2015年11月28日土曜日

新型インフルエンザ対策訓練に行きました

 ここは幕張メッセ、向こうに見えるのはツインタワー・・・、
 ここで何が起きたのか?
 今日は午前の診療を終えて、会談を済ませました。そしてその足ですぐに幕張メッセに向かいました。新型インフルエンザが流行し始めた時、患者さんとそう出ない人を分けて治療に当たるのは、とても大切です。
 様々なトラブルが発生する可能性があります。まずは入り口に千葉県警察のかたが待機して・・・、
 受付を済ませるとすぐにマスクを配布するコーナーがあります。でも良く見ると、マスクの適切な装着の仕方が分っていませんでした。
 そして次のコーナーでは手を充分に消毒して、患者さんから患者さん感染拡大を防ぎます。
 次のコーナーではサーモグラフィーで体温チェックと感染していないかどうかいろいろと質問をします。
 最後には、こんな混乱が予想される時だからこそ、お聴きしたい質問、疑問に答えるコーナーを設置しました。
 さて、山では雪の便りが聞こえてきます。今日の質問①、この有名な関東地方の滝はなんという名称でしょうか?
 そしてダケカンバの林の向こうには・・・、
 熊笹が心なしく元気を失っていました。
質問②、滝のすぐそばに広がるこの平原は何でしょうか?ヒントは〇場〇原です。ここは関東地方の一番北に位置します。

2015年11月18日水曜日

習志野市病診連携症例検討会に出席しました

 皆様はもうこのお花の名前を覚えてくださいましたか。
 皇帝ダリアという名前らしく、空高くそびえていました。でも今日は午後から雨の予報、花弁はそれを知ってか下を向いて咲いています。
 セイヨウトチノキの紅葉、習志野市の街並みにはこの樹が街路樹として並んでいるところが多いですね。
 ドウダンツツジは春には白いスズランの様な花弁を開き・・・、
 秋が深まると見事な紅葉を楽しませてくれます。
 今日で33回を迎えた症例検討会です。
 司会は谷津保健病院で循環器内科の須藤先生。
 そしてミニレクチャーは済生会習志野病院糖尿病代謝科の藤原先生です。
糖尿病を取り巻く最近の話題に関してお話ししてくださいました。
最初の症例は実籾駅前で内科循環器科の蒔田国先生です。余裕の笑みを浮かべて、これから講演をしてくれます。
 下腿に細菌による化膿が始まったケース、珍しいばい菌が原因でした。
 次は初老の白髪頭の先生・・・、
 高齢化した社会で、どこまで医療は頑張るのか?医学がこれだけ進んできましたが、果たして医療として人を救っているのか疑問を感じて報告しました。
 谷津保健病院包括ケア病棟の意義は、高齢者の病気を治すのではなく、自宅に帰れるように支えてくれる医療を目指してくれます。
 次は呼吸不全、息が苦しくて充分に体に酸素が回らない病気。
 胸部CTは無くてはならない診断法です。
 
 済生会習志野病院呼吸器内科の家里先生は、髭が素敵な長髪の芸術家のような風貌の先生・・・、
 原因となる肺炎球菌のお話をしてくれました。
糖尿病患者さんの足は常に危険をはらんでいます。
 津田沼中央総合病院外科の波多野先生は、いかにして足の切断をしないで治療できるか、その限界をお話ししてくださいました。
 
 フットケア外来を開いて習志野市民の足を守って下さっています。
会場は満員、夜遅くまで尽きることのない討論が行われました。

2015年11月17日火曜日

サポート医研修会を開催しました

 今日も司会は谷津で内科小児科在宅医療を頑張っている蒔田隆先生。
 そして特別講演は津田沼駅南口下車3分、モリシアオフィース棟7会で心療内科をしている白石先生・・・、
 皆さん空腹感に耐えてお茶をすすりながら、熱のこもった講演。
 先生はペットCT、と言ってもワンコやニャンコのCTスキャンではありません。特別な注射をしてから身体に蓄積した放射線をCTで読み取って、どこに集まったかを調べることで、色々な事が分ります。
 白石先生は平成27年4月に開院したばかりですが、連日満員で行列のできる心療内科・精神科医としてとても頼りにされています。
 講演の後のグループ実習では袖ケ浦で内科診療の田中先生、
 津田沼で泌尿器科・透析医療の梶本先生、
蒔田隆先生と手前の白髪頭で薄ら禿げの香澄で診療している堀部・・・、夜も更けるまで議論白熱して、なぜか今日も帰宅は10時を回っていました。習志野市医師会では認知症と看護師、市職員、ケアマネージャーとの交流と会話を深めて、市民にとって安心して暮らせる街にするよう頑張っています。

2015年11月15日日曜日

千葉市医師会ICLSワークショップに出席しました

 今日は雨の朝、東に40km離れた千葉市の東の果て、すぐ向こうは大網市、ここは千葉市消防学校です。
 庭木に眼をやると、まだ若々しい30才代も・・・、
 白髪頭の70才台もいて、ヒトと同じ早く老けてしまう樹木もあります。
 さて、今日は朝9時からICLSといって、突然の心停止の時に最初の10分間はどんな処置をするべきか学ぶ会。
 しかも、ワークショップと言って、講習を受けにきた受講生に教えるスキルを教わる会です。右は責任者の千葉市花見川区で脳外科診療所の赤石先生。左は救急医療センターの相川先生です。
 時計はまだ9時を少し回った日曜日の朝。
 講習生の休み時間には医師会よりコーヒーやお茶とお菓子のサービス・・・、
 最初は消防士の救急処置の模範演技、毎日のように実戦で訓練を重ねており、医師より大声で上手にやります。
 そして、蘇生を行った実習生を相手に、どのような言葉を掛ければ実習生がやる気を出して益々学んでくれるか考えながら評価をする手技を覚えるコースです。
 電卓を持っている習志野第一病院整形外科医の鎌田先生、向かい合っているのは大久保で循環器内科の豊崎先生。コミュニケーションスキルと教え方を見る実習です。
 次はインストラクターが生徒の役割で蘇生を行います。豊崎先生はインストラクターになった気分で見て、評価して・・・、
 『いまの胸骨圧迫法は力も入っていて、1分間に100回のペースでマッサージもできていて、とても良かったですよ。ただ・・・、』のようなやる気を出させる評価法を覚えさせる訓練。
 鎌田先生も引き続いてインストラクターの演技を同じ目線で良く見て、評価と指導をする役割を演じます。
 お昼の弁当を食べてから、眠たくなる眼をこすって、まずは訓練に使うダミー人形や除細動器、点滴台、気管内挿管器具の準備法を学びます。
 実習生は皆、あーでもない、こーでもないと言って相談しながら配置を考えます。
 ダミー人形のパンツを脱がせて、お腹の深くにあるスイッチを押して、心電図を出せるよう準備もします。
 呼吸が止まった人に使う様々な器具の説明。
 ふと見たら、ダミーちゃんは『アーアー、もう疲れたよ。』とつぶやいて・・・。
廊下に出るともっと怖い筋肉人形・・・、
 骨人形・・・、
 長かった実習を終えたのは午後6時近く、鎌田先生は成績優秀の表彰を千葉市医師会救急理事の中村先生から授与されました。
 そして、豊崎先生も成績優秀者・・・、これで習志野市医師会にもインストラクターとプレ・インストラクター合わせて3名になりました。万歳!!!