2012年2月11日土曜日

今日は建国記念日、JPTEC習志野市に駆けつけました

今日は春とはいっても渡る風は冷たくて、まだまだ寒く、乾燥状態が続いています。でも、消防車はすべて車庫の中にいて、市内での出動はないようです。今日は消防本部で医師会と消防本部が合同でJPTEC(病院前外傷・処置プログラム)が行われました。





入り口には水仙が満開で清楚な花弁を開かせて、香りがほのかに漂い『春はもう直ぐ其処ですよ。』とささやきの励ましを受けました。








勉強会・実習開始前のリラックスした様子は、実籾で眼科診療をしている井坂先生、眼科医で外傷にはあまり繋がりが無いのにもかかわらず、わざわざ東京から祝日にもかかわらず愛車を飛ばして来て下さったのには頭が下がります。






向かって左は谷津で内科小児科を診療している蒔田(隆)先生、実によく働くバイタリティーのかたまりで、私と顔を合わせるのはこの1週間で4回目・・・、右は大久保で循環器内科の診療にあたる豊崎先生。はるか後ろには習志野第一病院の三橋稔院長と鎌田先生、お二人がこの習志野市にいるおかげで、どんなにか救急医療が進んでいる事か・・・、


初めに救急の司令塔、遠藤さんが挨拶をされ、習志野市における医師会と消防隊の協力がいかに大切であり、また協力して行われているかを話され・・・、

消防本部の竹内さんが今日は外傷における初期活動の重要性についてお話をスライドを交えてお話をされ・・・、外傷では全体の約30%が医師や救急隊の適切な行動で、その命が救われることになるのです。

話を聴く消防隊員の後ろ姿はみな一言も漏らさず聴き入り、真剣そのものです。

もちろん医師会員も先ほどのリラックスした姿とは打って変わって、メモを取る姿も見られます。

次いで左手を向いている鎌田先生が皆に実習の過程を説明しています。右側でお説教を受けているように見える男性は、済生会習志野病院外科医で副院長の山本和夫先生です。先生はすでにあらゆる医療対応を知っていても、常に確認するため、また第一線の医療を守るため参加しています。

実習の最初はJPTECインストラクターで消防士の大場さんが隊長役を務め、オートバイ事故で倒れている丸山君扮する傷病者の怪我の程度を診ています。頭を支えて頸椎保護をしているのは消防士の若林さん・・・、熱のこもった演技に一同は・・・、

三橋先生、井坂先生、豊崎先生、蒔田(隆)先生、皆感心して見入っています。

報道班の私は、1月にすでにJPTEC資格を持っているので途中で抜け出し、習志野文化ホールへ足を運び・・・、

屋上からはCIT(千葉工業大学)の青く澄み渡った空にそびえ立つ校舎と、その手前の河合塾・・・、ここにはあと2週もすると河津桜が咲きます、これは別名合格桜とも呼ばれ親しまれています。

今日は椎名雄一郎さんがひくパイプオルガンによるバッハのコンサートが行われました。思い起こせば昨年3/13(日)に計画され、私も楽しみにしていました。ところが震災で天井が落下してホールは使用できなくなりました。あれから1年・・・、

この椅子に座って前の鍵盤を弾き鳴らす素晴らしい演奏を聴く事ができました。演奏中は撮影厳禁のため、皆様はこの写真で我慢してください。さて、習志野市医師会はまた再び震災が来てもできる限り対応できるよう、日ごろのトレーニングを積んでいます。そして、この街から少しでも災害で命を落とす人が減るように、祈っています。

2 件のコメント:

  1. こんばんは。
    会長さん11日は習志野文化ホールにいらしたのですね。
    たしか習志野文化ホールは、震災の時は使われていませんでしたよね?
    人への被害がなくて本当によかったですよね。

    私は震災の時、津田沼駅北口のイオンにいましたが、
    3階の天井から水が漏れているのを目撃しました。
    新しい建物の中にいても100%安全ではないんだな、
    と思いました。。。

    それにしても会長さん、河合塾の桜のことまで知っていらっしゃるなんて、本当に物知りですね!

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  2. 会長(香澄)2012年2月13日 22:46

    船橋さんコメントありがとうございます。先日はJPTECを早退してパイプオルガンを聴きに行きました。先日JPTECの資格を取ったもので、今回は取材だけにしました。震災から11か月たちましたが、まだまだ習志野市の道路は凸凹で、自宅の周囲の家もようやく斜めに曲がった建物を高いお金を払って直しているところも多く見かけます。震災が二度と起こらない事を祈るより、起こった時に皆が協力して少しでも被害にみまわれる人の助けになるよう日ごろからトレーニングを積んで努力していく事が大切ですね。

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