少しずつ冬が近づき、風邪を引いた患者さんが増えてきました。また、インフルエンザの予防注射を受ける方のピークを迎えています。診療をあわただしく終えると、今日は病診連携症例検討会の第24回、実に12年続いている素晴しい会・・・、推進役は津田沼で糖尿病の診療にあたっている徳山先生、今日も名司会ぶりを発揮して・・・、
最初のケースは袖ケ浦で内科診療の木村先生、ラグビーで鍛えた体は未だにその衰えを知りません。診療に趣味に毎日忙しく飛び回り・・・、今日は消化管異物のケースを報告・・・、
入院治療にあたったのは谷津保健病院消化器内科の松本先生、忙しい中内視鏡を中心に診断と治療にあたっています。
次は実籾で循環器内科の診療にあたる蒔田(国)先生、手足の発疹の後で急速に腎機能障害を来した、原因不明の難症例・・・、筆者もつい興奮して手元がぶれて、せっかくの美男子も・・・、
原因はリンゴ病ウイルスでした、この夏大流行して子供たちの頬を赤く染め上げた、あまり悪さをしないこのウイルスも、大人に感染すると・・・、
こんな怖いことになりますよと、ニコニコした微笑を浮かべながら、開業医に諭すように説明されているのは、谷津保健病院循環器・腎臓疾患を診ている須藤先生、会場では『フーム』とうなずきの声が処々であがり・・・、
最後は高齢者の便秘が続き、いつの間にか体の調子を壊す、直腸穿孔のケース、説明するのは済生会習志野病院外科のホープの唐木先生、多くのスライドでそれは丁寧にわかりやすく提示され、
ストマケアの看護師、花澤さんはこれまであまり治療検討が遅れていてストマ(人工肛門、人口尿道)の管理を述べ、これは困っている患者さんからすると素晴らしいお仕事をされていると感じました。
私たちが自慢にしているのはこの市役所、建物は老朽化して、今建て替えの賛否両論、建物のことではなくこの市役所の中には全国的にも先進的なストマを持つ患者さんのための特別トイレが設置されています。花澤さんの報告で初めて知り、改めてこの詩は素晴らしいと実感・・・、
べそをかいているのは、すぐ近くの小学生、水ぼうそうの後で手足のうみを持った袋がなかなか無くならなくて来院、放っておこうか、つぶすか悩んだ末に・・・、プチッとつぶすと、痛みというより怖くて思わず真珠の涙・・・、
左手でトラのぬいぐるみを抱きしめて・・・、子供たちの行動はいつも可愛らしく素敵です。習志野市医師会はこのように診療でもまた勉強会でも毎日努力を重ねています。困ったことはぜひお近くの医師会の先生の相談してください。
秋も深まりもう立冬を過ぎ・・・、早くしないと凍えるよと声をかけるのは、アゲハチョウの幼虫かと思いましたら、どうも違って『タバコスズメガ』の幼虫、毎日ムシャムシャと食べ荒らして、もう直ぐサナギになります。生きとし生きるものに幸せを。
日々のご診療、また講演会へのご参加、
返信削除本当にお疲れ様です。
診療所の先生方・病院の先生方、それぞれが役割を持って一人の患者さんの病気を治療する、そのためにこのような会を開催し連携を深めているということは、とても素晴らしいことだと感じます。
こうした先生方の日々の努力が私達の健康を支えているのですね。ありがとうございます。
ところで、市役所の特別トイレとはどのような作りになっているのでしょうか?
また私達のような一般の人間も使用することができるのでしょうか??
非常に興味深い所です。
連携を開始して12年が過ぎました、この街ではクリニックと病院の先生がより親近感を持って意見を交換できるようになっています。素晴らしい医療関係の構築がさらに進むことを願っています。それにしても、タバコスズメガの幼虫はアゲハチョウの幼虫と区別が難しいですね。
返信削除今回も内容の濃い面白い病診連携の会だったようですね!また次回を楽しみにしております。
返信削除この会は千葉県だけでなく全国に発信できる素晴らしい会になっています。もっともっと皆さんが学べて医療の連携プレーが発揮しやすくなるように、今後も医師会では努力をしていきます。アトムさんも応援よろしくお願いします。
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