2013年7月23日火曜日

習志野市認知症サポート医の会に参加して

 今日も診療を終えるとすぐに認知症の会に向かいました。藤崎で内科診療の吉岡先生が症例提示をして、皆でどうすれば少しでも改善するかディスカッション。
 司会は谷津で内科小児科診療の蒔田隆先生。薬をきちんと飲んでいるの確認することさえ、難しいことですと。
 習志野市では認知症の方の増加がみられるので、市や包括支援センターが窓口となって医師への伝達のため、連携シートを作成して今後の診療に役立つよう考えています。
 津田沼中央総合病院脳外科で副院長の砂田先生が忙しい中駆けつけて、議論に参加してくださいました。
 認知症は多くの仕事をする仲間が集まって協力しなくては、解決の糸口すら見えません。今後の課題とのことで皆一致しました。
 涼しげなムクゲが怪しい雲行きから湧き上がる風にたなびいて・・・、
 こんなに純白の花ってなんて涼しげなんでしょうね。
 キャンドルサービスかと思ったら、こちらは朝顔の蕾が集まって押しくら饅頭です。
開いた花が折からの暑さのため、少ししおれてまるでタコを下から覗いたようです。医師会では今後とも認知症に取り組み、9/28(土)には京成本線大久保駅前の習志野市民会館で認知症シンポジウムを開催します。皆さんご参加ください。

2013年7月22日月曜日

今日は無線訓練をしました

 昨日の朝は涼しい風が吹き、空が高くまで澄み渡り、秋の訪れかと思いました。
 今日は仕事を終えてすぐに医師会に出向きました。手際よく無線機のアンテナを接続し・・・、
 さて、これで周波数はあわせてボリュームも程よくセットし・・・、
 医師会での基地局では習志野第一病院、整形外科の鎌田先生が操作し・・・、
 しかしその頃2kmほど西へ行った校舎の隅では、津田沼病院の梶本先生と谷津の蒔田隆先生が第2基地局を作り、携帯発電機と・・・、
 これまた携帯アンテナを組み立てて・・・、
見事なセッティング・・・、
 
 南側には巨大なマンションがそびえて・・・、
 街はこんなに静かな佇まい・・・、
 もう時計の針は午後9時を廻っていました。終了は10時になり少し疲れましたが、実りある訓練でした。
 さてここは神田橋近くの学士会館、東京大学の関係者のための施設、
 ここで頂きましたのは鱧(はも)の甘酢和え・・・、初夏の名物でほくほくしてとっても美味しく・・・、
さらに杏仁豆腐とアイスクリームまでデザートに、今日もメタボになってしまいました。習志野市医師会では災害時に無線が利用できるよう、常に訓練をしています。

2013年7月20日土曜日

今日は東葛地区医療協議会に出席して

 この白い蕾は何の花かわかりますか?初夏を彩る風物詩、少なくとも私の心の中では・・・、
 開花するとまるでお灸をすえた跡のようなのでヤイトバナ(灸花)とも言いますが、本名はヘクソカズラです。可憐な花に失礼かとは思う命名は、この匂いをかげば分かりますので、勇気をもって鼻を近づけましょう。
 初夏ともなれば流行ってくるのがこの病気、手足口病です。手と足と口の中に出来る発疹が特徴です。今年はこの病気が大流行で、習志野市はこれから流行が予測されています。
 これは何の病気でしょうか?実はペニシリンアレルギーの薬疹です。薬剤の副作用は極めてわずかではありますが、避けられません。そんな時、医師と患者さんの信頼関係が大切と思っています。
 さて、前置きが長すぎました。今日は診療を終えてすぐに電車に乗って柏駅に行きました。私たちが暮らす津田沼と比較してやや大きな街並み・・・、
 会場のクレストホテル、昔京成津田沼駅前にもありましたが、今では柏市だけになりました。
 流山市医師会の大津先生がこの会の意義を丁寧にあいさつのときに説明、千葉県の人口620万人の約半分の300万人が暮らす東葛地区での医療の改善、改革をとのこと。
 今回は身近な医療をテーマに・・・、
 最初に感染症の診断と治療で杏林大学小林先生のご講演を聴きました。
 次に東葛病院の下先生の病理の重要性を訴えるご講演・・・、
習志野市医師会の山本副会長からその活動を評価する賛辞が贈られ・・・、
 さて、これは何でしょうか?紫陽花の蕾です、日当たりの悪いところにあった花をパシャリ、
 ヘビいちご?の葉っぱです。これほど鮮やかに足元から声をかけてくれていたのに、これまで気づかなくてごめんなさい。
お隣の庭のキウイの実、こんなに毛むくじゃらでした。マクロでのパシャは素晴らしい世界が開けます、皆さんもいかがですか。

2013年7月13日土曜日

習志野市民公開講座『前立腺がん検診を受けましょう』

 土曜日の今日、診療を終えて大久保駅そばの習志野市民会館へ、
 建物の裏手には野球のグラウンドがありました。大汗をかいて野球をしていました。
 もうコスモスとはちと早い・・・、
 谷津保健病院泌尿器科の本田先生が司会をして、
 習志野市の誇る前立腺がん検診体制は平成14年に始まり、これまで多くの患者さんを診断してきました。
 津田沼中央総合病院泌尿器科の小泉先生が検診についての講演をしました。
 続いて、済生会習志野病院泌尿器科の三上先生が座長を務め、
 前立腺がんの治療法についての講演を、
 東邦大学佐倉病院泌尿器科の鈴木教授が講演をしました。
 解体新書には解剖学が良く残っていましたが、前立腺との記載はなく、この3文字が日本医学に登場したのはずっと後のことでした。
 PSAという微量のたんぱく質が前立腺から分泌されてきます。その量をはかって、4ng/ml以上であればがんの疑いが出てきます。
 最後は本田先生が司会をして、会場からの前立腺がんの質問に答えます。
 講演をした鈴木教授と三上先生・・・、
左から津田沼病院の梶本先生と、津田沼中央総合病院の小泉先生・・・、
PSAはたった1回の測定で4未満なら安心してしばらく受けなくても良いかとの質問に、毎年1回は受けて経過を見ましょうと答えました。

 習志野市にこのがん検診システムを敷いた津田沼病院前院長の梶本伸一先生、2時間余り一生懸命聴いてくれた会場の市民にお礼の言葉を投げかけて、会は終わりました。