・・・、










約15mほどのオーブンに乗せられて、やがて出口から出るころには、このようにこんがりおいしそうに焼けています。









ここはケーキの焼け具合を見たり、また内部に気泡はないか確認するため、サンプルを選んで調べているテーブルです。あまりに美味しそうなので、シナモンアップルを一つつまんで口に入れると、美味しい香りと味が口中に広がってきました。(本当は巡視活動ではしてはいけないことですが…)




この会社の駐車場ではすべての車は前向き駐車をして植え込みの樹木や植物を保護しています。1台としてバックで駐車する車はありません。
医師会では産業医活動にも力を入れています。困ったときには医師会の転倒者にご連絡下さい。

2012年3月3日土曜日

今日は土曜日、午後から東京UGI研究会に出席して

どうですか、私のクリニックのバックヤードに最近育ってきた苔たちです。やがては西芳寺・・・、









冬の間は気が付きませんでしたが、やはり春は確実に近づいてきているのを足元から感じました。









今日は診療を終えて、いつもならお昼寝タイムの土曜日の午後、東京UGI(上部消化管)研究会に出かけました。大好きな会でもう10年ほど出ています。最初は慈恵会医科大学の田尻教授の司会で食道がんの内視鏡診断の講演。






佐久総合病院は若槻俊一先生が創立した長野県佐久市にある、日本でも有数の優秀な病院・・・、そこからいらした小山恒男先生が講演をして、食道がんの内視鏡によるその進行程度をきちんと評価しようとのお話です。食道がんは胃がんが減少している中で、逆に増加している癌です。





この東京UGI研究会は、エイザイ(株)が共催している素晴しい会で、この会社がやはり行っている早期胃がん研究会にも匹敵する素晴らしい会です。最近円高の影響でこの会社にも経常利益は下がってくる中で、日本の医療を後押ししてくれる姿勢は、私にはとても素晴しい日本の将来を明るくしてくれる会社です。




今や内視鏡は540nm(ナノメーター)の狭い波長を消化管粘膜に当てて、そこから得られる画像の模様から癌かどうか、そして進行程度はどうかを知る事ができるまでに発展してきました。







次は東京大学名誉教授の上西紀夫先生の司会で、消化管の内視鏡治療のお話を・・・、










昭和大学の井上晴洋教授が素晴らしい画像でご講演・・・、










これは食道に発生した粘膜下腫瘍(ポリープではなく粘膜の下に出来た筋肉の腫瘍)の画像です。これを内視鏡で確実に切除できる時代になったことを、会場の私たちににお話してくれました。






ところで今日は女の子の節句のお雛様の日。右大臣は凛々しき若者・・・、

そして左大臣は思慮深いご老人、2人がそろって初めて素晴らしい政治が行われる。

右側には右近の橘・・・、

左には左近の桜・・・、この2本の樹が生えて春が訪れます。
『或る夜夢に雛(ひな)娶(めと)りけり白い酒』(夏目漱石)は一人夢見る男が、夢の中でお雛様の美しさにうなされるように、甘美な夢を見ています。習志野市医師会では胃大腸読影会を行い、消化器診断学の勉強をしております。胃腸の悪い方は医師会の先生にご相談ください。