2011年11月29日火曜日

第3回救急災害医療講演会を開催して

今日は診療を終えると一目散に習志野市救急本部に出かけました。今日は待ちに待った講演会、日本医科大学北総病院、救命救急センター教授の益子教授に来ていただき、講演会を行いました。







3/11のような大震災が千葉県でも今後30年間で30%の確率で起こると報道されました。その時我々医師はどう行動するべきか・・・、外傷の初期治療を学びました。








災害における現場で初期の治療は適切に行われているか?










日本医師会では平成22年3月にJMAT構想を打ち立てました。それは大災害時に身近なところで診療をしている、私たち開業医がいざという時に活躍するという構想です。







今日は夜間にもかかわらず、習志野市の消防本部はじめすべての救急医療を担う消防隊が参加、この時間に消防車は動けるのか・・・、思わずいらぬ心配までしてしまいました。習志野市はこれならば大丈夫と安心しました。






死んでしまっては何にもなりません。みんなで力を合わせて、防ぎえる外傷の死亡を減らしましょう。

これは京都の念仏寺・・・、ここでは皆静かに眠りについて・・・、紅葉の色鮮やかに京都の嵯峨野の風景です。

2011年11月22日火曜日

ドクタームーブ飛び廻りの1日でした

午前の診療を終えると、いつものように3分でご飯を丸呑み、そして訪問診療へ出かけました。鳥飼さんは80過ぎの優しいまなざしのかた、愛する夫と娘さんを在宅で看病して見送り、そして今は静かに静養しています。私が駆け付けていろいろお話をしていると、『先生がそばにいてくれるから、安心・・・。』と言われました。お褒めの言葉を頂き嬉しいとともに、その責任の大きさに改めて頑張らなきゃ・・・。
そして、急いで医師会に駆けつけました。1時30分に滑り込むと、宮本市長の代理として習志野市の防災課、角川さんとこれまで懸案でありました『災害時の市と医師会の協定』を締結しました。これで、今後震度5強の震災が起きた時には、医師会の先生はできる限り早く集合して、市民のための災害医療をすることになります。
自宅に帰ると、時計の針はすでに午後9時30分を回っていて、階段には大きな靴下がかけてあり、今からサンタのプレゼントの用意。







クリスマツツリーもすでにそびえ立ち・・・、









テディ―ベアを抱っこしているサンタクロースが座って今か今かとまだ1か月以上も先のお仕事を待ちどうしそうにつぶやき・・・、季節を先取りするのは気分がよくなります。今日は医師会のお仕事を、目が回る忙しさの中で紹介しました。

2011年11月17日木曜日

今日は近くの高校で先生方にお話をしました

今日は私が学校医をつとめています、津田沼高校で先生方に集まっていただき、健康講話を行いました。3/11に震災での医療派遣チームのお話、それとその後3/12から始まった水素爆発に伴う原子力事故での放射線被ばくの話をしました。校庭を測定しますと、3/11以前の4倍から5倍のμシーベルトです。学校での放射線測定と除染も今後検討課題です。
これは震災後2週間の3月下旬の訪問した時の、避難所建物の外で難を逃れて一緒に避難してきたワンコです。寒さの中で空腹に震えて唸っていました。パンの耳をあげたら喜んでほうばって食べました。
朝陽に向かって何を思っているのでしょうか、数日前の幸せな暮らしを思い出しているのか、苦しみの中でもう何も考えまいとしているのか・・・、このワンコを見るたびにいつも心が痛みます。私の大好きなショットの1枚です。

秋も深まり、習志野市でもこんなに立派などんぐりが地面に落ちていて・・・、

鮮やかなモミジは先日山並みを訪ねた時に拾ってきて、本の間で押し花ならぬ押し葉を作成、しばらくの間はしおりとして使います。習志野市医師会は様々な要請にできるだけお答えして、地域での講演会を含めた広報活動をしています。

診療所から病院へのバトンタッチの会を開きました

少しずつ冬が近づき、風邪を引いた患者さんが増えてきました。また、インフルエンザの予防注射を受ける方のピークを迎えています。診療をあわただしく終えると、今日は病診連携症例検討会の第24回、実に12年続いている素晴しい会・・・、推進役は津田沼で糖尿病の診療にあたっている徳山先生、今日も名司会ぶりを発揮して・・・、




最初のケースは袖ケ浦で内科診療の木村先生、ラグビーで鍛えた体は未だにその衰えを知りません。診療に趣味に毎日忙しく飛び回り・・・、今日は消化管異物のケースを報告・・・、






入院治療にあたったのは谷津保健病院消化器内科の松本先生、忙しい中内視鏡を中心に診断と治療にあたっています。

次は実籾で循環器内科の診療にあたる蒔田(国)先生、手足の発疹の後で急速に腎機能障害を来した、原因不明の難症例・・・、筆者もつい興奮して手元がぶれて、せっかくの美男子も・・・、






原因はリンゴ病ウイルスでした、この夏大流行して子供たちの頬を赤く染め上げた、あまり悪さをしないこのウイルスも、大人に感染すると・・・、


こんな怖いことになりますよと、ニコニコした微笑を浮かべながら、開業医に諭すように説明されているのは、谷津保健病院循環器・腎臓疾患を診ている須藤先生、会場では『フーム』とうなずきの声が処々であがり・・・、

最後は高齢者の便秘が続き、いつの間にか体の調子を壊す、直腸穿孔のケース、説明するのは済生会習志野病院外科のホープの唐木先生、多くのスライドでそれは丁寧にわかりやすく提示され、

ストマケアの看護師、花澤さんはこれまであまり治療検討が遅れていてストマ(人工肛門、人口尿道)の管理を述べ、これは困っている患者さんからすると素晴らしいお仕事をされていると感じました。
私たちが自慢にしているのはこの市役所、建物は老朽化して、今建て替えの賛否両論、建物のことではなくこの市役所の中には全国的にも先進的なストマを持つ患者さんのための特別トイレが設置されています。花澤さんの報告で初めて知り、改めてこの詩は素晴らしいと実感・・・、

べそをかいているのは、すぐ近くの小学生、水ぼうそうの後で手足のうみを持った袋がなかなか無くならなくて来院、放っておこうか、つぶすか悩んだ末に・・・、プチッとつぶすと、痛みというより怖くて思わず真珠の涙・・・、

左手でトラのぬいぐるみを抱きしめて・・・、子供たちの行動はいつも可愛らしく素敵です。習志野市医師会はこのように診療でもまた勉強会でも毎日努力を重ねています。困ったことはぜひお近くの医師会の先生の相談してください。


秋も深まりもう立冬を過ぎ・・・、早くしないと凍えるよと声をかけるのは、アゲハチョウの幼虫かと思いましたら、どうも違って『タバコスズメガ』の幼虫、毎日ムシャムシャと食べ荒らして、もう直ぐサナギになります。生きとし生きるものに幸せを。

2011年11月10日木曜日

朝から晩まで忙しく、まさにドクターM(ムーブ)

朝一番の仕事は産業医巡視、でもその前に気になる風景・・・、これは内木丸新型号のお祝いの大漁旗・・・、思わず車を止めて祝福の思いを込めてフォト。

そして工場に着きました、余裕を持って自宅を出たので、船を見た後でも遅刻なし。

植え込みにはツツジの葉の緑に囲まれて、ドウダンツツジの少し紅葉が始まったコントラストが素敵で・・・、今日も良いことがあるような予感がします。

工場内は様々な危険を予防します。騒音に対して3段階の基準があり、ここはそのⅡ区分・・・、働く人がきちんと保護のためのヘッドフォンを着用しているかチェック。

一人として規則を守らないものはいません。

ケーキ作りはこれを召し上がってくれる方に対して、異物混入を防ぐ機器を通します。メタル・ディテクターです。

今日のお昼はハヤシライスにサラダとスープ、それに工場で作りたてのチョコレートケーキ・・・、米は八十八回咬んでと言われていますが・・・、私は医師の不養生、いつも飲み込んで先を急ぎます。

習志野市の中心を流れる大河?菊田川の河口です。どうですか、東京湾にひろがる素晴らしい光景でしょう。

そして傍らに眼をやると、震災による災害で未だに護岸工事が行われ、そのはるかかなたに見える、ライトブルーの建造物は習志野市の誇るゴミ焼却場です。

そして今日の最後は糖尿病におけるインスリンを用いた治療法の勉強会です。司会は済生会習志野病院、糖尿病代謝科の藤原先生・・・、手前は船橋市で糖尿病治療のご尽力の栗林先生・・・、皆日夜を問わずこのいまや1.300人に及ぶ疾患に立ち向かっています。

もうすぐクリスマス・・・、でもまだその前にやるべきことがまだまだあります。『イノシシの、様に生きたいドンブラコ』(大角夏代さん)。習志野市医師会は医療の面からアプローチして、社会をより良い住みやすいかたちに成るよう今後も協力していきます。

2011年11月9日水曜日

RSウイルス感染症の講演会に出席して

今日も診療を終えて講演会に出かけました。司会は袖ケ浦で小児科診療をしている中山先生、習志野市医師会での小児科診療の中心的役割を担っています。








埼玉医科大学の新生児部門教授である側島先生をお呼びして、RSウイルス感染症の勉強をしました。先日のNHKニュースでは目の前でわが子の呼吸が停止した赤ちゃんをお母さんが自分の力で人工呼吸を行って命を救った報道がありましたが、この怖い病気がRS感染症。今年は最大の流行が予測され・・・、




予防注射しないと青棒の入院が、することにより緑棒まで減少することができます。ただし、うつには未熟児や先天性心疾患などの制限があります。








青棒が予防注射を受けているベビーの増加数、緑は入院数で明らかに減少し、赤棒は予防接種を受けているベビーの入院数・・・、うつことにより入院して治療を受けなければならないベビーは極めて少数になります。






袖ケ浦で内科小児科を診療している木村先生は日常臨床を振り返って、もしこのRSに感染していると分かった時には入院治療を必ず受けさせるべきかと質問し、臨床医としての役割を聞き・・・、皆なるほどと頷きました。






さて、ここはあこがれの原宿表参道・・・、10/30(日)にはハロウィン・パレードが行われ・・・、








皆可愛らしく仮装して、ゆるキャラかキティーか皆ハロウィン一色に・・・、









こんなに怖そうなゴスペル風の一団が通り過ぎると・・・、









ちょっぴり肥えたミツバチマーヤがサンバのリズムで勢いよく踊りまくって登場し・・・、








表参道ヒルズの前では秋の終わりの楽しいひと時を過ごすことができました。
習志野市医師会は学ぶときには学び、遊ぶときには遊んで、これからも楽しく活動していきます。

2011年11月2日水曜日

今日は保健所の運営協議会に出席して

今日は御覧のように天高く、空が澄み渡った清々しい日でした。午前中の診療を終えて、習志野健康福祉センター(旧称では保健所)に出かけました。保健所は皆さんが知らない様々な業務をしています。







眼の前の公園では、昼下がりのひと時に糸杉の向こうでは子供たちの笑い声が響いていました。幸せを感じるひと時の快い気分になります。








会が始まる前のショットです。今日は議長は八千代市の豊田市長、習志野市の宮本市長と鎌ヶ谷市の清水市長も出席されて、意見交換をしました。
会が始まると撮影はなかなかできません。この後開始して、震災のこと、DVのこと、感染症の話題など極めて盛りだくさんで勉強になりました。




これは白金にある東京都庭園美術館、これで3回目の登場、今日は室内を彩る明りの美しさ・・・、









次は天井付けのライトのほのぼのとした暖かさのある照明、










これはシーリングライト・・・、まわりの彩の美しさ・・・、すべては日本の興隆期に作られてそして幾多の歴史を通り過ぎ・・・、今11/1から3年間の休息―修理工事に入りました。皆さんはアールデコ様式の美しさいかがでしょうか。
習志野市医師会はこのように多方面にわたり、この郷土をより暮らしやすい地に進めるよう、協力を惜しみません。ご意見はお近くの医師会の先生にどうぞ。