2014年9月27日土曜日

第2回習志野市認知症シンポジウム開催

 ある日の夕方、北の空に素敵な虹が・・・、
 雨がぱらぱらと降ったので、空を見上げるときれいに浮かんでいました。
 西の空を見返すと、鮮やかな夕焼け・・・、出もいつも思うのはフォトの時には電線が邪魔ですね。いつかは地中に潜るのでしょうか?
 今日は午前中で診療は終わり、急いで習志野市民会館へ駆けつけました。今日も講演を聴きに来た方々で会場は熱気に包まれていました。
 最初は市長の挨拶・・・、と思っていたら何やら緑色の可愛い姿・・・、そうです此れが習志野市で生まれたナラシド君、谷津干潟生まれの可愛い音楽好きの小鳥さんんです、よろしく。
 宮本市長のご挨拶、いつまでもこの習志野の街で認知症になっても暮らしていける街づくりを。
 第1部はシンポジウム、最初は大久保の古川先生、認知症はアルツハイマー病だけでなく、糖尿病などの生活習慣病からもなるので日常生活での食事や運動が大事とのお話し。
 新習志野訪問看護ステーションの山口和枝さんは、看護師が認知症の方とご家族の家庭を訪問して、様々な看護をします。
 認知症の方がおれおれ詐欺などの被害にあうリスクは7倍、そんな危険は成年後見人制度を使って防ぎましょうと、NPOの土井さんです。
 東習志野包括支援センター、主任ケアマネージャーでセンター長の脇本さんは困ったらまずセンターで相談・・・、皆で協力して対応しますとのご家族ともども支えていく姿勢を教えてくれました。
 シンポジウムでの質問では、皆さんから事前に多くの質問が上がっていて、時間いっぱいお答えしました。
 次は特別講演、司会は谷津5丁目で内科訪問診療をしている蒔田隆先生。お隣は手話通訳の方、聴覚障害の方にも優しい講演会です。
 遠く岐阜県土岐市で幅広く認知症診断治療、在宅医療とグループホームを展開してる長谷川先生・・・、
 ご自身の豊富なご経験をもとに、身振り手振りで会場の方を引き付け、笑いを交えて1時間のご講演でした。
 既に時間は4時に近く、そろそろ終わり。この間ずっと3人の速記の方がプロジェクターに後援している言葉を書きあらわして下さって、手話が分らない方にとっても助かりました。
素敵なお花を頂きました。充実した一日、今日はクイズはありません。さて、明日は朝から防災訓練ですので、今日は早く休むことにします。おやすみなさい。

6 件のコメント:

  1. 土曜日まで、本当にお疲れ様です。会場の満席ぶりに、市民の認知症への関心の高さが伺えますね。
    先生が仰っていた、高齢化へまっしぐらな今、やはり私たち世代がもっと認知症等への理解を深めねばならないと思っております。

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    1. 会長(香澄)2014年9月28日 17:57

      認知症は境界型のヒトと合わせると846万人と言われています。ところが私たちクリニックで診察していますと、もっと多い感触でした。実は65才以上の6人に仁が認知症で8人に一人が軽度認知機能障害と言われる境界です。これを予防するのは幾つかありますが、そのことは次回お話ししましょう。

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  2. 夕方の虹、初めて見ました。
    とてもきれいですね。
    青空に虹がかかるのもきれいですが、夕方の空の虹もステキです(^^)

    今日はクイズがおやすみなので、患者の立場から質門をさせてください♪
    病院に行くとちょっと緊張してしまうので、あらかじめ症状などをメモしていき、そのメモを見ながら先生に話すのですが、こういう人はあまりいませんか?
    あと、病院だとどうしても血圧が上がってしまいます。
    ですので、病院で血圧を測るのがちょっと苦手です。
    病院で血圧を測る時、深呼吸とかしたら効きめがあるものでしょうか?

    先生、教えてください♪

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  3. 会長(香澄)2014年9月28日 18:02

    ぷーこさんて、面白いネームですね。ぷーぷー膨れて怒りっぽいのかな、なんて考えちゃいます。さて、クリニックでの血圧は高い方が多いですね。何年も通院していても、慣れてくれなくて高い方にお聴きしますと、小学校の頃に先生に指されて、前に出て黒板の問題を解いたり、発表をしたりするのが苦手な方が大部分ですね。血圧は自宅で目覚めてから、直ぐにトイレに行って、その後で2回測定してその平均を書きます。クリニックでの血圧よりも、自宅での血圧を重視するのがガイドライン2014で示されています。

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  4. 習志野市は素晴らしい先生方、介護の方々のサポートによって、認知症の方もご安心ですね。今後ますます市民の方々が認知症の理解の深まることをお祈りしています。

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  5. 会長(堀部)2014年10月8日 6:00

    誰にでも起こりうる病気ですから、たとえ病気になったとしても、この街でいつまでも過ごしていける環境を整えるのは私たち医師や看護師、ケアマネ皆の役割になるのは当然のこととして活動しています。アトムさんもこれからもコメントを寄せてくださいね。

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