2016年6月22日水曜日

第40回習志野市循環器勉強会を開催しました

平成28年6月21日(火)

司会進行は谷津で内科・訪問診療をしている蒔田 隆先生

心電図から判読できない三枝病変例を発表している
津田沼で糖尿病専門の徳山竜彦先生

かすみで内科・消化器科・外科診療の堀部和夫先生
自覚症状のない完全房室ブロックの提示
谷津で内科・循環器内科診療の平野智久先生
難しい心電図のケースを発表
心電図の解答は「心房頻拍+心房細動」
千葉県済生会習志野病院 循環器内科 小林 智先生
「失神患者の診かた  -症例を中心に-」のテーマで講演

 では、ここで少し心電図の勉強を・・・



これは正常の心電図波形です。
上の正常波形と比較すると左から3番目までと最後の波形は正常。
では、4番目は?
前の波形との間隔が短いですね。でも波形は正常波形とほぼ同じ。
これは心房(心臓の上の部屋)から出る不整脈で、心房性期外収縮です。
症状は一瞬ドキッとしたり胸がつまるような感じが多いです。
脈を取ると抜ける感じがします。
 
では、これは何でしょうか?
左から4番目の波形がおかしいですね
前後の正常波形と異なり、幅が広いため心室(心臓の下の部屋)から出る不整脈で
心室性期外収縮です。
症状は心房性期外収縮と区別できません。
この心電図は?
各波形の間隔がバラバラですね。
脈を取るとバラバラです。
波形と波形の間の線もノコギリの歯のようにギザギザです。
答えは心房細動です。
治療が必要な不整脈の代表的存在です。
 
長くなりますので、今回はこれまで・・・続きはまたの機会に。


それでは、
これからEPA、DHAを補給します。
 
 




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