今日は私が学校医をつとめています、津田沼高校で先生方に集まっていただき、健康講話を行いました。3/11に震災での医療派遣チームのお話、それとその後3/12から始まった水素爆発に伴う原子力事故での放射線被ばくの話をしました。校庭を測定しますと、3/11以前の4倍から5倍のμシーベルトです。学校での放射線測定と除染も今後検討課題です。
これは震災後2週間の3月下旬の訪問した時の、避難所建物の外で難を逃れて一緒に避難してきたワンコです。寒さの中で空腹に震えて唸っていました。パンの耳をあげたら喜んでほうばって食べました。
朝陽に向かって何を思っているのでしょうか、数日前の幸せな暮らしを思い出しているのか、苦しみの中でもう何も考えまいとしているのか・・・、このワンコを見るたびにいつも心が痛みます。私の大好きなショットの1枚です。
秋も深まり、習志野市でもこんなに立派などんぐりが地面に落ちていて・・・、
鮮やかなモミジは先日山並みを訪ねた時に拾ってきて、本の間で押し花ならぬ押し葉を作成、しばらくの間はしおりとして使います。習志野市医師会は様々な要請にできるだけお答えして、地域での講演会を含めた広報活動をしています。
はじめまして。
返信削除今回初めてコメントさせていただきます。
千葉県ではホットスポットとして報道されている箇所も多くあるので、心配に感じ
ています。
目には見えないものなので、測定器を所持している方も多くいらっしゃるのでしょ
うね。
また、先生の大好きなショットのひとつのワンちゃんのお写真、なんとも言えない
表情をしてます…
私も以前ワンコを飼っていたため、胸が痛みます。
ご講演、お疲れ様です。
返信削除高校でもご講演されることがあるのですね。
先生は、本当に地域の方々の多方面への活動をされており、頭が下がる思いです。
東日本大震災から8ヶ月が経ち、今ではすっかり日常の生活を取り戻しています。しかし、千葉においても至る所にその爪あとが残っているのですね・・・。
ワンコの写真、何か訴えかけてくるようなとても切ない写真ですね。
このワンコ達が元気であることを祈ります……
クジラチョコさん初めてのコメントありがとうございます。習志野市でも原発事故以前の放射線量が0.02μシーベルトであったので、現在は約3倍程度に推移しています。日本中が汚染され、わずかに北海道、青森県、宮崎県、鹿児島県が2倍程度、沖縄県は汚染がほとんど増加していません。福島県では千葉県の約20倍の濃度ですから、乳幼児が暮らせる環境か心配です。今後とも応援できることはしていきましょう。
返信削除学校医という立場で、毎年講演をしています。慣れてくるとなかなか楽しいものです。今回は先生方からの質問がいつもの年より多く出ました。放射能汚染に関しての関心の深さがよくわかりました。ただ、今の状態で安心してよいのかさらに活動をしてリスクを軽減するべきか、むずかしいところだと思っています。これからも勉強をしていきます。山ガールさんも情報がありましたら伝えてください。
返信削除習志野市でもやはり放射能汚染が進んでるんですね・・・。どれだけ将来に影響してくるのか、考えると恐ろしいので考えないことにしていますが。スーパーの野菜も千葉産が多くいただいていますが、大丈夫なのかたまに不安になります。
返信削除皆が不安に思っているのは、政府の当初の発表が『すぐには健康に害はない。』の報告でしょうか。国や自治体が測定しても、その結果を市民が信用しなくなりました。これはもっと早い時期に、住民に測定を行わせ、それをきちんと公開して、対応をはかるべきだったのでしょう。今からでも遅くはないのですが、なかなか予算が無いようです。困りましたね。
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