2015年7月28日火曜日

今日は定例無線訓練に出かけました

 もうすっかり辺りは闇が広がって、はるか向こうには中学校の体育館の灯りが・・・、
 中空には上弦から満月へ向かう月齢12日目の月が見守っていました。
 そして地上ではまずアンテナを立てる作業を教える先生は習志野第一病院整形外科で救急医療専門の鎌田先生・・・、教わっているのは袖ヶ浦で外科診療の佐藤先生、初めての救護所無線デビューです。
 上手く無線機用発電機エンジンを起動できるか、見守ってくれているのは袖ヶ浦で内科診療の木村先生、大久保で眼科診療の青木先生です。
 最初は7回ひもを引っ張ってエンジンがかかりましたが、2度目にはわずか2回でエンジン起動・・・、
 無線機の接続・・・、交流を直流にする変換機との接続・・・、かなり難しいですね。
 そして最後は無線機の取り扱いを教えてくれました。
 この大型機種は20W出力なので、鎌田先生がここから先はイニシアチブを取って皆さんに呼び掛けて、自宅にいる医師、歯科医師、薬剤師のメンバーとの交流を行いました。終わると午後9時30分を廻り、今日も充分夜遊び?をしました。
 何やら美味しそうなシチューです。でも何故こんなにスープが赤いのでしょうか?サフランを入れてはいません。調味料の色ではありません。
質問①、さてこんなに真っ赤な色を出してくれるのはなんていう名の野菜でしょうか?
医師会ではいざという時にあわてない様に、毎月災害時の無線訓練をしています。

2015年7月26日日曜日

休みにはリフレッシュ、山登りをしました

 甲州の奥の山小屋に泊まりました。
 電気が通っていないので、屋根の上にソーラパネルを設置して電力を作っています。従って夜ともなればかなり薄暗い山小屋が、一層旅愁をかきたてます。
 足慣らしに小屋から15分ほどの見晴らしの良い丘まで歩きました。
 翌日に登る金峰山に夕日がちょうど沈むところでした。
 2.000mを越すと樹木はこのシラビソが多くなります。新芽を出していて美しい緑に輝いていました。
 さて、翌日は5時起床して小屋の外で気の早い谷津で小児科内科の蒔田隆、津田沼で透析医療の梶本、そして赤いシャツ姿の津田沼中央総合病院整形外科の新井先生が山登りの準備を始めています。
 西には富士山の姿、わずかに雪渓を残していました。
 北には八ヶ岳がそびえ、一番高いのが赤岳です。そして手前には日本百名山の名峰、瑞牆山(みずがきやま)が見えてきました。
 北西はるか彼方には御嶽山が見えていました。8合目から頂上には火山灰がかぶって灰白色になっているのが見えました。また東北の方向には浅間山が煙を吹いているのも見えました。
 リーダー役の和〇さんが八ヶ岳を背景に元気な姿・・・、
 習志野第一病院整形外科医で副院長の中村先生が金峰山のシンボル、五丈岩によじ登ってこちらも負けず元気・・・、
 南から見た五丈岩、約30m位ある巨大な岩の塊・・・、
 西から見ても巨大な狛犬姿のこの岩は、古くから金峰山が信仰の山となっている象徴でもあります。
 ハエマツの間を一行は進みます。気温は15.0℃の涼しさでした。
 急な岩には鎖場(クサリバ)と言って、鎖をつかまって昇り降りをします。
 男性群もこわごわ慎重に降りてきました。
 途中には約100mはある巨岩の塊、大日岩が見えてきました。どこかで見た事が有ると思っていたら、オームのように見えました。
 木陰で一休み、水分補給とお菓子をパクパク・・・、
約8時間近く歩き続けたにしては笑顔で余裕の中村先生と蒔田先生でした。さて、リフレッシュして明日からまたお仕事、お仕事。

2015年7月21日火曜日

夏かぜにご用心しましょう

 3才のお利口さんの可愛らしい男の子、3日前に高熱を出して病院へ行きました。溶血性連鎖球菌という最近の感染症を疑って検査をしたそうですが、陰性でした。両膝や・・・、
 両肘や・・・、
手のひらに小さな水ぶくれが皮膚の深い所にギッシリできてきて、とても痒がって表面が一部ただれていました。溶連菌感染症ではなくて夏かぜの一種である手足口病でした。今年の特徴は高熱が出ること、また水ぶくれが手の表や足の裏だけでなく膝や肘、そしてお尻にたくさん出てくるようです。
 次はとってもお利口さんでチャーミングな4歳の女の子です。3か前に病院へ診察に・・・、やはり高熱が出て39.8℃まで上がりました。手足口病の診断を受けましたが、お母さまが何か変ではとの感で連れてきました。両膝にごく小さな赤い点々がビッシリできて、お腹や背中にも出来ていました。
手のひらにさえもこんなに赤く腫れていました。
 「お口をアーン。」すると舌の表面のツブツブがこんなに大きくなっていました。喉の表面を綿棒でこすって検査をしました。すると今度は溶連菌感染症・・・、放っておくと腎臓をやられることがあります。かぜも初期には診断に迷うことが、ベテランの医師でもあります。お子様の症状にはよく注意して経過を見て、このお二人のママのようにおかしいと思ったならまた診せてくださいね。
 さて、伊豆半島で電気柵に感電して亡くなった方がいました。日曜日、運動不足ではこの夏は乗り切れませんので一人でトレーニング・・・。
 うっそうとした山道を一人歩いていると・・・、
 雷でうたれた大きな樹が倒れていました。あまりの静けさに熊が出てこないかなと冷や冷やしながら・・・、
 質問①、道端には風で落ちたのでしょうか、私の大好物の木の実がありました。何でしょうか?
 玉紫陽花(タマアジサイ)もこの季節になると可憐な花(正確にはがく)を開かせて・・・、
 質問②、ブログに時々登場する関東地方から中部地方に広く分布しているこのサトイモ科の花は何でしょうか?
 やっと一組木道のうえですれ違いました。記念写真を撮ってと言われて、2枚ほどパシャリ・・・、おじい様とおばあ様、そして5才と3才のお孫さんの4人連れ・・・、思わず『えらいーねー』とベタほめしました。そして後姿を思わずパシャリ。
 頂上は1255.9mでした。アレ―300mくらいしか登っていないのに、この息切れと筋肉痛は・・・、その時空の上から何やら声が聞こえてきました。
『カレー(加齢)』。『カレー(加齢)』
 頂上からさらに高い峰が見えてきました。『よし、次は加齢に負けずに、あの山を征服・・・。』
晴れてとてもきれいな陽射しが葉に広がり、爽やかな初夏の1日でした。

2015年7月18日土曜日

東葛地区医師会医療協議会に参加しました

 先日来の強い風で、柿の実が道路に落ちていました。良く見るとヘタが付いていないのは、なぜでしょうか。自然に落ちてくるときにはヘタ付きで落ちるのに・・・、朝から変なことを理論付ようとしていました。
 今日は東葛地区医師会医療協議会、幹事の船橋市医師会長の玉元先生のご挨拶・・・、
 県医師会からは田畑会長が駆けつけて下さいました。東葛地区は11の医師会からなり、そこで暮らす人口は千葉県全体の人口の約半分の614万人に達しています。
 今日は船橋市で開業されている佐藤先生にご講演をお願いしました。
 このところのMERSやデング熱などの輸入感染症が爆発的な増加を来している中で、大きな議題として『グローバル化する感染症』
 船橋市と松戸市から市長が駆けつけて下さって、ご挨拶・・・、
 佐藤先生は千葉大学感染症管理治療部で千葉県全体の感染症対策と治療に携わってきました。
 これはSERSや新型インフルエンザなどから医療従事者の感染を守る防御服とフェイスシールドです。
 少し前までは西アフリカの3国を中心にエボラ出血熱が流行して1万人以上の尊い命が失われました。
 先生は感染症対策で困った時には、厚生労働省のHPからFORTHを開いて繰り返して理解を深めなさいとのアドバイス。
 会場は立錐の余地もない満席で、土曜の午後のお休みにもかかわらず、千葉県での感染症の勉強の姿勢の素晴らしさにあらためて誇りに思える午後でした。
 次期開催にあたり幹事の椎原八千代市医師会会長がご挨拶・・・、私の同級生でした。
 美味しそうな魚料理・・・、これでまた少しメタボになった夕方でした。