多古中央病院の遠景、近くには水田が広がり、美味しい多古米の水田が広がっています。
お父様が開業医をされていて、実地医科の苦労を分析してくれました。その中には常に新しい薬が出て、その薬効と副作用を知ることも大変な務めと・・・、
逆流性食道炎は欧米化した食事と、高齢化そして肥満の増加により近年増加の一途をたどっています。
左から谷津で内科小児科の蒔田隆先生、袖ケ浦の内科木村先生、香澄の荒井先生・・・、
実籾の干川先生、花咲の村井先生、津田沼の吉越先生、
藤崎の吉岡先生、谷津の平野先生、
済生会習志野の生澤先生、秋津の蒔田順先生、実籾の蒔田国先生、大久保の古川先生、習志野市の燃え滾る勉強熱心な先生方が一堂に会して夜遅くまで質問が飛び交いました。お隣には津田沼の三橋登先生。
そして私は司会をしました。なぜか小グループでの勉強会の司会をするのが最近の趣味になってきて。
これは胃潰瘍や十二指腸潰瘍でのピロリ菌の除菌結果です。私が調べたケースでは年々ピロリ菌を胃から追い出す除菌率が低下しているのです。これはどうしてなんでしょう。困ったことですね。
秋も徐々にしかも確実に深まりを見せ、こんなキノコが切り株に映えていて、シメジに見えましたが、毒キノコだと怖いので見るだけにしました。
秋は樹の幹に這いついている蔦の葉にも訪れていました。皆さんは小さな秋を見つけましたか。習志野市医師会では小さな勉強会を積極的に行い、日々の診療に生かすよう努力を重ねています。
逆流性食道炎というと、少し胸やけがするくらいの軽い病気のように感じられますが、心筋梗塞と同じぐらいの胸の痛みがあったり、毎晩夜中同じ時間にすっぱい水があがってきて眠れず悩んでいたり、まさに生活の質(QOL)を著しく低下させる大事な疾患であると改めて感じ、勉強になりました。
返信削除秋はおいしい食べ物が多い季節ですね。
多古米のお話を聞いていたら、秋の新米に秋刀魚が食べたくなってしまいました…。
高齢化と肥満が増えてきました。そのため今後この胸焼けを生じる逆流性食道炎は増加していくと考えられています。さらに若い人にはピロリ菌が住み着いていないことが多く、これが胃の酸度を上げるので若い方にとっても困った病気の一つになりそうです。これからの10年を見据えて治療をしていきましょう。それにしても大勢の先生方が集まって下さったのは、関心の大きさを感じます。山ガールさんも遅くまでありがとうございました。
返信削除人生のひとつの快楽である食の楽しみを奪われるのは大変辛いでしょうね。ピロリ菌が減っていることは潰瘍の減少にもつながり喜ばしいことだとは思いますが、逆流性食道炎を増やすことになるのは問題ですね。まずは食生活や運動習慣を見直すことが第一だと感じます。
返信削除除菌は確かに単純な問題ではありません。けれども胃の粘膜に老化現象である萎縮の少ない人で、ピロリ菌が住み着いている人には、除菌をすることで将来の胃がん発がんは減ります。また、食道腺癌は増します。その比率は300減って1増えるというリスクの現象です。私自身はもう15年くらい前に除菌をしました。いつも迷うことは自分の体で実践して、症状は自分でチェックする。そして患者さんにどういう治療をするか考えることにしています。
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