2011年2月21日月曜日

訪問診療の日です

今日は陽射しが雲で遮られて、北風が
吹く寒い日です。インフルエンザの流行は一段落して少し患者さんも減ってきました。昼休みの時間に定期的に訪問して診察をしてきました。
  昨年暮れに入院したFさんはご家族の力強い介護力とご本人の生きることへの希望が叶い、自分でつかまって立つことができるまでに回復 しました。


  前回は支えていないとよろけそうだったのに、今日はご自分の力で座っていられるようになり、『先生まだ死なない?』とお聞きになりました。私は『こんなに元気じゃ、迎えには来てくれませんよ。』と答えると、満面に笑みを浮かべて、ツーショット。




  タバコで有名になった金〇さんは、診察を終えて私が帰ろうとしたとき、ニコチン1mgの煙草を取り出して今日8本目。







  タバコに火をつけて、スウッとひと吸い美味しそうに吐き出す白い煙を見て、私がどう、お味は、と聞きますと『う、うまいねえ。でも少し薄いやあ。』と金〇さん。息子さんのは8mgのニコチン含有量。
  在宅での診療はタバコが原因で肺気腫になった人は、タバコを吸わせ、酒を飲みすぎて肝臓がんになった人には酒を飲んでも良いですよと声をかけてあげることがスタートです。禁止するのでなく、許可をして量の管理をさせることではないでしょうか。生きて行く楽しみはいつも必要です。

診察室に戻って無機的な部屋でも、眼の前にはルノワールの描いた女性が私に向かって微笑み・・・。







自宅に戻ると、カサブランカが大輪を開かせ迎えてくれました。白い家という意味のこの花は地中海沿岸に立つ青い空に映える真っ白な家が目に浮かびます。花言葉は『大いなる愛、威厳』、素敵な花ですね。
   訪問診療に関することは、習志野市医師会の先生方で時々集まって研究会を開いています。かかりつけの医師会の先生にご相談ください。

















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