2011年12月31日土曜日

今年は皆さんにとって忘れなれない年になりました

このワンコは以前にブログに登場したことがあります。そうです、あの3/11に宮城県南三陸で被災したグレートピレネーズ亜種です。朝日に向かって何を思っているのか・・・、撮影している私も思わず涙を誘われました。






あれから早、9か月が経過しました。今年最後に驚かれた患者さんです。こんなに爪を伸ばしてと、奥さまに引っ張られるようにクリニックに来られました。『これじゃああ、まるで魔女の爪ですねえ。』と言って左下のニッパー型爪切り器で切ってあげました。たっぷり日常生活での注意を言わせてもらいましたので、その分サービスして無料で切りました。感謝されて帰られました。いろいろな悩みを抱えてクリニックには毎日人が訪れます。
                        
1年の最後の大みそか、昨年は伊勢路を歩きました。
今年は自宅の周りを愛犬のピーと散歩しました。まだまだ震災の爪痕は至る所に残っています。大谷石の立派な塀が、ひとたび震災で揺れるともろく崩れます。従って反省の上に立って、塀を低くしていました。






でも晴れやかの今日の日差しの様に、こんなにも習志野の風の中に、枝もたわわにミカンの実がなっていました。





そして、やがて来る新春を祝うがごとく、山茶花の花のほころびが暖かく感じられる素敵な年の瀬でした。
習志野市医師会はやがて訪れる新春に、さらに大災害時の医療を構築して、いざという時にはできる限り市民の皆様の医療に立ち向かう気持ちでいっぱいです。これからも、皆様の意見をお待ちしております。

2011年12月16日金曜日

地域医療を担うわ若き医師との懇談をして

11月は日ごろのこころの疲れを癒しに、京都で散策をしました。









嵯峨野は京都の北西、その昔はさぞかし静かなそして寂しげなおもむきを漂わせていたのでしょう、こんな竹林の間を抜けて・・・、







これ程空が透き通り、銀杏の黄とのコントラスとが素敵な輝く空は見たことがありません。







今日はこれからの医療を担う若い医師が我が家を訪ねてくれました。右から整形外科医としての第一歩を踏み出す木村医師、右は循環器内科医としての厳しい世界に飛び込む奥谷医師、そして中央は腎疾患に関心を強く抱いて、どうすれば病気で悩む患者さんを救えるのか、常に前向きなみずき医師・・・、

これからの3人の医師に輝ける未来を託して、比類なき明日を祝す、お互いに盃を空けようではないか。『おい、奥谷君ちゃんと聞いているのか?』
習志野市医師会ではこれからも若くてやる気のある医師を育てていくため、大いに協力を惜しみません。

2011年12月14日水曜日

昼休みはケア会議、夜は予防接種の勉強に

昼ご飯を飲み込んで今日は1:15からケアカンファレンスの会、地域での介護事業をみんなで支える会です。最初に秋津の責任者、森さんの挨拶・・・、








次に津田沼中央総合病院在宅療養支援室の垣野さんから病院として行っている支援事業に関する説明、多くの医師が訪問診療に携わっていることを話されていました。会場から、夜間の訪問はしているのか?在宅での見取りは積極的にやろうという意気込みは?との厳しい質問が飛び・・・、





ケアマネの斉藤さんはこの地区でも大活躍の理論派でありかつ実践も伴い・・・、










グループに分かれて認知症夫婦の支援方法を模索・・・、正面の男性は市役所の小森さん、介護に携わる人だけの活動では限界があり、『市は退職していく団塊世代からボランティアを大規模に育成して、介護をサポートする人の協力体制を、習志野市から千葉県や日本全体に発信するべき。』との要望がなされ…、




午後の診療をスピーディーに終わらせてクリニックを飛び出し・・・、予防接種講演会に出席して挨拶、講演の司会は習志野市医師会の小児科のホープ、津田沼で開業されている久保田先生。







こんなベビーがVPD(ワクチンで防ぎうる疾病)にかからないように、効率よく誰もが受けられるようにするためには、どうすればよいのか学びました。








千葉大学の石和田先生は今年から開始されたヒブと小児用肺炎球菌ワクチンが早くも乳幼児の髄膜炎を減少させる力になっていると報告され、今私たちが行っている予防接種を評価・・・、







素晴しいお話をして、私たちに勇気を与えてくださり・・・、










都立駒込病院の高山先生は同時接種だけでは全体としての接種率は向上しない、むしろ必要なことはこのような多価ワクチン(一つのアンプルに多数のワクチンが混在している)の必要性を熱心に説き・・・、







これが5価のワクチンで、ジフテリア+破傷風+百日咳+不活化ポリオ+インフルエンザB型菌です。このワクチンンを個人輸入して行っている信念の医師です。








理論となるよりどころは、風疹の接種率が低いときに、MR(麻疹と風疹の混合ワクチン)を導入したところ、あっという間に接種率が上がり、その後の新生児の小頭症などの病気が減り・・・、







厳しい瞳で聞き入るのは、左は谷津の蒔田(隆)先生、右は袖ケ浦の田中先生。










疲れたところで、これはブカッティー・ベイロンという超スーパーかーです。価格もガソリン消費も世界中のどの車にも負けません。たまにはこんな車を運転して、空想の世界に出かけたくなりますね。
習志野市医師会は昼も夜もひたすら暮らしやすい社会を作るため、医療の面から協力します。

2011年12月8日木曜日

今日は産業医の巡視の日です

東京の街中にも秋は満ち溢れ、桜の葉が鮮やかな黄に染まり、これが落ち葉となればやがて冬の到来・・・、









そして細かな雨粒が落ち始めた今日は、工場の入り口にある、ドウダンツツジの橙とその向こうの赤い花が咲き誇り・・・、









近づくとこれは冬の始まりを教えてくれる山茶花の花でした。










まず、工場に入る前にローラーで埃や毛髪をすべて除去して・・・、










この手洗い器機で約1分近くブラシを用いて爪の間まできれいに洗浄し・・・、










最後にエアーシャワーをまんべんなく回転しながら体に浴びて完成。










場内に入ると、『水切りが不良。』と号令をかけ、すぐに拭かせて転倒を防止して・・・、同行する職員は『五月蠅い親爺めー』と思っているかもしれませんが、一切お構いなく指摘・・・、







今日は流れ作業でプチケーキを作っていました。










アップにするとこんなにかわいいサンタの顔が付いていて・・・、










3ケそろって箱入り娘はどこを旅してどんな素敵な女の子、いやもしかするとメタボな髭もじゃ?の口に入るのでしょうか。幸せな旅を祈ります。








そしてお昼は定番のカレーと思いましたら、今日はブラックハヤシライスで玉ねぎの香りがとても香ばしく、たっぷりサラダとミネストローネ風スープ、それにおまけのプチケーキ。今日も仕事をしてお腹いっぱいで帰路につきました。習志野市医師会では産業医担当の医師がいつも相談を待っています。どうぞ連絡ください。

2011年12月7日水曜日

保険診療は多くjの方の努力に支えられています

今日は診療を終えると急いでクリスマスのパーティーに・・・、と行きたいところですが、今日も勉強会を開きました。サンタの隣はあの伝説の『ドンペリニヨン』。








良質の医療を医師であれば常に提供することが、医師としての務めです。しかしそこには保険診療という契約が存在します。その範囲でいかに私たち医師は患者に対して良質の医療を提供していくか・・・、







もうすぐインフルエンザが流行を開始します。検査をしてあげたいのは山々ですが、そこには厳しい保険制度があります。









今日は千葉市から保険担当理事でヒューマニストの中村先生に来てもらい、勉強会を行いまた。










こんな雰囲気で、普段ならニュースを見たり、相棒を見たり、そして家政婦のミタを見たりしている時間にディスカッション・・・。








腕を組んで考える人や、もう眠たいと目をつむる人もいます。










明日の素晴らしい医療を目指して、習志野市医師会のメンバーは夜も更けるまで、討議を重ねました。









もう少しするとクリスマス・・・、今年はいろいろと将来に向かって学ぶことが多い年でした。









でも、こんな小さなお家に住み、そしてささやかな幸せを願って、来年こそ素晴らしいことがありますようにと願うこの頃です。

今年も、まだまだ医師会として頑張って社会貢献をしますので、どうかご期待ください。

2011年12月5日月曜日

今日は糖尿病座談会に出席して

今日は師走にしてはとても穏やかな春のような一日、訪問診療に出かけましたところ、こんな素敵な桜の紅葉の落ち葉を拾いました。








診療が終わると今日は糖尿病座談会、国府台病院より三島先生に来ていただき、心療内科的アプローチから患者への説得の手技を教わり・・・、








インスリン治療を開始するときには、患者さんはそれは多くの痛みを感じます。針でお腹をさすときの痛みだけではありません。これで一生自分のお腹に自分で針を刺すのかという不安、お金がかかり大変だなあ、ただでさえ妻には素敵な服も買ってあげられないのに・・・、など言葉に出せない悲しみもきっと多いのでしょう。




現代の環境はあまりにも糖尿病には悪すぎます、深夜でも街に出れば何でも欲しいものは手に入り・・・、また子供の時に泣くからお菓子で口封じは、成人して過食に走る行動を助長するとか・・・。







思わず浦安市の江藤先生は口元が引き締まり、小児外科としての振り返る半生をかんがみて、多くの質問をしていました。









右は大久保の古川先生、











そして藤崎の石原先生、秋津の山田先生、谷津の蒔田先生も思わず体を乗り出し・・・、









何時しか夜もふけて、フロントにはこんなに素敵なクリスマスの誘惑が待っていました。習志野市医師会はなぜこれほど、毎晩勉強をするのか、それは毎日診療にあたる医師としての、務めであり責任であると思っています。まだまだお正月までには一杯することがあります。皆様もお体を大切に、師走を走り抜けましょう。