2012年8月20日月曜日

夏の日の訪問診療に出かけました

 今日はまたまた暑い週明け、夏の太陽は衰えることなく照り輝いていました。お昼のコンビニご飯をいつものごとく素早く飲み込むと、何人かの患者さん宅を計画的に訪問する診療に出かけました。
 いつも最後に立ち寄るのは、金〇さんの御宅です。今日も金〇さんは美味しそうに煙草を吸っていました。『うまいですか』と私が聴きますと、『いやはー美味いねええ。』と感情がこもっているお話の仕方で答えてくれます。誰よりも入院が嫌いな金〇さんは・・・、
 朝から今日はこれで7本目、いずれもニコチン1mgのライトなタイプです。呼吸器疾患のある金〇さんは本来ならたばこは吸うべきではないし、また医師はタバコを吸っていては長生きできないですよと諌めるのが普通かもしれません。
 経皮酸素飽和度測定器(パルスオキシメーター)で血液中の酸素の飽和度を測定すると、98%もあります。これは年齢の平均以上でした。人は何時の日か必ず旅立つもの、それならば生きているうちにその人が生きたいように生き、毎日を少しでも充実して過ごすこと、それが在宅での診療と思います。
庭のたたきにはセミの抜け殻・・・、7年間地中で過ごして地上に出てくると10日ほどで死んでしまいます。セミの幸せって地中にいる芋虫の間なのかななんて考えてしまいます。習志野市医師会では迫ってきている高齢化社会に向けて、在宅での診療を推進しております。ご相談は医師会に所属しているお近くの開業の先生にしてみてください。

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