2013年4月14日日曜日

日本臨床内科医会総会に出席しました

 今日は日曜日昨日の仕事の疲れも、十分な睡眠をとってリフレッシュ・・・、スタートは東京駅丸の内口。
 東京で2回目のオリンピック招致の案内が朝日に輝いています。その向こう側には新丸ビル・・・、
 中を通り抜けると出口の案内・・・、
 皇居の和田倉門から東京駅に通じる幅員73mの広い道路として建設されました、行幸通りです。天皇陛下が皇居からお出かけになられるときにはこの道を馬車に乗って通り、東京駅まで向かうための道として造られました。
 こちら側は皇居を望みます。
 左に曲がるとすぐに明治生命の歴史的な建造物・・・、
 終戦後にアメリカ軍総司令部が置かれマッカーサー元帥がここで執務をしていました。
 その隣の商工会議所で日本臨床内科医会総会が開催されました。
 日本医師会の副会長、今村先生が鼎談(けいだん)、肩をこわばらすことなく気楽にお聴きしましょうという意味・・・、
 来年4月には消費税は8%に上がります、そしてその1年後には10%になります。消費税は最終消費者が負担するの事になっています。
 かつての国と日本医師会の取り決めでは、消費税分は診療報酬に付加しましょうとのことでした。それが今では崩れています。最終消費者ではない病院や診療所が負担しています。これはおかしい、でも患者さんに負担させれば弱者に対する冷たい鞭(むち)になります。国が患者さんが負担する消費税を医療費の一部として適正に負担するのが日本医師会の考え方です。
 お腹がすいてきました、時計は12時を回っています。ランチョンセミナーというのはお昼を頂きながら、勉強をしましょうという形です。
 講師は千葉大学医学部の横手教授です、お若いのに素晴らしい活動力と明晰な頭脳の持ち主で、将来の日本を動かしていく一人と期待しています。
 どうですか、美味しそうなお昼の弁当・・・、私は5分で飲み込み、教授の講演が始まるときにはすっかり済んでいました。・・・皆さんは私の真似はしないでよく噛んでくださいね。
 下のオリのネズミは遊ぶところもなくただ生かされているだけ、それに比べて上のネズミは遊ぶ所が一杯あって楽しそうです。こんな環境の違いで記憶力に差が出るのです。もちろん楽しく動き回った方が良いのです。
 高齢者の糖尿病はそれぞれの人生の価値観を重視して、生きがいを失うことなく治療していくことを提唱されていました。
 次の講演は心臓外科医です。
 この先生は何処かで見たことがありませんか、いまや日本一有名になった順天堂大学の天野教授です。これまでに手術件数は6.000件、1日1例手術をしても休むことなく16年間以上しないと達成できない数です。
 専門はオフポンプ・冠状動脈バイパス術と言いまして、心臓を停止して体外循環下に手術をする従来の方法から、御覧の様に鉗子で心臓拍動を少なくして血管をつなぐ手術です。
なぜそれほどまで心臓手術に自らの限界まで頑張って挑むのかというと、次の世代の医師への責任からとのことでした。

 次は特定保健(メタボ)健診の代表責任者の講演、5年経過してこれからの第2次の健診はどう変わるか・・・、
 天皇陛下が東京大学附属病院に入院された時の循環器内科の教授で現在は自治医科大学の学長を務める永井先生です。
 男性は約9年間、そして女性は約13年間の間、日常生活で健康に問題を持って生活しています。この時間をいかに短くすることが、ピンピンコロリ…の理想です。
 変更点は殆どなし、私たち最前線の医師はこれでいいのかメタボ健診と、大幅な改革をしてほしいと思っていましたので、少しがっかりしました。
 丸の内には三菱系の素敵なレストランやティールームがあります。
そしてこんな人力タクシーもありますので、お時間がありましたら散策してください。

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