土曜日の午後出かけて東京駅で新幹線、左は山形行、右は仙台行のドッキング新幹線・・・、
私は仙台行の乗って、宇都宮までの1時間の旅、東北新幹線は本数が少ないので遅れないように気を配り・・・、宇都宮についたら街灯は消してありかなり薄暗い街並みで少し物騒な感じさえして、とても暗い裏通りの飲み屋さんには行ける雰囲気ではありませんでした。
早朝4時にホテルの10階はユッサユッサと揺れて目をさまし、早めにシャワーを浴びて出発、ローカル線のドアはなかなか空かないのでどうしたのかと見ていると、乗客はこのボタンを押してドアを開け車内に入っていました。これは省エネのアイデアです。
自治医科大学の表門を入って左に松の林を過ぎて、講堂はとても立派でうらやましい限り・・・、
今日は乳腺超音波診断学の講習会が開催されました。
会が始まる前の緊張のひと時、朝の9時前の光景、これから夕方4時30分までの講習で、お昼御飯もこの席について食べながらのランチョンセミナー・・・。
乳がんは1980ごろからアメリカやヨーロッパでは患者死亡が減ってきています。これはマンモグラフィーの検診が寄与しています。ところが日本では思うようにいかず、まだまだ上昇して年間死亡は1.0万人、しかも40才から50才の年齢が多いのは極めて由々しき問題。
マンモグラフィーでは乳がんの30%は見落としているとの報告もあり、特に若い世代には乳腺エコーが重要な検査となります。このエコーから組織型が分かり、これは比較的治りやすい充実腺管癌です。
一方これは硬癌、進行が速く再発率も高い困ったタイプです、また注意しないと見落とすこともありそうです。
終わってみるととても勉強になり充実した1日。
自治医科大学病院の遠景です。周囲は畑が広がり静かな田園、誘惑のない世界で6年間勉強できるのは羨ましいとこの大学の学生を思い、帰路につきました。習志野市医師会では乳がん検診は主として病院で行っています、お困りの方は主治医の先生に相談してみてください。
乳がんは女性には大変怖い病気ですね。
返信削除特に若い人にも多いとお聞きし、私も昨年から人間ドッグで乳がん健診を受けるようにしています。
できれば先生に教えていただきたいのですが、マンモグラフィーよりも乳腺エコーの方が正確に診断できるのでしょうか?
受診する施設を検討する際の参考にさせていただきたいので是非とも教えていただけますよう宜しくお願いいたします。
宇都宮まではすぐですが、新幹線の旅もなかなかよいですね。
乳がんの診断はなかなか難しく、とくにマンモグラフィーが発展してきました現在でも、比較的若い年齢の乳腺組織が厚い女性ですとマンモグラフィーでは映りがはっきりしないことがあります。こんな時には超音波診断学が生きてきます。皆様も一度は受けてみてくださいね。
返信削除どうして日本では海外のようにうまくいかないのでしょうか。まだマンモグラフィーが一般化されていないからでしょうね。私はまだ乳がん検診を受けたことがありません。
返信削除体のしくみ、そしてそれにまつわる疾患について知るようになると、不安感が増しますが、その分予防や治療に関する知識も増えるので安心に変えられますね。検査、という行動に移してみます。
アトム差ご意見ありがとうございます。私の言葉が足りなかったかもしれないのでもう一度説明、海外では50才を超えてからの乳がんの発症が多くみられ、そのためマンモグラフィーで映りやすい癌が多いのです。これに対してわが国では30~40才代の患者が多く、この年齢の方の乳腺は組織が密でXPの線を通しにくいので、診断が難しいということです。なぜ日本人に若い年齢層の乳がんが多いのかは仮説はありますがわかりません。不思議なことですね。でもこれだけは言えます、若いママが乳癌や子宮癌で亡くなる事があってはいけません。
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