2012年9月20日木曜日

今日は保険医講習会の日

 今日は保険医講習会の日です、会は午後7時過ぎから始まりました。私は今日は休診でドライブに・・・、と言いたいのですが、昼間も市との大切な話し合いが3件ありました。関東信越厚生局の佐藤先生は・・・、
 落ち着いてわかりやすいお話の最後に、患者さんから寄せられる苦情は、クリニックでの診察での説明不足が原因のことが多いと指摘・・・、反省しきりです。
 続いて大里先生は毎年1回の説明会ですが、とても分かりやすく話をされ・・・、
 在宅診療での保険面での変革に関して、複数の診療所がグループ化して夜間対応することもあると・・・、
 在宅ターミナルでの医療についても、徐々に複雑化してきましたが、できる限り住み慣れたお家で最後の時を迎えられるよう、かかわる医師にも手厚く報酬を支払う傾向になってきました。
 千葉県医師会理事の川越先生は、ニコニコ笑顔でよどみなく語り・・・、
 医師と薬剤師の診療を併せて見る突合点検について説明されました。
 これは昨晩の夜遊び???長いエスカレーターを昇るとそこは・・・、
 早期胃がん勉強会の会場・・・、昨晩も400名を越す先生が夜遅くまでディスカッションを聴き入り・・・、
 最近の内視鏡検査は拡大内視鏡検査と言いまして、何十倍にも拡大した胃の粘膜を見ると、表面のしわ(ピットパターン)が分かります。そこから組織の検査をしなくても、癌の診断が可能になってきました。
 会場の片隅にはモーターボートが展示・・・、疲れでシャッターがぶれて見にくくなっています。
これは水槽を泳ぐタイです。背びれやうろこが少し傷ついているのは少し痛いたそうですね。習志野市医師会では毎日このような研修会を重ねて、皆さんにとって良い医療を提供することを考えております。

2012年9月18日火曜日

今日は骨粗鬆症の勉強会

 今日は骨粗鬆症の勉強会の日、診療を終えて一目散に会場へと駆けつけました。急速に迫ってきている高齢化に伴い、骨がもろくなる方が急増してきました。
 今日の座長は津田沼駅前でリウマチ科整形外科の診療をしている三束先生です。習志野市医師会の誇る期待の若手、勉学派で音楽家の優しい先生です。
 今日は慈恵会医科大学の整形外科准教授の斉藤先生にいらしていただき、骨粗鬆症の勉強会・・・、骨はこれまで言われていた密度だけでなく骨質が大切との話。
 糖尿病の方は骨密度を測定するとほぼ正常・・・、それなのになぜ骨折するのか?しかもほかの方の1.4倍も多くするようです。それは骨の質に問題がありました。
 代謝の異常から酸化ストレスと言って、組織が老化しやすくなります。このため骨を支えるコラーゲンに異常な悪玉のブリッジが形成されます。
 習志野第一病院の三橋繁先生は整形外科で臨床に携わる立場から、適切な質問。先生の日常臨床に対する真摯(まじめ)な姿勢がうかがわれました。
 会場は立錐の余地もなく聴衆で溢れていました。
 最近お会いした2人の先生、これからの日本の医療をどうするか行動されています。左は谷津保健病院の宮崎院長、そして中央は千葉大学後輩の中田先生、お二人とも私より年下ですが、そのスケールの大きさと頭脳明晰な点でははるか先を歩んでくれそうです。
 ここはつかの間の休みに信州は上田の塩田平を望む景色、遠くの山並みの中央は菅平の峰が眺められました。ここはいにしえの1300年ごろ、鎌倉北条家の親戚が支配していました。
 これは4階建てに見えますが一番下は本当の屋根ではなく、裳階(もこし)と言って、屋根もどき・・・、実際には3重の塔なのです。
 これは塩田平の居城である塩田城の鬼門に位置する前山寺(ぜんざんじ)、3重の塔ですが、未完成のまま現在に至っております。
そして我が家のアイドル犬、疲れるて横になっています。外でライバルワンコの声が聞こえると、女の子なのに男泣きで怒りはじめる不思議なワンコです。

2012年9月13日木曜日

今日は産業医として工場へ、そして夜は研修会へ

 毎月第2木曜日は工場へ行き、危険ゼロの職場つくりを目指して、工場内を回ります。9時前に工場へ到着。
 面白いのはカレンダーも運送会社仕様で、今日は『ドライバーは運転のプロ』
 2回の非常口点検、外に出ると東京湾が直ぐそこ、この細い運河は谷津干潟と東京湾を結んでいます。
 氷点下20℃の世界、冷凍倉庫内で働く人たちを上からパシャ・・・、厚手の防寒服を着ての作業でも、寒さを感じます。日本国内での年間を通しての北海道山奥の最低気温とほぼ同じ・・・、
 次は食品工場です。こちらはオーブン出口で作業する人たち、とても暑いので向こうにはスポットクーラーが涼しい風を送ってくれます。
 でもこのクーラー、足元から水があふれていました。通路の水は転倒の危険性が増します。早速指摘しました。
 ケーキのコーナーになると、仕事を忘れてうっとり・・・、
 出来上がったロールケーキはすぐにスパイラルフリーザー内に運ばれて、あっという間にカチンカチンの冷凍・・・、
 機械でカットしてラップすれば完成、なんて美味しそうなのでしょう。
 レストランにケーキがあるかな?と行きましたら売れきれ、ちょっぴりさびしく今日はビーフカレーと冬瓜のスープにサラダです。5分で味わって???
 帰ろうとして工場を出ると、これは発電機、
 LPガスを装着して、発電機のモーターを始動・・・、これだけのトレーニングをしっかりと積んでいます。頼もしい社員たちです。
 お昼の後は買い物袋の製作工場へ行きました。これは巨大なロールペーパーです・重さは500kg、転がってきたら圧死してしまいます。よく見ると車止めが必ず置いてあります。3/11の時にもゴロゴロ動くことはなかったようです。
 袋を作るマシンです、全長12mくらいあります。この日は40.000袋を製作予定。
 印刷されたロールペーパーを機械の中に引き入れて、自動的に袋を作り、おまけに手紐までつけてくれる優れたマシン・・・、
 全部出来上がっ多ばかりの袋です、素晴らしいと思いませんか。
 船橋市の前産業医担当理事の吉田先生です。転勤のため今日は最後の講師をつとめました。
 医療における安全管理について、航空機事故とその安全管理を対照にしてお話しました。
 先生は向井千秋さんの同門でしかも先輩、ツーショット。おまけに毛利さんともツーショット。
 自宅に庭にはお隣のキウイが実りの秋を迎えているのがみえました。時々ご相伴にあずかるのですが、なかなか甘くて美味しいです。
そして我が家の庭の足元には、クローバーの絨毯がひきつめられ・・・、と言うと綺麗ですが、実際にはこのところ多忙で、庭を触る余裕がありませんでした。習志野市医師会では産業医活動に力を注いでいます。ご相談は医師会までどうぞ。

2012年9月12日水曜日

昼休みに秋津ケア会議、そして夜は不眠症治療の会へ

 最近首筋や前腕部のひどい湿疹で来院する方がありました。これは何処かにいるはず・・・、気を付けていましたところ、クリニック近くの椿の樹がおかしい、緑の葉っぱが着いているこの季節に何やら茶色いかたまり・・・、茶毒蛾の集団でした。皆さん注意してください。
 秋が近づくと果物は美味しく膨らんできますが、これはおでき・・・正確には粉瘤といいまして、脂汗の出口の穴がふさがって油の塊が膨らんできます。わかりますか、中心部に黒い点が見えるのが、これが本来の汗の出口です。こうなったら、もう麻酔をして切って膿を出さなくては治りません。
 今日は秋津ケア会議の日、しかも私が話をする番です。今日のテーマは胃瘻が果たして、本人と家族にとって幸せなことか、それとも・・・、
 ケアマネのケアプラン菜の花の岡村さんが司会をして、隣は社会福祉協議会の吉田さん、そしてセイワ習志野の高木さんが幹事をつとめました。
 司会の立場から胃瘻を持った方も、口腔ケアで中には食べられる可能性もあり、阿部先生が経験したケースでは一様に『天ぷらを食べた時のうれしさが・・・、』と言っていましたと。
 薬剤師の立場から袖ケ浦で薬局を開業している大武先生が様々な問題点を提起して、皆で考えた2時間近いときが流れました。
そして夜は船橋市で『不眠症治療の現状と課題』について、専門医の意見を拝聴しました。50才を回ると体内時計が狂ってきて、誰でも眠りが浅くなるのは当然のこと、あまり意識しないでやっていきましょうとのことです。習志野市医師会ではこのような研修会、検討会を開催して日々の診療に生かせるように努力を重ねています。