2014年9月29日月曜日

習志野排尿フォーラム2014に出席して

 今日は午後の診療を終えるともう真っ暗、日が沈むのが早くなりました。急いで会場へと車を走らせました。
 日本大学の高橋教授に過活動膀胱のご講演をして頂きました。高齢化に伴い、急に尿意を催してくるとモジモジして我慢できなくなり、時にはおもらししてしまう事が有ります。
 座長は谷津保健病院の本田先生、習志野市の泌尿器科の指導者です。
 1日に7回までの尿の回数、3~4時間は我慢できる、そして夜間は1回まで。これを越す人は過活動膀胱なのです。
 会を終えるにあたり、もう一人の指導者、済生会習志野病院泌尿器科の三上先生です。病診連携を生かして、習志野市の泌尿器疾患治療に取り組む姿勢でファイト充分です。
 問題①、今日は地理の質問?この山はなんていう山でしょうか。ヒント、徳川将軍家の埋蔵金が今もこの山中深に隠されていると言う、上州の名山です。
問題②この山はなんていう山でしょうか。活火山で今回噴火した御嶽山同様、木が一本もなくザラザラしたがれ場です。そして火山注意レベル3で、火口より4km以内には入ってはいけませんとの規制がひかれています。長野県の東にあります。

2014年9月28日日曜日

習志野市総合防災訓練に参加しました

 今日は防災訓練、何となくウキウキして落ち着かなくて、自転車に乗って10分で医師会館へ到着、9時に医師会員に無線コールをしていると、外では健康支援課の皆さんが準備開始・・・、
 10時ちょうどに宮本市長が防災訓練の意義を話しました。昨日の御嶽山を例に挙げて、いつ起こっても不思議ないので、つねに訓練は怠りなく・・・、
 習志野市が誇る防災の大魔神か守護神か・・・、健康危機対策監の太田さんはマイクなしでも通る声、さらにマイクを使えば耳をつんざく声で、今日の訓練の行程を説明・・・、
 倒壊して24時間放置してあった家屋が道路に倒れて、通行の妨げ・・・、チェンソー部隊が柱を切りはじめました。
 そして路上の木材と瓦礫を除去開始・・・、
 近くで車両に閉じ込められて24時間、これ以上待てません。車両火災の可能性があり、消防隊出動・・・、
 車内には運転手が閉じ込められて、容易に救出し搬送できません。
 そこで金属カッターで切りはじめました。
 休む暇もなく、倒壊した家屋の中に人がもう丸1日閉じ込められています。ここで活躍するのは災害救助犬です。
 手前はアメリカンコッカスパニエルに似ていますが少し違いますね、隣はチョコラブさんです。家屋に向かって、中に傷病者がいるのを見つけて、大きな声で吠えていました。
 連絡を受けた自衛隊の先遣隊がオートバイに乗って勇ましく登場・・・、
 『大丈夫ですか、誰かいますか。』『ひとりだけ声が聞こえるぞ。』
 ドアを壊して室内に入って傷病者を探してくれました。
 1人目は比較的軽傷です。歩いて救護所に近づいていますし、同行して支えている女性も笑顔ですから・・・、
 2人目はそうはいきません・・・、担架で急いで運ばれてきました。
 意識はなく、呼びかけに応答ありません。左で脈拍を見ているのは実籾で小児科診療の赤松医師、災害医療に深い関心と知識を持っています。
 トリアージ指揮者をしているのは、谷津で循環器内科の平野先生・・・、爪を圧迫して白い爪がまた赤くなる時間(CRT)を見ています。2秒以内なら正常ですが、少し遅くて循環が悪化しています。
 最初に運ばれてきた方はトリアージで緑となりました。緑の判定は、自分で歩いてこられる方で、意識が正常で心臓も肺にも問題は無い方・・・、腕の骨が折れていても災害時は緑、応急処置の後帰宅していただきます。右は習志野第一病院の院長、三橋稔先生です。習志野市の救急災害の父です。
 奥にはトリアージ黒の方が横たわっていました。意識が無くて、呼吸状態が悪く気道から痰などを取り除いても、自分で呼吸ができ人は、災害時には助けることなく放置します。お気の毒ですが、絶対多数の傷病者を効率よく治療するためには欠かせない考え方です。
 衆議院議員の小林鷹行さんです、多忙な仕事の中、習志野市のために駆けつけてくれました。
 医師会のブースでは3.11の際に3回にわたって南三陸町を訪れて医療活動をしたときの様子を展示しました。足を止めた方も多く、現地に行った医師3名で説明をしました。
 今日も暑い中、習志野市のナラシド君は大活躍、出も終わった後には大汗をかいていました。以前に銀座通りでウルトラマンが活躍していましたが、張り切り過ぎて熱中症にかかり、路地でぬいぐるみを脱いでダウンしていました。
 自衛隊の調理作業隊です。美味しそう炊き出しに、長蛇の列でした。
 緊張した面持ちの3~4歳くらいの子供たち・・・、
 消防隊の高所作業と消防活動をする、はしご車に乗れるからです。皆喜んでいました。
 その後も災害無線訓練は続きました。第1中学、第2中学、第7中学に集合した救護所と連絡を取り、けが人の数と程度を知り、済生会習志野病院、津田沼中央総合病院、習志野第一病院、谷津保健病院に受け入れ可能か打診していました。
今日はチーバ君も来ていました。チーバ君は姿が千葉県の形をしているので、この名前がつきました。さて、今日は長編になりました。習志野市では常に災害が起きた時のことを考えて、これからも訓練を続けていきます。

2014年9月27日土曜日

第2回習志野市認知症シンポジウム開催

 ある日の夕方、北の空に素敵な虹が・・・、
 雨がぱらぱらと降ったので、空を見上げるときれいに浮かんでいました。
 西の空を見返すと、鮮やかな夕焼け・・・、出もいつも思うのはフォトの時には電線が邪魔ですね。いつかは地中に潜るのでしょうか?
 今日は午前中で診療は終わり、急いで習志野市民会館へ駆けつけました。今日も講演を聴きに来た方々で会場は熱気に包まれていました。
 最初は市長の挨拶・・・、と思っていたら何やら緑色の可愛い姿・・・、そうです此れが習志野市で生まれたナラシド君、谷津干潟生まれの可愛い音楽好きの小鳥さんんです、よろしく。
 宮本市長のご挨拶、いつまでもこの習志野の街で認知症になっても暮らしていける街づくりを。
 第1部はシンポジウム、最初は大久保の古川先生、認知症はアルツハイマー病だけでなく、糖尿病などの生活習慣病からもなるので日常生活での食事や運動が大事とのお話し。
 新習志野訪問看護ステーションの山口和枝さんは、看護師が認知症の方とご家族の家庭を訪問して、様々な看護をします。
 認知症の方がおれおれ詐欺などの被害にあうリスクは7倍、そんな危険は成年後見人制度を使って防ぎましょうと、NPOの土井さんです。
 東習志野包括支援センター、主任ケアマネージャーでセンター長の脇本さんは困ったらまずセンターで相談・・・、皆で協力して対応しますとのご家族ともども支えていく姿勢を教えてくれました。
 シンポジウムでの質問では、皆さんから事前に多くの質問が上がっていて、時間いっぱいお答えしました。
 次は特別講演、司会は谷津5丁目で内科訪問診療をしている蒔田隆先生。お隣は手話通訳の方、聴覚障害の方にも優しい講演会です。
 遠く岐阜県土岐市で幅広く認知症診断治療、在宅医療とグループホームを展開してる長谷川先生・・・、
 ご自身の豊富なご経験をもとに、身振り手振りで会場の方を引き付け、笑いを交えて1時間のご講演でした。
 既に時間は4時に近く、そろそろ終わり。この間ずっと3人の速記の方がプロジェクターに後援している言葉を書きあらわして下さって、手話が分らない方にとっても助かりました。
素敵なお花を頂きました。充実した一日、今日はクイズはありません。さて、明日は朝から防災訓練ですので、今日は早く休むことにします。おやすみなさい。