今日は谷津保健病院の消化器ナイトミーティングの夜・・・、診療を終えてみぞれ交じりの雨の中駆けつけました。司会は消化器内科の星野先生、卓越した知識と技術で習志野市の医療水準の向上に寄与されています。
そしてもう一人の司会は、外科の向後先生です。
最初の演者は内科の山桐先生、少し緊張していましたが、肝硬変に肝臓がんが合併したケースの的確な治療を報告・・・、
同じく内科の永谷先生も肝内胆管癌の診断の難しさを説明・・・、
外科の鈴木先生は直腸に出来た肛門扁桃という極めて稀なケースをなぜそのような診断になったかを、免疫染色法で解説し・・・、
これは肝臓がんの造影CTです、点滴で造影剤を血管内に入れてから、CT撮影を行い診断をより明らかにする手技です。
これは胃の腺種という良性と悪性の境界領域の腫瘍を内視鏡下に時間をかけてゆっくり粘膜をはがして切除する高等技術を紹介・・・、
会場から思わず袖ケ浦で内科診療をしている木村先生から質問が飛び・・・、そのほかにも多くの質問と答えが交わされました。
そして今日の特別講演は、東京女子医科大学青山病院教授の長原先生による『メタボリックシンドロームと肝疾患』です。
アルコールを飲まない人にも脂肪肝が発生し、また太っていない人にも見られることがあるこの疾患は、時として牙をむき肝硬変に至りそして肝臓がんを発症して命を滅ぼす・・・、なぜ突然良性の脂肪肝がNASHに変貌するか、そのきっかけはいまだ解明されておりません。
最後に講評を院長の宮崎先生が行い、この集まりが発表する側に医師にとっても研鑽になり、また集まった開業医の医師にも勉強になるので、ますます力を入れていきたいと述べられました。
1890年のゴッホの作品、『オーヴェールの教会』、精神的不安定さを増したゴッホの晩年の作品、微妙にゆがんだ建物と背後の空の不安、そして2又にわかれる道はどこへ続くのか・・・、
1863年のミレーの作品、『羊飼いの少女』やがて暗闇が広がって大地を包む直前、少女が今日1日の幸せに感謝を神にささげ、晩鐘の薄明かりのような幸せが少女を包み込んでいます。
習志野市医師会ではクリニックを病院の連携勉強会をとても重要視しています。
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