2010年11月18日木曜日

秋津ケア会議

習志野市でも高齢化の波は急速に押し寄せてきています。独居あるいは日中独居と言って、一人住まいまたはお年寄りだけの世帯が増えてきました。数年前から介護保険が普及してきて様々な立場の方が連携を取っていかに効果的に活動するか検討しています。今日もお昼ご飯は5分で飲み込み、参加しました。真中は習志野市保健所のS先生で精神疾患を持つ方と家族に対する支援活動に関して報告してくれました。手前はわたくしの主治医の歯科医のA先生です。先生は介護保険ができた時から活動に参加されて、いつも建設的なご意見を述べてくれます。また、いちばん向こうは薬剤師のO先生です、お若いけれども薬剤師としての支援を今後の課題として学びに来ました。
会場には訪問看護師、ケアマネージャー、社会福祉協議会のかたなど大勢の異なる職種が集まってくれました。お昼の短い時間、お休みもしないで意見を交わしました。このような会が習志野市には香澄・秋津・袖ヶ浦地区、実籾・東習志野地区、大久保地区の3か所で活動しており、近く谷津地区でも活動を始めます。習志野市医師会ではこのように介護保険活動にも積極的に参加しております。ご心配なことがありましたら、お近くの医師会に加入されている先生方にご相談ください。
(会長)

急いで往診を頼まれました

11月15日は曇り空で重い空気が垂れこめて、今にも雨が降り出しそうな日でした。めずらしく何もないお昼休みなので、たまにはゆっくり体を休めようかなと思っていました。お近くにお住まいの高齢のFさんのお嬢さんから連絡がありました。『母が何となく元気がなくなって、食欲が落ちて何も食べてくれないの…。』そこで今日は往診に行くことになりました。診察にうかがうと、意識はやや低下して血圧や血液中の酸素濃度も低下、これはおそらくは誤嚥と言って食べ物を吐いてそれが気管から肺に入り肺炎を起こしているのだなと思いました。発熱はこの時は下がっていましたが、お年寄りが何となく元気がない時には、注意しなければいけないのは肺炎を起こしていることが多いのです。 すぐに病院に連絡をとってみました。そうしましたら済生会習志野病院の副院長K先生がすぐに送って下さいとのご返事でした。救急車を呼び搬送してもらいました。幸いなことにその後の経過は順調で、回復に向かっています。このように病院と開業のかかりつけ医との連係プレーは患者さんにとってとても助かるプレーです。習志野市医師会に加入している医師は常日頃から顔の見える連携を身につけています。皆様も何かありましたら、かかりつけの先生にご連絡ください。
(会長)

2010年11月12日金曜日

うつ病勉強会

今日は診療を終えた先生方が、夜7時30分から集まり、うつ病の勉強会をしました。うつ病にかかった多くの患者さんは、最初にかかりつけの内科の門を叩くといわれています。スピード化して日夜の違いなく動き回る今の世の中は、体も心もリズムがつきにくくなっており、うつ病にかかる方が激増しています。年間3万人もの方が不幸にも自殺しております。自らの生命を絶っているこの悲しい現実を、少しでも減らすべく医師会では取り組み、患者さんにアドバイスをするように夜遅くまでトレーニングをしています。今晩集まってくださったのは、内科・外科の他小児科・眼科の先生もいました。習志野市医師会ではこのような夜間のスモールグループの勉強会を毎週のように行い、研鑽に励んでいます。
医師会に所属している先生のクリニックでは、みなさんも安心して相談できることと思います。

2010年11月5日金曜日

在宅医療をしていると

今日は午前中の診療が長引いて、終わったのは午後2時近くになりました。自宅でリハビリを続けて頑張っている金❍さんが待っているので、自転車に乗って往診に向かいました。晩秋とはいえ風はそれほど冷たくなく、心地よく頬をなでてきます。金❍さんは誤嚥をして何回か肺炎になり入院を繰り返しましたが、今は元気で自宅でのんびりと奥様との会話を楽しんでいます。金❍さんはお酒は飲みませんが、何よりタバコが好きです。入院中は大好きなタバコが禁じられていましたので、一日も早く退院したいと願っていました。自宅に戻ってからは、1日3本でしたが、だんだん増えて、今では10本までは良いということになりました。今日も訪ねましたら、机の上の灰皿にはフィルター近くまで大切に吸われた吸殻が3本ありました。自分の責任で好きなことをやって、人生を楽しむ金❍さんの姿勢に、私も共感を覚えています。医師会ではこのような、在宅医療(訪問診療、往診)を多くの先生方が行ってくれています。ご希望の方は身近にいる習志野市医師会の開業されている先生にご相談してください。

医師会活動を支える人たちと

医師会は様々な活動をしています。その中でも特に大切なことは、常に新しくそして正確な医学の知識を身につけることです。そのため、診療が終わった夜にたびたび研究会・勉強会を開いて、今自分達が行っている治療は果たして患者さんに適切に行えているのかと反芻しております。早期胃がん研究会はエ❍ザ❍(株)が協賛して行っている会で、毎月全国から800名近くの医師が集まってきます。みなさん午後6時から9時まで熱気を帯びて討論をしています。こういう会に出席しますと、知識とともにみんな頑張っていることを知り、勇気をもらえます。このような重要な会を、夜遅くまでお手伝いしている人たちがこの素敵な3人です。自分の会社の収益も大切ですが、それ以上に日本の医療を良い方向に向かわせるように考えているようです。今日はそんな若い天使と一緒に秋の甲斐路、滝子山を歩きました。標高差1.000mの難路でしたが、頂上からは晩秋の富士山が微笑んでくれました。



2010年9月24日金曜日

ゆめ半島千葉国体

9/16(木)に習志野市茜浜にある千葉県国際総合水泳場に
習志野市医師会より国体の救護班として派遣されました。ちょうど水球の試合の白熱する様子をプールサイドより観戦できました。水球は8分×4ゲーム行いますが、その間選手たちは顔を水面に出して力泳を繰り返していました。後から鹿児島南高校の選手とお話ができましたので、1試合でどのくらい泳ぐのかお聞きしましたら、約5.000mだそうです。高校生を中心にしたチームが力いっぱい頑張っている姿は、なかなか感動的で見ごたえのあるものでした。医師会では国体を側面から応援して、中には診療を休診にして協力してくださる先生もいました。でも、こういう仕事は若者の息吹を目の当たりに受けて、生きる力を授けてもらうようで、楽しいものですね。









自宅で死を迎える

9/15(水)に習志野市医師会では在宅で死を迎える終末期医療について、パネルディスカッションを行いました。『ねがはくば花のもとにて春死なむ その如月の望月のころ』と西行法師は詠み、死生観を的確に伝えました。核家族化して、さらに宗教の衰退から死の受容化が困難になり、病院で死ぬことが都市部では90%に達しています。家族に見守られながら、住み慣れた我が家で死を迎えることはかなわないのでしょうか。パスカルは『ヒトは生まれながらの死刑囚』と述べて、人間の死亡率は100%という当たり前のことを改めて述べています。死はだれもがその本質は見ることができないところにあります。姿が見えないからこそこわいのです。大いに死を語り、少しでも漠然としてでも理解することで、案外死を安らかに迎えるようになれるかもしれません。『幽霊の正体見たり 枯れ尾花』とも言われていますから。