2012年12月27日木曜日

東葛南部地域保険医療協議会に出席

 
 暮れも押し迫って、冷たい北風が吹く今日は、習志野健康福祉センター(保健所)での会議に出席しました。習志野市だけでなく八千代市と鎌ヶ谷市もこのセンターが管轄しています。
 すぐ前には公園がありますが、冬休みに入ったのに寒さのせいか子供たちが遊ぶ姿は見られません。昔は青い鼻を垂らして無我夢中で、大声を出して遊んでいたのに・・・、
 船橋市医師会の深沢会長が本会でも推薦され会長として議事を運営、延々2時間の間、見事なユーモアを交えて会を進行させました。
 帰りに医師会に立ち寄って、私が暮らす習志野市の健診やがん検診、予防接種などの計画と推進をしている陰の実力者の左から内海課長さんと鈴木係長さん・・・、今年も何回か数えられないくらいお会いして時には目を吊り上げて、口角泡を飛ばして議論を尽くしました。終わればいつも仲の良い3人です。
 さて、年の終わりには長いエピローグ・・・、ここはかの有名な名門医科大学、習志野市市会でも数名の卒業生は都会派の美男子???
 道路を挟んでここは愛宕山神社の入り口、まだわずかに銀杏の黄色い葉が残って、晩秋の佇まい・・・、
 ふと脇を見るとエレベーターが見えましたが、楽な人生よりも苦難のいばらの道を選びましょう。階段を息を切らして昇ってきました。
 めまいがするくらいの長い階段ですね、港区にこれほどの高い山があるなんて不思議なスポット、
頂上には愛宕山NHK放送博物館、ここでラジオやテレビ放送が大昔に始まった場所です。博物館の両脇には今人気のタワーマンションが見えました。
その前に神社に立ち寄ると、池には鯉が何匹もゆらゆらと泳いでいて、船が向こう岸に浮いていて、とても山之上とは思えません。
 日本で最初に放映した時に写った『イ』の文字・・・、
 私が子供の頃の憧れだったテレビ、今と比べると走査線の数も少なく粗い写りでしたが、
 こんな楽しい番組もありました。ひょっこりひょうたん島のみんな達、ひょうたん島は大槌町の沖に浮かぶ島がモデルとか・・・、
これは何だかわかりますか、波が寄せてはかえる音です。かごに入っている小豆が確かに芽をつむってかごを動かすと波の寄せる音が聞こえてきます。本年最後のブログは楽しい話で終わりにします。また来年も医師会から大きな声で発信しますので、応援をよろしくお願いします。皆様良い年をお迎えください。

2012年12月16日日曜日

癌疼痛緩和と麻薬適正使用のための講習会に参加して

 今日は日曜日、以前から予定していた会に出席するため、千葉市のホテルニューツカモトへ・・・、
 入り口の看板はセブンイレブンのほうが目立っていますね。
 癌の痛みに苦しむ方の治療を学びに来ました。
 今日はテキストが5冊もありました。
 最初は国立がんセンター緩和医療の的場先生の基調講演、
 癌の治療と並行して患者さんの苦しみを和らげるための様々な試みが行われ、それがすなわち緩和医療です。
 古い考えと最近お考えかた・・・、ある時癌はもう治らないと診断した時に、緩和医療が開始するのではなく、はるか前にさかのぼって癌の本来の治す治療に並行して、少しずつ緩和医療が入っていくのです。
 モルヒネに対する誤解は今でも大きく、中毒や廃人になるなどの間違った考えがあります。したがって日本はカナダやアメリカなどの麻薬使用料と比較するときわめて少なく、あとから緩和医療を開始した韓国にも追い抜かれてしまいました。これはエレクトロニクスやゴルフと共通ですね。
 訪問診療をされている、佐倉市の宍戸先生から在宅医療での緩和の実際を話され・・・、
 訪問診療のなかで患者の苦しみを救うことは、決して不可能ではなく、むしろ住み慣れた自宅で旅立つ準備の協力として大切と・・・、
 様々な麻薬の使用法を説明され・・・、
 最後は千葉県健康福祉部薬務課の浜名先生が、
 麻薬の適正使用と管理面を法的側面から話をされ・・・、
 千葉県がんセンターの緩和医療科部長の渡辺敏先生はコーディネーターとして質問を振り分けます。私の大学時代の2年先輩の温厚な先生です。
 3人の先生が質問に対して丁寧にお答えして・・・、もちろん私も質問しました。
最後に渡邊先生がまとめてくれて、尾崎紅葉が在宅で胃がんの治療をしながら旅立つ前での月見の俳句を示して・・・、習志野市医師会では訪問診療でも痛みをできるだけ救うべく日々みんなで検討をしています。困った時にはお近くの医師会の先生にご相談ください。

2012年12月14日金曜日

習志野八千代呼吸器懇談会に出席して

 今日は夕方の診療を終えるとすぐに医師会に出かけました。大好きな呼吸器勉強会で、この会は2つの市にまたがる会ですが、暮れの忙しさか残念ながら八千代市の先生は欠席・・・、
 講師のポートサイドタワー柏戸クリニック、健診センターの滝沢先生は習志野市医師会ではもう20年以上お世話になっている講師の先生です。
 今日はとても怖い病気、肺結核の話。今でも新規発症が2万人以上で、毎年2千人以上の人が亡くなっている現状です。これはCTで見た空洞の写真。
 これはXPでみた1年ちょっとで大きく変化していく病変・・・、
 右から秋津で呼吸器・一般内科の診療をしている蒔田順先生、藤崎で内科診療の石原先生、袖ケ浦の佐藤先生、レクチャーを終えてコーヒーブレイクはありがたいですね。
 次に症例検討会、これがとっても勉強になります。60代女性、非結核性抗酸菌症という最近女性に増えてきて、その感染経路もはっきりしない、治療法も確立していない病気のCTでした。
 滝沢先生の教えに思わずうなづく佐藤先生。
 右から2人目は大久保で内科診療の山川先生です。皆の顔が輝いているのは、XPを映すシャーカステンを見つめているからなのです。
 ここは数日前の明治神宮絵画館前の銀杏並木・・・、今頃はもうかなり丸坊主?
 この幾何学模様の樹の幹は、プラタナス・・・、
 落ち葉の下出会いを語らう若き日の二人・・・、どうですロマンティックなフォトでしょう。
でも寒さが増してくると、温室の中でのぬくもりも良いものですね。習志野市医師会では毎晩のように勉強会を開いて、明日の診療に役立つように討論をしています。困ったことは医師会の先生にご相談ください。

2012年12月13日木曜日

今年最後の産業医巡視に出かけました

 今日は産業医巡視の日、今年最後の巡視、見落としの無いようにと快い緊張感で始まりました。最初は運送会社の巡視、カレンダーからして気合が入っています。今日は『急ぐ心が危険を招く』。
 以前に紹介した谷津干潟から東京湾につながる運河で、今日は潮が引いている時間のため、河口に向かって流れていました。遠くに雪を頂いた富士山が望めました。
 北にはガスタンク越しに習志野市津田沼方面が見えました。
 これはなんだかわかりますか。倉庫の内側から見たトラックが着くドックです。
 トラックのお尻が繋がるとこのようにフラットになって荷物の出し入れが容易になるのです。
 倉庫の外側から見ると、こんな感じです。可愛らしいでしょう。
 倉庫内には幾つかの非常口があって、いつでも開けて逃げる事ができるよう、絶対に荷物を置いてはいけません。そのため、黄色のテープで枠を表示して、荷物放置禁止区域となるようにわかりやすくしているのです。
 次はお菓子の工場・・・、どうです素晴らしい芸術作品と思いませんか。
 このケーキは美味しいだけでなく、可愛らしいでしょう。小さなお子さんがいる家庭ではXmasには欠かせませんね。
 今日のお昼はジャワカレーとかぼちゃのポタージュスープ、野菜サラダにデザートのケーキ。とても美味しくいただきました。
 帰りには習志野市内の中心河川である、菊田川の河口から遠く東京湾を望みます。
上流に眼をやると千葉工業大学新習志野校舎が見えました。習志野市医師会では産業医活動に力を入れています。ご相談はお近くの医師会の先生もしくは習志野市医師会事務所までご連絡ください。