梅雨が何となく開けた2日目の、眩しい輝きの日曜日の朝・・・、朝から急いで出かけてきました。今日は認知症を学ぶ会でした。このグラフの意味は認知症は長谷川式スケールでスコアが21以上28未満の軽症認知症では、グループホームや老人保健施設に入所するより、在宅で介護をする方が物忘れは改善されるというデータです。
今後、認知症は看護師が家庭訪問して早期に診断の一助とすることで、物忘れが改善するので、在宅でのケアを強化する方向になりそうです。
ところで認知症になるとどんな味覚が感じなくなるでしょうか。正解は酸味、ついで苦味です。酢の物の美味しさが分かり、ビールのほろ苦さを美味いと感じるようならまだまだ大丈夫です。
甘みが最後まで残るので、いちごミルクは認知症の方にはとても喜ばれ、また中には咬むとすぐにミルクが溢れてくるので、喉が詰まったりしないので、一番喜ばれる味の一つです。
そしてカレーライスは認知症の方にとって食べやすいご飯の一つです。完食する率が高いようです。
これからの季節は熱中症に注意、特に認知症の方は高齢の方があまり水分を飲みたがりませんが、一段と飲まないので、特に梅雨が明けた今の季節には周囲が勧めて水分を摂るようにさせてください。
さて、ここは鎌倉の円覚寺の入り口、総門です。円覚寺は北鎌倉で降りるとすぐ前にあります。2度にわたる蒙古襲来で戦没した多くの兵士を弔うために、北条時宗が1282年に建立しました。
眩しい光の中を歩んでいくと・・・、
ムラサキの紫陽花が光を浴びて・・・、
純白の額紫陽花も清楚なふるまいの女子高生のようで?
人間だけでなく、生きとし生きるもの、万物のすべてが幸せになるにはどのように努力をすれば可能なのか・・・、ここは『心の寺』とも呼ばれています。
こちらにも・・・、
そしてこちらにも、紫陽花が輝きを放つ、素晴らしいお寺です。皆さんもぜひ一度お出かけください。 psコメントをクリックして皆さんのご意見をお聞かせください。習志野市医師会では心の寺を目標に、『心の医師会』を目指しています。
休日もお疲れ様です。認知症と味覚に関係があるのですね。ブログで噛み砕いて解説をしていただいて、初心者の私にもわかりやすいです。
返信削除あじさいに関連して…
鎌倉に「山あじさいの隠れ里」という隠れあじさいスポットがあります。民家のお庭を無料で開放しているのですが、種類も多くて楽しめます。
山アジサイは5月から6月が見頃なので今年は過ぎてしまいましたが、見頃の時期にぜひお出かけください。
習志野市の花「紫陽花」
返信削除第3分室の前に、白い紫陽花が咲いています。
珍しい“?”かと思いますので、どうぞご鑑賞ください。
花より団子さんコメントありがとうございます。認知症を知るには、まず認知症の行動を理解して愛おしくなるかどうかが大切と考えています。いずれ自分も歩む道かもしれませんので、理解が必要です。鎌倉の名もないお寺の方がもしかすると魅力たっぷり・・・、なんて感じています。
返信削除習志野子さん紫陽花情報ありがとうございます。紫陽花の色はその土の質で決まるなんて言う話があります。しかしながらすぐ近くから生えていても、色が全く異なる花も多いなんて、鎌倉を歩いていて感じました。不思議な花ですが、心は癒されます。
返信削除認知症の患者さんの味覚の変化など、分かりやすく説明して下さりありがとうございます。また軽度認知症であれば自宅のほうが、物忘れが改善できるといったデータも興味深かったです。自宅のほうが、色々な出来事や刺激があって、脳が活性化されるのでしょうか?
返信削除暑い日が続く中、涼しげな紫陽花の写真に癒されました。
住み慣れたまちでいつまでも暮らせるように願いたいですね、それが一番認知機能を悪化することが少なく、本人も家族にとっても幸せなのですね。でも難しい幾つかの難題は立ちふさがっています。それをこれからみんなで解放していきましょう。さて、紫陽花を歩いて散策した日は梅雨明け前でしたが、とても良い天気に恵まれていました。レンズを通して光が綺麗ですね。
返信削除