最近首筋や前腕部のひどい湿疹で来院する方がありました。これは何処かにいるはず・・・、気を付けていましたところ、クリニック近くの椿の樹がおかしい、緑の葉っぱが着いているこの季節に何やら茶色いかたまり・・・、茶毒蛾の集団でした。皆さん注意してください。
秋が近づくと果物は美味しく膨らんできますが、これはおでき・・・正確には粉瘤といいまして、脂汗の出口の穴がふさがって油の塊が膨らんできます。わかりますか、中心部に黒い点が見えるのが、これが本来の汗の出口です。こうなったら、もう麻酔をして切って膿を出さなくては治りません。
今日は秋津ケア会議の日、しかも私が話をする番です。今日のテーマは胃瘻が果たして、本人と家族にとって幸せなことか、それとも・・・、
ケアマネのケアプラン菜の花の岡村さんが司会をして、隣は社会福祉協議会の吉田さん、そしてセイワ習志野の高木さんが幹事をつとめました。
司会の立場から胃瘻を持った方も、口腔ケアで中には食べられる可能性もあり、阿部先生が経験したケースでは一様に『天ぷらを食べた時のうれしさが・・・、』と言っていましたと。
薬剤師の立場から袖ケ浦で薬局を開業している大武先生が様々な問題点を提起して、皆で考えた2時間近いときが流れました。
そして夜は船橋市で『不眠症治療の現状と課題』について、専門医の意見を拝聴しました。50才を回ると体内時計が狂ってきて、誰でも眠りが浅くなるのは当然のこと、あまり意識しないでやっていきましょうとのことです。習志野市医師会ではこのような研修会、検討会を開催して日々の診療に生かせるように努力を重ねています。
確かに食べる喜びが失われれば、幸せとは言いづらいかもしれません。ただ胃瘻から解放される例も中にはあるのですね。ご家族のご理解と相談が何より大切だと思います。
返信削除不眠症については私も最近勉強しています。高齢者の不眠は具体的にどうのように対処したら良いのでしょうか。
胃瘻を作っても少しでも長く生きるか、それとも自然に任せるのか、これは大きな問題であり、また個々の問題で、制度で羽交い絞めにするのは問題がありそうです。しかしながら多くは動脈硬化症の最終駅である梗塞からくるものです。これに対しては嚥下訓練を実践しながら、たとえ肺炎を誘発することになろうと、食べ続けたいと私自身は考えています。良く生きて良く旅立つ(死ぬ)人生でありたいと思っております。反対の意見の方もご意見をどうぞ。
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