2013年1月26日土曜日

メディコピア教育講演シンポジウムに出席して

 今日は土曜日、診療を終えると急いで電車で東京駅に向かいました。駅の正門からパシャ!綺麗になってさらに素敵な東京のシンボルになりました。
 2020年のオリンピックに立候補している大きなポスターが輝いています、みんなで応援してこの国を元気にしたいですね。
 東京国際フォーラムのガラス館、箒のような枝だけになった欅の枝を映して綺麗な初冬の風景・・・、
 良くわからないオブジェが転がっています。でも何となく心が優しく穏やかな気分になりますね。
今日のテーマは『肝臓の病気』、何人かの医師が交代で説明してくれます。

           
 会場はほぼ満員で皆一生懸命に聴き入っていました、割合高齢の方が多いのですが、若い方にも聴いてほしい内容でした。
 東海大学の深川先生が司会を務め・・・、
 慢性肝炎の治療について、武蔵野日赤病院副院長の泉先生が分かりやすく解説、B型肝炎はウイルス量が多いと肝臓がんの発症が多く、HCV・DNAが5.0log/ml以上だと5年で7%の方が肝臓がんを発症するとの説明。
 また、以前なら治ったと思っていても、『ウイスルの再活性化』により肝臓がんになる方も多くみられるようです。このグラフの右側のピークがそれを表わしています。
 肝炎ウイルスに感染すると慢性肝炎から肝硬変になるにつれ肝臓がんの発症が増します。
 次に登場するのは順天堂大学静岡病院副院長の市田先生、山登りと高山植物のスライドを挟んで、ユーモアたっぷりに講演されました。
 肝臓がんの発症率は健康人を1とすると、実に肝硬変にかかっている方は4.700倍もなりやすくなっています。
 日本でも最近行われている、ドナーからの肝臓移植が成績が良く、3年以内に再発や合併症を起こさなければ長生きできそうです。
 まちぶせで大ヒットをした石川ひとみさんが登場・・・、
 B型肝炎患者として、見つかったきっかけとその後の経過を話してくださいました。
 握手からも移るとの誤解があって悔しい思いをしたり、また病気になってつらく苦しい日々でも普段と変わることなく接してくれた周囲の人たちに感謝を伝えてくれました。
 さて、勉強するとお腹が空きますね。大脳がグルコースを消費したせいでしょうか・・・、
 美味しいオードブル・・・、
 ブイヤベース風の手長エビや金目鯛、やりイカをいただき・・・、
デザートにシャーベットとケーキを食べればまた元気回復、メタボ復活?帰路につきました。

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