2012年1月22日日曜日

JPTECプロバイダーコースを受講して

食生活の欧米化に伴い大腸がんが増えてきました。そんなわけで医師が自ら治療をしている疾患にかかるのは仕方ありませんが、原因で死亡するのは私は少し恥ずかしいかなという考えです。2—3年に1回は大腸内視鏡を受けています。前の日は昼から麻婆豆腐とおかゆ、そして夜はクリームシチュー・・・。




検査の当日はマグコロールという腸管洗浄液・・・、















水を入れて作り上げると実に1.8Lになり、これは日本酒の1升ビンと同じ容積・・・。これを10分ごとに300ml飲むと、やがて水のような○○が排泄され、お腹は空っぽ・・・、







空腹に耐えかねるときにはこのエネルギー補充ジュースを飲んで検査を受けました。そして、異常なし、体調を整えて今日は朝早くから冷たい雨の中、家を出て向かった先は・・・、







新浦安駅のすぐ近くにある、順天堂浦安病院。










正面玄関を入って、会場のある3階レクチャールームに到着・・・、今日は病院前外傷教育プログラム・・・、病院に搬送さてた外傷患者の30%以上が判断に誤りがなく搬送できたならば、助かる命すなわちPTD(予防可能な外傷死亡)です。これを少しでも減らすための概念を学びに出かけました。




                  
講義が終わると最初にデモンストレーターを務める習志野市消防隊の竹内さん、御覧のような胸部外傷と開放性気胸のケースを的確に把握して処置を行い・・・、








ヘルメットの脱がせ方にも工夫が必要、失敗すると脊髄損傷から傷病者は一生車いす生活を余儀なくされます。手前は横浜から来た看護師の方、そして向こうはこれから消防士そして救命士を目指す学生。一生懸命やっていて、額には汗をかいていました。





次に病院の外に出て乗用車の中で外傷を負い動けなくなった傷病者の搬出作業・・・、時間がないときには毛布を利用して頸椎固定を行い手前にある搬送用のロングバックボードに移動します。







このように頸椎の動揺に最大の注意を払って、しかも大勢で力を合わせて搬送します。









これはKEDと言って上半身の固定に非常に力を発揮する搬送用装具で明らかな脊髄損傷時やフォーミュラカーでの事故に多用されています。講習生は見るものすべてが新しく、目を丸くしてみています。







朝9時-夕方6時、終わった時にはすでに冬の夕日は西に沈み、冷たい空気が漂い、急いで病院を後に自宅へと帰りました。そして、プロバーイダーとして合格・・・、でもとても疲れたそして充実した一日でした。習志野市医師会では震災だけでなく、様々な集団災害事故に備えて準備を行っています。

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