2015年1月29日木曜日

1月24日~25日に災害医療コーディネーター研修会に参加しました

 今日最初のフォトは胃カメラでのパシャリ・・・、ブツブツと膨らんでいるのは胃の中にできたポリープです。
 近づけてみるとジャガイモの表面のようにわずかな凹凸がありますね。
もっと近づけて45倍に拡大して見ると規則的な模様が見えますね。これは胃底腺ポリープと言って、ピロリ菌のいないきれいな胃の中にできます。したがってこのポリープがある人は将来も胃がんになる確率が極めて少ないといわれいます。

 さて、週末の土曜と日曜に休診にして千葉市に災害の研修会に出席しました。最初の研修は習志野市や周囲の浦安市から船橋市、八千代市の地図を広げ、病院や市役所、ヘリポートの位置確認と電車線路と高速道ををマップに描きます。そして震災時にどのような問題が起きてくるかを検討します。
 まとめは千葉県の地図を広げて、それぞれのグループからの報告と反省を聞きます。いちばん右には八千代市医師会の加瀬副会長の姿が見えます。
 次の実習は避難所管理です。学校の体育館が避難所との設定、まずは体育館内での通路を決めて席を準備します。そして非難してくる家族構成、年齢と病気のあるなしからどこに座ってもらうのかを指示します。猫を連れて避難してきたご家族には校庭にあるウサギを取り小屋に移して、ウサギ小屋に入れるよう指示しました。
 避難所の入り口には刻々と入ってくる様々な情報を掲示します。
 各チームでの反省と発表の様子です。報告しているのは柏市の副会長、長瀬先生です。
 ここから2日目です。最初は災害対策本部運営実習、その前に本部の運営を寸劇で表現します。リーダー役は石巻日赤病院で3.11の際に活躍した石井外科部長で、現在は東北大学の特任教授として災害の講演をしています。
 震災当時と比べると少しふっくらとしていましたが、眼光の鋭さは当時と変わりありません。
 災害時に最も大切なことは、すべての組織をつなぎそして情報を共有するシステムを作っておくことです。
 本部設営総合訓練の報告です。正面右手には習志野市健康支援課の塙さんの姿が見えます。
 わがチームでは私がリーダとしての役割をしましたが、サブリーダーはDMAT(災害派遣医療チーム)の2名でした。リーダーが何から何までやってはいけない、むしろ適切にサブリーダーへと仕事を割り振ることが重要だと思いました。
 ま多また登場した石井教授が舞台裏からの携帯電話と無線機での交信内容をきれいな字でまとめているのを示してくれました。非常時であわてている時だからこそ、字をきれいに書いて確実に伝言するのが大切です。
 どこでもシートは壁に張ると、ホワイトボードに早変わりする優れものです。災害時の本部運営には欠かせませんね。
 研修者を代表して免状を授与しているのは千葉市医師会の副会長、小児科医の大浜先生です。
 これが2日間のわがチームです。右から2人目は八千代市医師会の副会長、加瀬先生です。
 千葉市では大太鼓の音が冬空に響き渡っていました。
さて、ここは〇〇県の岩殿山、桜の名所ですが、かなり勾配はきつい山です。
 古民家を改装したお食事処です。
 さて、質問①、肉とキノコとたっぷり野菜が入った巾太の麺がグツグツ煮えていて、体の芯から温まります。この郷土料理は何でしょうか?

多職種連携の反省会、そして済生会習志野病院勉強会

 最初は指先のフォト、第一関節の先端は膨れやすく、痛みを持ちやすいですね。変形性関節症は指先にも来ます。
 1月22日(木)夕方、医師会で認知症などの疾患に対して多くの職業の人が力を合わせて対応していく会の今後の方針を話し合いました。右から疲れて頬杖をついているのは、谷津で内科診療の蒔田隆先生、隣から訪問看護師の山〇さん、薬剤師の大〇さんです。
 こちらは秋津と谷津でグループホームの運営している手前から田邊さん、広野さんです。お二人は認知症カフェをこの習志野市に開いてくれています。しかも予算はポケットマネーで・・・、医師会からもエールを送っています。
 市役所の高齢者支援課からも3人の方が見えて一緒に話し合いをして、この習志野の街を住みやすい処へと努力しています。
 夜から済生会習志野病院で循環器勉強会が開かれました。会に先立って心臓などの疾患を検査するための医療機器の見学が行われました。
 すごいモニターの数ですね。心臓表面を走るの冠状動脈という血管が詰まると心筋梗塞になります。そこでこの細い血管にカテーテルを入れて検査をして、時には血管を膨らませる治療をします。そのためには2方向からモニターする必要があります。
 この器械は大動脈バルーンパンピングという、心臓が充分な働きができなくなったときには、大動脈内にチューブを入れて、そこから心臓に代わって拍動する力を加えて循環の流れを補助する器械です。
 これはIVAS(アイバス)という器械でウドンよりさらに細いこの動脈内にカテーテルを入れ、血管の中のコレステロールの付着を見る器械です。
 循環器内科の責任者で副院長の小林先生はとても精力的に活躍して、しかも疲れの表情は見せることのないタフマンです。
 循環器内科の若手のホープ、竹田先生はこれらの医療機器で冠動脈の疾患の評価法をお話ししてくれました。
 IVASの検査写真です。血管の動脈硬化の程度がよくわかります。
 次は中尾先生がカテーテル治療後の血液をサラサラさせる療法の話です。
 この治療をしっかりとしないと、ステントという拡張させる器具を入れた後に、再び狭くなったり、血栓という血液の塊が付着して再び心筋梗塞を起こしてしまうので、この治療後のとても大切な治療法です。
 中尾先生は循環器内科の副部長で、とても勉強家の先生。3.11の震災の時にも東北地方への医療活動に一緒に来てくれました。
 震災といえば我が家では少なくとも3日間は災害時にはおいしいものを食べることができるよう、準備をしております。左はトン汁、右は赤出汁でとっても軽いフリーズドライ製品です。
 これはトン汁・・・、豚肉は大きさ8mm位でやや物足りなさもありますが、満足度70点。
 これは赤出汁、お豆腐とわかめ・おふも入って満足度80点、ともに味が少し薄味でした。
 このビルの地下のショップで売っていました。さて、質問①、このビルは昔は大きな公共施設が立っていました。とり壊しにあたって反対意見も多くもめたので、一部が新しい建物と一緒に残った造りになっています。このビルはどこにあるのでしょうか?

2015年1月11日日曜日

メディコピア教育講演シンポジウムに出かけました

 連休の初日、晴れて空気は冷たく凍っていました。東京国際フォーラムで第35回を迎えるメディコピア・シンポジウム・・・、医師や看護師だけでなく一般の人達にも分り易くお話をしてくれます。
 いつもこの気になるオブジェ?はガラス棟との間にあり、こちらから見ると新幹線の頭のようであり・・・、
 こちらからは柔らかい繭のようでも、温かい子宮の様にも見えます。
 毎年この日には蚤の市が開かれていて・・・、
 古着やら骨董屋ブローチなどが展示・販売されていました。
 今日は高齢者の医療、長生きする医療から自立して旅立っていく医療へ・・・、
 共催している富士レビオの社長の開会挨拶と・・・、
 東京大学医学部の矢冨裕先生が初めの言葉・・・、世界中で見たこともない急速な少子高齢化の時代に入り、病院で治す医療から、地域全体で治し支える医療への変換、老いたら死ぬのは避けられないことで、最後まで地域で生き続けるためにはどの様な準備と覚悟が大切か・・・。
 ランチは少し豪華に・・・、まずはスープで冷えた体を温め・・・、
 パンケーキのように見えますが、これはチキンときのこ具沢山のオムレツです。メレンゲで膨らんで泡のようにはみ出ていました。
そして食後はチーズタルトにいくつかのベリー添え、そして少し苦めのコーヒー・・・、よし午後は居眠りしないぞ。でも午後の講演も時々ウトウトしてしまいました。皆様今年もよろしくお願いします。