朝から空を埋めてきつつある曇り雲。層積雲と言って厚ぼったく空を覆い埋め尽くし、やがて西から雨になる雲でした。
家の階段の上にはカナダの東の果て、ノバスコシア州の州旗が掲げてあり、これを眺めるといつも心晴れ晴れ、元気の源の旗です。
そしてこの季節になると玄関にはオレンジ色をしたハロウィンのリースがかかります。もっと飾り方を工夫すればよいのですが、つい時間が無くて済みません・・・、
今日は診療を終えて、研究会にまっしぐら、東習志野の安藤先生の司会で、済生会習志野病院呼吸器科医長の黒田先生になかなか治らない咳について講演をしていただきました。
安藤先生は習志野市医師会きっての勉強家、とくに臨床呼吸器学では泰斗、すなわち輝ける星・・・、
黒田先生の講演はいつもわかりやすく、私たち日常の診療をしている医師のとってとても勉強になります。
こんな風流なスライドから講演がはじめられました。
咳の目的は気道にたまった老廃物を出す作業、ヒトの持つ防御機構です。
最近は私が診療をしている香澄地区ではマイコプラズマ肺炎がとても多くみられ、特に中学生から小学生の年齢の子供たちに多く発症しました。
黒田先生が勤務されている済生会習志野病院です。
会場は皆さん講演に聞き入り、ひたすら関心を持ってうなづき、居眠りをしている人は全くありませんでした。
私のクリニックの小さな水槽には、元気の良い熱帯魚が動き回っていて、朝顔を見せるとすぐに集まって、『早くご飯、ご飯』と叫んでいます。習志野市医師会では毎晩のように講演会を行って、皆様方の病気をより深く理解し、治療にあたっています。
興味深い内容の講演会です。
返信削除マイコプラズマ肺炎が流行ったんですか。学校では集団感染が起きるので問題ですよね。
呼吸器系の知識はまだまだ足りないので、コメントが難しいですが・・・勉強します。
マイコプラズマ肺炎は肺炎の中では比較的軽症で、発熱と咳が初めから出ますが、鼻水ものどの痛みもないのが特徴かと思います。それに対して肺炎球菌の肺炎は抗生物質が効かないこともあり、お年寄りで重症化するといわれています。千葉市では今年の10月から市民に対して市が補助金を出してまで接種をすすめています。かかれば本人は苦しいし、医療費もかなりの額になるので、予防できれば本人も社会もプラスになりますね。
返信削除勉強になりました。ありがとうございます。
削除肺炎球菌ワクチンについては最近コマーシャル等でも啓発していますよね。近年、ワクチンも多様化して多くの病気が予防できるようになり、市民の方の安心感も高まることと思います。
予防接種で予防可能な病気を防ぐことって、とても大切ですよね。でもポリオ生ワクでは200万人に1件の割でポリオ関連麻痺、また不活化ポリオでも1件死亡事故、日本脳炎でも2件死亡事故。いずれもワクチンとの関連はないのではないかと思われますが、親御さんにしてみれば悔いることです。大切なことは医療にしてもワクチンにしても不確実な行為で、そこには必ずリスクが伴うということを受ける側も十分承知して臨むべきです。
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