今日は3月3日の雛祭り、天気予報では晴でしたが、少し小雨がぱらつく肌寒い日・・・、でももう白梅は満開。
そしてこちらは紅梅でしょうか、あるいは桃の花でしょうか・・・、春は音を立てて動き始めました。
今日は市川市医師会を訪ねました。素晴らしい栄誉ある賞を受賞しました。昭和25年から始まった歴史ある保健文化賞を受賞しました。
市川市医師会は在宅での医療を推進してきたパイオニア・・・、
H2より在宅医療の現場での問題を汲み取り、そして正面から対応してきました。在宅診療が国から推進重点課題となるはるか昔に行動を開始したのでした。
在宅診療では様々な医療用の道具を必要とします。これは尿道から膀胱に入れて、尿を体外に導く導尿に用いるシリコンのチューブです。1箱10買っても個人では1~2本使うと後は使用することなく期限が切れて無駄になってしまいます。
これは誤嚥を繰り返している方に対して、口の中の清潔を保つためのスポンジが先についた棒です。これらの医療材料を市川市医師会では無料で各医療機関に手渡しています。ひとえに在宅での診療をバックアップして推進するための素晴らしい考えが背景にあるからです。
これは気道にたんが詰まった時に使う吸引器のモーター本体。
そしてこれは本体とあわせて使う吸引ビンです、このように係りの方が清潔に保ってくれています。
さて、今日は最初にお話ししました雛祭りの日、内裏様からはるか離れた下の段でお仕事をしている仕丁・・・、泣いている人。
笑っている人・・・、
そして怒っている人、ヒトが持っている様々な表情を表わしています。習志野市医師会でも在宅医療をバックアップする方向で、先輩である市川市を見習いまして、医療用ツールの管理を考えていく時が来ています。
梅の花がとても綺麗・・・三寒四温ですが、だんだんと春が近づいていますね。
返信削除高齢化の進む中、患者様が病院まで来る負担を減らすために在宅医療のニーズは高まっていると伺います。それに伴い落ち運びができる医療用ツールも工夫されているのですね。
それでも先生方が、様々な診療道具を持って患者様のご自宅に伺うのは大変かと存じます。
病院とご自宅を結ぶ道をすべてバリアフリーし、車椅子や台車などが通れるようにすることも重要ですね。
在宅医療をしていると、様々な道後をそろえることになります。でもクリニックでは患者さんそれぞれ病態が異なり、いろいろな道具をそろえます。しかし数ケしか使うことなく試用期間が切れてしまい、困ることが多いのです。市川市は医師会を挙げて在宅医療の推進を図りました、素晴らしい医師会ですね。
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