2011年2月28日月曜日

自殺対策講習会に出席して


今日はとても寒い一日、あられが降りました夜に市の呼びかけで医師・歯科医師・薬剤師の先生方に集まっていただきました。最初にY部長がご挨拶、S課長が司会をして・・・。


市内で精神科の病院を開設している専門医のM先生にレクチャーを受けました。H10年から急速に自殺者が増加、おもな症状は『何となく気が重い、好きなこともやる気が起きない。』


この質問がポイントです。でも中には口腔異常症と言い、口の中が粘々する、味がしない、舌が痛い・・・。

薬剤師会会長のK先生、奥は医師会で最長老の谷津で開業している小児科医のI先生、手前はN病院耳鼻科のM先生です。皆さん熱心に拝聴。



3月は雛祭り、右左大臣の下段には仕丁(しちょう)という名の部落より派遣されたお手伝いの男性が3人います。左が台笠(日傘)を持つ赤く怒った顔で壮年を表わす現在の顔。怒りと葛藤で鬱になりやすい時期。



右には立傘(雨傘)を持ったにっこりした笑顔で老年期を表わし、過去の顔。すべてを越えての笑顔です。




                             
真中には沓台を持つ青白くて泣き顔をして困った表情で子供を表わし、 未来の顔。泣きたい時は泣き、感情を心のいくままに表わすことは精神衛生上大切なことです。雛人形を見ていると色々なことを語りかけてくれます。
   2週間以上にわたって何となく心が晴れない、これという理由もないのに・・・。と思った方は、お近くの習志野市医師会のかかりつけの先生にご相談してください。

2011年2月27日日曜日

春を探しにトレッキングに行きました



今日は一足早い春を探しに、千葉県の太平洋に面した海岸線から山登りをしました。房総半島の先はポカポカで菜の花が満開。

道端には水仙と桃の花のコラボレーション。



マテバシイの眩しいくらいの白い幹が根元から何本にも分かれてそびえ立ち、




そしてここにもまた枝分かれした木々が生えていて、日常見られる木々とは異なり不思議な光景。


気が付けばお昼タイムでお腹はペコペコ、Yスポーツのスタッフが美味しいトン汁をラジウスの火で調理、いつもはちょっぴり怖い顔で薬の効能を説明している3人の山ガールは、今日ばかりは笑顔で美味しいと連発、婚活の話題に今日も盛り上がり・・・。









津田沼で透析医療に専念されているK先生は診療の疲れを癒され満腹で、いつしか快い夢の中。

マスクを付けているのは風邪のためではなく、スギ花粉接近注意報?





河津桜は満開を過ぎて葉が少し見え始め、外房の春は早く・・・。



ポピーが鮮やかに咲き誇り、下山してきた私たちを和やかに迎えてくれて、


でもこれから怖いのは、この枝もたわわにつけたスギの花粉、マスクでの予防も必要ですが、限界があります。そんな時には習志野市医師会の眼科、耳鼻科、内科の先生に相談して治療を始めてください。

2011年2月24日木曜日

済生会習志野病院との医療連携の会に出席


今日は習志野市の基幹病院である済生会病院での会に出席しました。院長のY先生は仕事もスポーツも人一倍やっている元気満々の疲れ知らず、
                    
講演は外科のS先生が腹腔鏡手術に関してビデオ画像を含めてお話をしてくださいました。高齢化に伴い、より体に負担のない手術を目指して日夜頑張っている様子が、ヒシヒシ感じさせられました。


皆様には少しなまめかしく映りますが、おなかの中は皆綺麗・・・、腹黒い人なんていませんね。このように小型ペンチの様な鉗子を器用に使って手術を行います。
胆石症、胃がん、大腸がんなどこの手術方法で治せる疾患が増えています。詳しくは済生会習志野病院の外科に相談してください。

スケジュールが逆になりますが、まず朝起きてから、我が家の娘のピー子をバケツのお風呂に入れて・・・、彼女はこのお風呂がお気に入りで目がトロンとしています。「アー温かくて良い気持ち!」



久しぶりにお昼はイタリアン、まずは牛肉と春野菜のパスタ、







メインはアンコウのトマト煮込み、アサリと菜の花添え、







デザートは冷たいアイスクリーム、これだけ栄養を付けたので、今日も帰宅は午後10時になりましたが、まだまだスタミナが残っていました。
明日はメタボにならないよう、少し粗食にします。



2011年2月21日月曜日

訪問診療の日です

今日は陽射しが雲で遮られて、北風が
吹く寒い日です。インフルエンザの流行は一段落して少し患者さんも減ってきました。昼休みの時間に定期的に訪問して診察をしてきました。
  昨年暮れに入院したFさんはご家族の力強い介護力とご本人の生きることへの希望が叶い、自分でつかまって立つことができるまでに回復 しました。


  前回は支えていないとよろけそうだったのに、今日はご自分の力で座っていられるようになり、『先生まだ死なない?』とお聞きになりました。私は『こんなに元気じゃ、迎えには来てくれませんよ。』と答えると、満面に笑みを浮かべて、ツーショット。




  タバコで有名になった金〇さんは、診察を終えて私が帰ろうとしたとき、ニコチン1mgの煙草を取り出して今日8本目。







  タバコに火をつけて、スウッとひと吸い美味しそうに吐き出す白い煙を見て、私がどう、お味は、と聞きますと『う、うまいねえ。でも少し薄いやあ。』と金〇さん。息子さんのは8mgのニコチン含有量。
  在宅での診療はタバコが原因で肺気腫になった人は、タバコを吸わせ、酒を飲みすぎて肝臓がんになった人には酒を飲んでも良いですよと声をかけてあげることがスタートです。禁止するのでなく、許可をして量の管理をさせることではないでしょうか。生きて行く楽しみはいつも必要です。

診察室に戻って無機的な部屋でも、眼の前にはルノワールの描いた女性が私に向かって微笑み・・・。







自宅に戻ると、カサブランカが大輪を開かせ迎えてくれました。白い家という意味のこの花は地中海沿岸に立つ青い空に映える真っ白な家が目に浮かびます。花言葉は『大いなる愛、威厳』、素敵な花ですね。
   訪問診療に関することは、習志野市医師会の先生方で時々集まって研究会を開いています。かかりつけの医師会の先生にご相談ください。

















2011年2月18日金曜日

薬剤師の先生方と在宅医療を考えました


今日は仕事を終えて、夜に薬剤師の先生方と在宅医療を考える会を行いました。千葉県の東京に近い地域を東葛地区と呼んでいます。この地区では今後15年間に急速な高齢化が予想されています。それは、団塊の世代がいよいよ老人になっていくからです。
  薬剤師会会長のK先生は習志野市では誰にも負けないくらいバイタリティーが溢れる先生です。2人とも頑張っていますが、今後ともに・・・。

そこで、谷津で内科・小児科を診療している若手のM先生に在宅での医療についての問題点を掘り下げてもらいました。









前列はおもに薬剤師会の先生方、後列は医師会の先生です。皆腕組みをして、また頭を抱えながら今後の医療にどうしたら貢献できるのか考えました。
 薬剤師の先生が家庭を訪問して、薬の説明・保管方法・残った薬の整理と副作用・ほかの病院から出ている薬との相性まで説明してくれます。これが在宅患者訪問薬剤指導といまして、1割負担の方は500円になります。
ひときわ寒かった今年の冬も、明日は雨水と言いまして、この日から先は雪はもう降らないで、降っても雨になりますよ、そのくらい季節は春に向かいますよとの節目の日です。
   お近くの薬剤師の先生に薬の管理をお願いして、薬害を予防することは大切なことです。お聞きしたいことがありましたら、どうぞブログのコメントへご意見ください。医師会が責任をもちましてお答えします。









2011年2月17日木曜日

県医師会で会議です

今日は千葉県医師会で地区医師会会長会議が行われました。県医師会では毎日のように県内での医療活動に関する事柄、救急医療・予防接種・病院や診療所での様々な問題を会議を重ねて検討し、県民の健康増進に余念がありません。お話をされていますのは、県医師会会長のF先生、小児科医でとても優しい先生ですが、問題の処理に当たっては、厳しい指摘と迅速な対応をされます。


4時間もの長時間でしたが、熱心な討論が交わされ、あっという間に過ぎてしまいました。自宅に戻ると、クリニックのスタッフからの還暦のプレゼントの赤ワイン。でも体力は48才、頭の中は36才といつも思って動き回っています。


絶世の美女?からの贈り物は素敵な寄せ植えの花束・・・。心浮き浮き、寒い2月も何となく暖かい気持ち。




花言葉とは素敵なもので、言葉を交わさなくとも、花に託して気持ちを伝えます。赤いバラは情熱の愛・・・。
仕事や会議で疲れた体も心も、考え方ひとつで、疲れも吹っ飛び、さあ明日もまた朝から晩まで仕事。皆さん方も疲れて時には、花を眺めてリラックス。心にゆとりと遊びを持って、うつ病を跳ね返しましょう。

2011年2月16日水曜日

小児初期診療の勉強会です


今日は診療の後で小児科の勉強をしました。司会をしてくださったのは、習志野市医師会の小児科医のホープの津田沼で診療されているK先生です。内容は学校の現場でその教育と育成に困惑している、アスペルガー症候群と注意欠陥性多動障害のお話です。



講師はこの分野では臨床経験豊富な東京都小児総合医療センターのI先生です。心に残った内容は子供たちの教育現場や家庭で、叱ったりダメダメと言い続けることにより、子供たちは自信を失い、やがてより存在感を持てなくなるということです。簡単に言いますと、叱りすぎないで少しでも良いことをしてくれたら、大げさなくらい身振り手振りでほめてあげなさいという意味です。

エジソン、アインシュタイン、ビルゲイツも皆この注意欠陥性多動性障害の要素を持っていたようですが、母や姉が上手に育て上げて、この世の中に大きく貢献する人になりました。

なぜこれが傑作か?はBS美術館で開催中です。東京駅八重洲口を出てまっすぐ東に歩くと・・・、

5分で巨大な卵と赤い箸が存在感を示しています。
巨大なゆで卵のようですね。








マリー・ローランサンの素敵な暖かい絵が迎えてくれました。女の子を抱くとても優しい母の姿です。ほのかなピンクとブルーの色彩に飾られた夢見心地にしてくれる絵画です。
後からポスターを撮りました、絵画館ではカメラのシャッターに指を置かないでくださいね。
心が疲れた時には絵は慰めて暖かく迎えてくれます。

2011年2月10日木曜日

工場の危険ゼロを目指して

今日はケーキを作っている工場の巡視に出かけかました。この会社はとっても美味しいケーキを作っていて、また少しでも規格外があると売り物から除外してしまいます。私は産業医として作業中の事故の危険が隠れているかを探して指摘、危険ゼロの職場を目指す役割です。



おなかがすいていると、ケーキが一段と美味しそうに見えてきて、手を出して食べたくなります。もちろんした事はありませんが・・・。でもこの抹茶ロールケーキは絶品に見えますが。

ケーキの製造過程で金属などの異物が、万が一にも入っていてはどんなに味が優れていても何の価値もありません。この器械はX線によって異物の混入をチェックする装置です。基本的な安心・安全が何重にも守られて作られているのです。


午後からは皆さんのお買い物の時に、素敵な商品を入れる袋を作っている工場を巡視しました。工場で働いている人はみな若くてシャキシャキしています。このカットはロール紙に高速で袋の印刷をしているところです。眼にも止まらないくらいの高速で印刷が行われて・・・。


できた袋に紐をつけている器械です。まるで手品のように紐が小さく裁断され、くるっと丸められ、いつの間にか糊が付けられて袋に固定されて完成です1台の機械で1日に30.000袋以上も作られていきます。




そしてもうすぐバレンタイン、この日にはこの工場で作られた袋が活躍します。でも最近は女性から男性にチョコレートを贈るのは減ってきて女性同士でチョコを贈って、またお返しする傾向が多くなってきています。男性として寂しい限りですね。




こんなフルーツタルトを買ってきて、美味しいコーヒーを入れてゆっくりとくつろいで味わってみようかなとも考えています。皆さんはどうしますか。でもまだ、ノロウイルスが流行っています、くれぐれも食べすぎには注意しましょう。さて、工場での安全を監視する産業医活動に関心のある方は習志野市医師会までご連絡ください。担当の大久保で循環器内科を専門に診療しているT先生がお答えします。