雪とあられの細かい粒が降ってくる寒い日に、県医師会に行きました。今日は千葉県下の23地区の医師会長が集める大事な会の日です。私は木曜日は休診ですが、遊んでいるわけではなく、このように会議に出席しています。副会長の市原市の井上先生が開会のあいさつ。
そして、会長の千葉市の藤森先生がこれからの医療を取り巻く環境整備のお話。
次に県民保健予防財団の藤澤先生が肺がん検診と今後の受動喫煙を厳しく取り締まる考えを講演されました。特に乳幼児と妊産婦には決して煙草の煙は吸わせない環境を作ることを提言。
肺がん検診は現在のレントゲン検診より一歩進んで低線量CTによる検診の重要性をお話し、しかしコストとの問題も考えて、将来に課題を提示されました。
県歯科医師会長の浅野先生と高原、栗原理事が歯科口腔ケアの重要性、特に癌にかかっている患者さんの栄養状態を改善して治療効果と合併症を防ぐための医師との連係プレーを希望しての発表をされました。
次に千葉大学の臨床技術向上センターの開設と、医師看護師のスキルを磨くためのシステムのお話。
千葉医師研修支援ネットワークを構築して、千葉県で医師を育てていくことを熱心に説明されました。
私は会場を後にして習志野市の勉強会で司会をしました。最初は共催会社の優秀な美人MRさんによるこれからの血圧治療の話・・・、
次にJR船橋駅前で診療をしている安間先生に認知症のレクチャーを受けました。先生は脳外科医で今も船橋市立医療センターで患者を診ながら、またこのような講演会に引っ張りだこ。
頭の中の神経の伝達では目に見えない様々な化学物質が行き交っています。その神経伝達物質が少し少ないだけで、認知症になったりうつ病を発症したり・・・、
私も済生会習志野病院院長の山森先生も思わず話に聴き入って・・・、
大久保の古川先生、眼科の青木先生はとても勉強熱心な長老、隣には美人どこらが3人並び、熱心に聴き入って・・・、
実籾の干川先生、袖ケ浦の田中先生・木村先生、おなじみの谷津の蒔田先生も・・・、
夜がふけるまで会場は熱気に包まれてやや熱いかと思っていたら、エアコンが少し効き過ぎていました。窓の外は雪、室内はいつまでも熱い一日でした。
もう2週間もするとひな祭りが来ます。桃の節句、女の子の節句、明るく華やいでもう春は本当に迫ってきています。医師会ではこのような小グループの勉強会を数多くしています。これからもますます頑張ります。
ワシントンマニュアル勉強会はいつも面白そうですね。さすがさまざまなお薬を持っているT社さん。
返信削除安間先生のお話は私も聞いたことがあります。認知症の方の脳で何が起きているのか詳しくご説明くださって、興味深く引き込まれたのを覚えています。
今回は認知症でも様々な病態があり、医師の問診を真剣にうけている患者さんと本人が鮮やかに画面から流れてきました。特にレビー小体性認知症は周囲に子供たちが何人か遊んでいる様子が、鮮やか診見えるもので、本人にとってはとても幻覚には思えないのでしょう。その様子も見事に演じていて、会場からは『本当の患者さんでは?』の質問が飛んできました。アトムさんも勉強家ですね、またご一緒に学びましょう。
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