まさか熊本で震災が起きるとは・・・、専門家の意見ですが、神様は時には非情でもありますが、私たちは負けません。倉庫から募金箱を探し出しました。タクロバンでの猛烈台風の時でした。
そして早速、クリニックでは窓口にこの募金をお願いしましたところ、何人もの患者さんが応援をして下さいました。
さて、土曜日午前中の診療を終えると急いでおにぎりを飲み込んで、大久保駅前に駆けつけました。
習志野市民会館で6月から始まる胃がんのリスク検診のための講演会を開きました。
習志野市の若きリーダーの宮本泰介市長がご多忙の中かけつけてご挨拶をして下さいました。
ご自身の胃内視鏡を受けられた経験を述べてくれました。
聴覚障碍者でも目から理解できるように、4名の方がパソコンで入力してくださいました。
最初は胃がんとピロリ菌の関係・・・、
津田沼で消化器内科診療の吉越先生が落ち着いた口調でお話し・・・、
この不思議なばい菌が1982年に復活祭と言う偶然の5日間のお休みの後で発見されたことなど・・・、
2番目は消化器内科医で尾髙内科胃腸クリニックの尾髙先生はこの検診がどの様な流れで行われるのか・・・、
胃がんにかかるヒト、胃がんで亡くなるヒト、ともにとても多いのです。
胃がんのリスクはピロリ菌、その結果胃の壁が萎縮といって薄くなって元気がなくなると胃がん発生につながります。
最後の講演は谷津保健病院消化器内科部長の星野先生です。
最新の胃がん治療法とは・・・、
胃内視鏡で出来るだけ早期がんのうちに見つけ出すことから始まります。
胃の壁に液体を注入してがんを浮かべあがらせて、内視鏡の穴から入れた電気メスで切り取っていきます。
最後に3人の先生が壇上に並んで、市民の方からの質問に詳しく、そして分りやすく答えてくれました。
急な開催で準備期間も短い中、200名近くの市民の方が参加して、質問をしてくれました。やはり、素晴らしい市民の方が多く、そして素敵な医師の仲間を抱えた習志野市医師会だなあと感じた土曜の午後でした。
お疲れ様でした。
返信削除大盛況だったようですね。
お写真を拝見すると、先生方がとても丁寧に分かりやすく、ご解説されたのですね。
また、聴覚障害のある方のために、同時入力で映写するなんて、なんとも素敵な会です。
胃がんの治療は随分と進歩しているようですね。
しっかりと定期健診を受けて、早期発見に努めたいと思います。
コメントありがとうございます。これからは中学高校生にピロリ菌スクリーニング検診をして、もし陽性ならば除菌する、いやいやカメラを強制しない、このような動きも出始めています。胃がんのピロリ菌は子宮頸がんのヒトパピローマウイルス、肝がんのB/C型肝炎ウイルスと同じです。
返信削除