2013年5月28日火曜日

今日は逆流性食道炎とピロリ菌のレクチャーに出かけました

 今日は午後からは小雨交じりの曇天で、患者さんは少なくのんびりと診療。時間に余裕をもって幕張に出かけました。
 研究会の会場の窓からは幕張打瀬の高級高層マンションがみえました。
 最初は大久保で消化器内科診療にあたる古川先生の講演、『逆流性食道炎ー患者さんは今の治療に満足しているか?』あふれ出る才能で実に流暢にお話をされていました。
 患者さんは胸焼けや逆流があるので医師から処方された薬のほか、自分でもさらに薬局で買って飲んでいる人が10%もいました。医師としてはショックは隠せません。
 今医師から処方され飲んでいる薬を替えたいですかとの問いかけには、実に30%の患者さんが切り替えたいと思っているのに、また医師としてショック・・・、もう少し気配りをしなくてはと反省しきり。
 浜松医科大学よりいらしてくれた杉本先生は『ピロリ菌除菌療法の最新情報』の演題で講演・・・、
 ピロリ菌感染に伴う胃十二指腸潰瘍や胃がんはやがて減少して、消炎鎮痛剤の内服副作用に伴う潰瘍や逆流性食道炎が日本人にも増えてきています。
 また、ピロリ菌の除菌は数年前には80%以上あったのに、抗生物質が効かないピロリ菌が増えてきて、今では70%を切るまでになってきました。
 また、市川市で4月から開始された胃がんの血液検診、いわゆるABC検診について解説され、問題点を鋭く指摘しました。
 右から袖ケ浦の田中先生、実籾の蒔田国先生、秋津の蒔田順先生、藤崎の石原先生、津田沼の梶本俊先生、花咲の村井先生、
 遠くから津田沼の吉越先生、谷津の蒔田隆先生、そして質問する大久保の古川先生、皆遅くまで目をキラキラさせてディスカッションに参加。
 香澄公園の菖蒲池は今が盛りの素晴らしさ、
 水郷まで行かなくてもすぐ近くで菖蒲の美しさ、力強さに見とれました。
 これはミズキ、枝を折ると水がぽたぽたと滴り落ちてくることからこう呼ばれています。初夏を迎えた美しい緑の濃い葉の色ですね。習志野市医師会は毎日が勉強の連続、患者さんの診療に生かしています。健康相談はすぐにお近くの習志野市医師会の先生にどうぞ。

2013年5月27日月曜日

今日は災害時の無線通信のトレーニング

 今日は医師会の会議はなく、そして訪問診療もない珍しく穏やかな気分の昼休み・・・、近くの香澄公園に散策に・・・、入り口にはシャラノキ、別名夏椿の花が満開に咲き誇っていました。
 庭園内の小さな小川には冷たい風が流れていました。
 平日の昼日向、高い木に覆われて少し鬱蒼として街の中の公園とは思えない別世界・・・、
 トクサの植え込みもありました。
 さて、午後の診療を終えて医師会へ向かいました。皆今日の診療を急いで頑張って、それから訓練開始・・・、ご苦労様です。最初のコールは津田沼病院で透析や泌尿器科診療をしているは梶本俊先生。堂々として無線機を持つ手も自然に身について素敵ですね。
 谷津で内科小児科診療の蒔田隆先生もハンディ機をもって準備に余念がありません。
 習志野第一病院整形外科の鎌田先生は習志野市の災害医療コーディネーターやメディカルコントロール協議会委員を務める災害医療の一人者・・・、学生時代に取得したアマチュア無線免許を持っていて、今日は初参加です。
 そして私は携帯無線機をもって、おでこにはLEDライトをつけて車で市内を廻り、そして自宅の2階から無線機がどこまで届くのか試験をしました。医師会のある津田沼から香澄や袖ケ浦へは中型の20W無線機から出す音声は明瞭に聞き取れますが、こちらから離す声は医師会までは届きませんでした。個人の無線機は5Wと出力が低いのが原因でしょう。
こちらは香澄公園のぬし、茶色い毛並みに黄色い瞳、ゆっくりと動く姿は堂々として野良猫ではないようです。丸々と太っていました。

2013年5月23日木曜日

千葉県医師会の新会館地鎮祭に出かけました

 
 今日は朝から太陽の陽射しがまぶしく輝く、初夏の香りが漂っています。千葉県医師会の新会館地鎮祭に出席しました。
 最初に皆さんお手を清めてから会が始まり・・・、
 祭壇には神様が天から降りて宿ります、そのためお神酒にお米、そして野菜に果物をお供えしてお待ちします。
 習志野市医師会でもこれまで千葉県医師会には多くの指導を受けており、感謝の念を込めましてお酒を奉献しました。
 神様が天から降りてくるのを迎える降神の儀の後で、神主さんがお祝いのみことのりを詠います。
 神様よりいただいたお米をまき、この土地に末永く繁栄がもたらされるようお祈りをします。
 鍬入れの儀はまず施工する会社の方が稲を刈って、
 県医師会の井上会長が鍬を入れて、エイ、エイ、エイと元気よく掛け声。
 そして最後に神様に榊(さかき)を奉納して、やがて神様が天に昇っていく昇進の儀を終えるとめでたく地鎮祭は終わりを迎えました。この地に千葉県医師会館が建設され、10年20年・・・10年後も医師の中心的活躍の場として様々な問題に対応することを願っています。
 さて、どうですかこれは不思議な植物ですね。縞々に触るとヒヤッとしてヌルヌルして思わず手を放したくなるこの感触。
 地面から飛び出してきた蝮の腹でした・・・、いえいえそれはウソです。この腹は2つの葉鞘が重なって、紫褐色のまだらな模様がマムシに似ていると考えられたところからムラサキマクシグサという恐ろしい名がつけられました。
少し遠くから見ると衝撃感、刺激性は減ってきますね。秋には赤い粒粒の実を実らせます、食べると口がひん曲がるようです、皆さん気を付けて。

2013年5月15日水曜日

秋津ケア会議と学術講演会

 これはダンジネスクラブです、アメリカ銀杏ガニと言って約20cmもある大きなかにで、背中が盛り上がっていてcancer(癌)の語源になったようです
 ひっくり返すとまた大きな足と鋏をしています。
 さて今日は午前中の診療を終えて秋津総合福祉センターに出かけました。車で5分のところにあり、習志野市の海岸地区の福祉の中心です。
 第27回の秋津ケア会議、医療と福祉、それに介護が集まって討論・・・、赤い背中は薬剤師会のマドンナの櫛方会長さんです。いつもおしゃれな素敵な方です。
 香澄で歯科診療の渡辺先生、初めての出席で歯科医の立場を説明。
 秋津包括支援センターの阿部さんです。こちらも初めて出席しました。
 司会はデイサービスの田邉さん、忙しい中今回も準備をしてくれました。左はケアマネの岡村さん、右は居宅介護支援センターの君塚さんです。
 午後の診療を終えて夜は習志野市学術講演会、座長は谷津保健病院皮膚科の池田先生・・・、
 そして講演を千葉市で皮ふ科診療を長年にわたってやっている田邉先生です。
 今日はアレルギー性皮膚疾患の診断と治療に関して教えてくれました。
 年齢により異なる発症原因を説明。
 貨幣状湿疹型皮疹の1例、ステロイド軟こうを用いた適切な治療で改善しました。
 皆一生懸命明日の診療に生かすべくお聴きになっていました。
 昨日理事会のメンバーも出席して・・・、
津田沼で小児科診療の久保田先生は日常臨床での疑問点を質問してくれました。習志野市医師会では毎週のように講演会から研究会まで忙しい中、診察技術の向上のため、勉強しています。困ったことは習志野市医師会の先生に診察と相談ください。