2010年11月5日金曜日

在宅医療をしていると

今日は午前中の診療が長引いて、終わったのは午後2時近くになりました。自宅でリハビリを続けて頑張っている金❍さんが待っているので、自転車に乗って往診に向かいました。晩秋とはいえ風はそれほど冷たくなく、心地よく頬をなでてきます。金❍さんは誤嚥をして何回か肺炎になり入院を繰り返しましたが、今は元気で自宅でのんびりと奥様との会話を楽しんでいます。金❍さんはお酒は飲みませんが、何よりタバコが好きです。入院中は大好きなタバコが禁じられていましたので、一日も早く退院したいと願っていました。自宅に戻ってからは、1日3本でしたが、だんだん増えて、今では10本までは良いということになりました。今日も訪ねましたら、机の上の灰皿にはフィルター近くまで大切に吸われた吸殻が3本ありました。自分の責任で好きなことをやって、人生を楽しむ金❍さんの姿勢に、私も共感を覚えています。医師会ではこのような、在宅医療(訪問診療、往診)を多くの先生方が行ってくれています。ご希望の方は身近にいる習志野市医師会の開業されている先生にご相談してください。

2 件のコメント:

  1. 在宅医療はお医者様と患者様の距離が近づき、絆がより深まる、あたたかさを感じます。終末期医療の研究会を手伝わせていただき感じたことは、在宅で看取ることは家族の愛情を再確認できる機会にもなるということです。地域で取り組む医療に貢献したいと思います。

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  2. 私たちは年はとっても日頃鍛え上げたこの体、気力体力を充実させて在宅医療に取り組んでいます。市民の皆様も往診や在宅での診療を希望される方がおりましたら、お近くの習志野市医師会の先生に声をかけてみてください。

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