2015年12月9日水曜日

秋津ケア会議に出席しました

 冬が近づくと、みずみずしい白菜。クリーム煮にしても、漬物にしても、鍋に入れてもシャキシャキして美味しいですね。
 そして葉の厚いネギも初冬の代表野菜、焼いても生でも美味しいですし、元気の源になりますね。患者さんから頂き物です。自分がやってきた医療を評価してもらい、頂き物まであるのは医師として嬉しさがつのります。
 つのると言えばこのドウダンツツジノ紅葉は素晴らしいですね。毎年秋が深まって初冬にはさらに赤さを増してきます。
 今日は昼休みに市内秋津にある総合福祉ゾーンへと急ぎました。
 秋津地域包括支援センターの大川さんが司会をして会が始まりました。この会は医師、歯科医師、薬剤師、看護師、ケアマネ、ヘルパーさんなど介護にかかわっている多くの職種が集まって行っています。
 時計の針は1時15分、と言っても午前中の診療を大急ぎで終えて、お昼ご飯を飲み込んでようやく間に合いました。
 今日は軽度認知機能障害についての講演です。認知症の一歩手前、物忘れは始まってい入るものの、注意して行動すれば生活には支障がない程度の物忘れです。
 奏の杜、モリシアのこころの杜クリニックから白石先生がお話をしにやって来ました。
 軽度認知機能障害は単なる物忘れだけではありません。視空間を覚えておくことが出来なくなる現象、簡単に言うとゴルフでパットが入らなくなってスコアを落とすあなたは少し始まっているのです。
 ホールの位置を認識して、手加減を決めても入らないのは、ホールが確りと記憶されていないので、統合した力の調節ができないから、パットのミスをよくします。
 また、音読と言って声を出して本を朗読することも大切な物忘れ防止法。上は声を出して読んでいる時、下の黙読での赤い大脳が働いている面積と比較すると、これほど多くの活動をしているのが分ります。
会場から谷津グループホームのケアマネージャー、広野さんが早速質問。是非とも軽度認知機能障害のトレーニングを見させてくださいとの発言。とても熱心な姿に、私はいつも心を打たれています。この地域には白石先生や広野さんのような素晴らしい人たちが大勢いるのを、誇りに思って活動に加わっています。

2 件のコメント:

  1. またもやお忙しい1日だったようですね。
    お疲れ様でした。
    素敵な紅葉、心が洗われるような気がします。

    認知症予防に音読も効果があるのですね!
    可能な限り、声を出して読んでみます。

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  2. さとえさん、コメント早速ありがとうございます。声に出して読むのは、みんなの前では少し恥ずかしさもあるので、あまりやられていませんね。また、周囲の人と目と目を合わせて話をすることも、認知症の予防になるようです。いずれにせよ、籠っているのはいけません。外の世界に元気よく向かっていきましょう。

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