2010年9月24日金曜日

ゆめ半島千葉国体

9/16(木)に習志野市茜浜にある千葉県国際総合水泳場に
習志野市医師会より国体の救護班として派遣されました。ちょうど水球の試合の白熱する様子をプールサイドより観戦できました。水球は8分×4ゲーム行いますが、その間選手たちは顔を水面に出して力泳を繰り返していました。後から鹿児島南高校の選手とお話ができましたので、1試合でどのくらい泳ぐのかお聞きしましたら、約5.000mだそうです。高校生を中心にしたチームが力いっぱい頑張っている姿は、なかなか感動的で見ごたえのあるものでした。医師会では国体を側面から応援して、中には診療を休診にして協力してくださる先生もいました。でも、こういう仕事は若者の息吹を目の当たりに受けて、生きる力を授けてもらうようで、楽しいものですね。









自宅で死を迎える

9/15(水)に習志野市医師会では在宅で死を迎える終末期医療について、パネルディスカッションを行いました。『ねがはくば花のもとにて春死なむ その如月の望月のころ』と西行法師は詠み、死生観を的確に伝えました。核家族化して、さらに宗教の衰退から死の受容化が困難になり、病院で死ぬことが都市部では90%に達しています。家族に見守られながら、住み慣れた我が家で死を迎えることはかなわないのでしょうか。パスカルは『ヒトは生まれながらの死刑囚』と述べて、人間の死亡率は100%という当たり前のことを改めて述べています。死はだれもがその本質は見ることができないところにあります。姿が見えないからこそこわいのです。大いに死を語り、少しでも漠然としてでも理解することで、案外死を安らかに迎えるようになれるかもしれません。『幽霊の正体見たり 枯れ尾花』とも言われていますから。