2014年11月7日金曜日

学校保健研修会に出席して

 今日は午後の診療が遅くまで続き、終わるやおにぎりを1ケ丸呑みして、直ぐに京成津田沼駅のサンロード津田沼へと向かいました。
 今日は谷津保健病院小児科部長の塚田日出樹先生による『子供の成長障害』の講演です。いつもと違うのは今日は学校での健康管理を一手に担う養護教諭の先生方のための講演会です。
 身長で悩む方たちは多くいますが、それがもし病気が原因であったなら・・・、クラスの一番小さい子やその次の子は果たして単なる成長期が遅れているだけなのか?
 中には脳下垂体の成長ホルモン分泌障害や、染色体の病気であるターナー症候群が隠れている事が有ります。
 また、成長ホルモンの分泌は精神的ストレスや睡眠不足でも生じるから不思議ですね。充分な両親の愛情と睡眠に満ち足りていると、成長ホルモンが分泌され身長が伸びます。
 会場ではお仕事を終えた養護教諭のかたたちが熱心にメモを取って勉強していました。
 大久保で内科・漢方医学専門の細川先生も勉強熱心で資料を見入って勉強されています。
 会の終わりに塚田先生への謝辞とまた養護の先生方への医師からの要望をお伝え、一人でも多くの成長障害に悩む子供たちを治療に結びつけますようにエールを送りました。塚田先生も私も背が大きいのは、子供の頃に充分すぎる睡眠をとったせいでしょうか。
 晩秋の澄み切った青空に紅葉が生えて、白い雲とのコントラストも美しい、秋のヒトこまです。
質問①、今年は日本全国で蛾の発生が問題になりました。この綺麗なライトブラウンの蛾のお名前は?
習志野市医師会ではこの様な講演会も応援して、一人でも病気で悩む人たちを救えるように心がけております。

4 件のコメント:

  1. 我が子の成長は、ついつい些細なことを心配してしまいます。成長が早すぎても、遅すぎても心配になってしまいます。小さなサインを見落とさぬよう、気を付けたいと思います。
    堀部先生も、いつもいつもお忙しくされていらっしゃいますが、時にはゆっくり休養を取られてください。先生のような方が元気でいてくださらないと、我々は困ります。

    クイズですが、マイマイでしょうか?

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  2. 会長(堀部)2014年11月9日 17:50

    子供の成長を握るキーは6歳までは栄養、そして6~12歳まではホルモン、特に成長ホルモンの役割が大事です。さて、私の体の事まで心配してくださってありがとうございます。此れでも時には息抜きをしているので心配ありません。さて、この蛾ですが、大きさは5cm位、名前はわかりません。もう少し調べてみます。

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  3. ファイザー 岩本2014年11月11日 10:59

    金曜日の遅い時間にも関わらず、20名を超える先生方にお集まり頂きました。活発な質疑応答で大変有意義な会となりました。今回のご講演内容を、学校健診や3歳児健診での低身長の早期発見にお役立て頂き、専門先生への受診に繋げて頂ければと思います。
    クイズですが、「リンゴカレハ」 でしょうか?

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    1. 会長(香澄)2014年11月11日 23:12

      岩本さん、コメントありがとうございます。背が低いだけでなく、心までとっても暗い人生になるか、それとも早期発見と治療に結びつくことで輝ける歩みを始められるか、養護教諭の知識と勇気は大切ですね。さて、リンゴカレハはピンポンピンポンのようですね。そばにはコナラの木がたくさん生えている雑木林でした。

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