2015年4月18日土曜日

習志野市民公開講座~丈夫な骨つくり~

 土曜日の診療は遅くまでかかることが多いので、冷や冷やしながら頑張りました。今日は午後から骨粗しょう症習志野市民公開講座の司会をします。大久保駅前の市民会館・・・、
 最初は済生会習志野病院リウマチ膠原病アレルギー科部長の渡邊先生に、『骨粗鬆とはどんな病気?』でお話を聴きました。
 健康日本の政策でも言われていますが、平均寿命はもうあまり伸びませんが、健康寿命は様々な考え方が実現すれば伸びます。不健康寿命は女性は13年間です。
 骨粗しょう症は70才台の40%・・・、私は全員が何らかの治療をしたほうが医療費の抑制につながるのではと考えております。
 済生会習志野病院では骨粗しょう症外来を行っています。
 会場は女性を中心に暑い熱気に包まれております。
 中休みに窓の外、京成電鉄の大久保駅前風景です。医師会の仲間の大久保耳鼻科が見えました。両隣は蕎麦屋と寿司屋なのにはうらやましく思いました。
 八重桜の花弁が折からの風に吹かれて、はらはらと音も立てずに舞い散って行きます。
 次の講演は同じくリウマチ膠原病アレルギー内科の松本先生による『骨粗しょう症を防ぐには?』
 これは骨に必要な栄養素、ViDを摂るにはイワシ、カレイ、サバ、シイタケなどです。
 骨折発症リスク計算機という器械の説明、15%以上の骨折リスクがあれば、骨粗しょう症の治療開始基準です。
 最近では骨の吸収を強力に抑える抗ランクル抗体製剤という注射も登場しました。これは半年に1回の注射と、1日2回の飲み薬で骨粗しょう症を予防します。
会場はいつまでも熱気に包まれて、予定を30分過ぎても大勢の人達から、様々な質問を受けました。とても有意義に過ごせた、土曜の午後でした。これからも習志野市医師会では市民の方に正確な医療情報を伝えるため、病院の先生方と協力して公開講座を行います。

2 件のコメント:

  1. 毎日のように、お疲れ様です。
    ですが、先生方のお陰で、我々市民は安心して暮らしております。
    少しでも背筋をシャンとしていられるよう、カルシウムを多く摂り、陽に当たり運動をしたいと思います!

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    1. 会長(かすみ)2015年4月19日 9:57

      骨粗しょう症は早い人では60才を回ると発症してきます。予防のためには日頃からカルシウムを多く含むブロッコリーなどの緑黄野菜、牛乳、チーズなど、またVtDを摂るためにはシイタケ、サバ、イワシ、さらに時にはウナギのかば焼きを食べましょう。そして、山歩きをして陽を浴びて運動をしましょう。

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