2013年6月1日土曜日

東葛南部地域救急業務メディカルコントロール協議会に参加して

昨日は梅雨の晴れ間、さわやかな風が吹き渡る昼休みに、目の前の香澄幼稚園に健診に出かけました。学校の校庭ではお昼ご飯を済ませた元気な女の子たちがにぎやかな声を出して遊んでいました。
こうやって木の柱を伝って敵陣に攻めていって、ぶつかった所でジャンケンポン・・・、

 今日は土曜日、午前中で診療はおしまい、午後から新京成線に生まれて初めて乗って、新鎌ヶ谷に行きました。これは鎌ヶ谷市役所、会場を間違えてこの建物を一周して・・・、
 裏手にあった総合福祉保健センターでは・・・、
救急隊の患者運送手順に間違いはなかったか、救急隊のスキルは常に磨かれて研ぎ澄まされているか・・・、
 福島県立医科大学の田勢教授が3.11の東日本大震災での経験を情熱と怒りをもって語ってくださいました。
大学救急部としてすぐにDMATを統括して福島県に連絡しても電話がつながるのは30回に1回、そして帰ってきた答えは『必要ない!』
 実は県の中枢と県下の各地区の現場ではほとんど連絡網が寸断されて、全く状況が分からなかったようでした。
現場から患者搬送を消防ヘリにお願いすると、『情報取集が先、患者搬送には使えない。』自衛隊は『県知事の命令が発令されなくては・・・。』そこで教授は知事の命令は下った、すぐに搬送行動をとるように。と指示をしたところ、自衛隊が搬送行動を開始して、南相馬市の患者さんを救出したそうです。ヒトを救うためのウソ!なんてすばらしい指導者でしょう。
5市の消防隊の現場からの報告、習志野市からは狭いコンテナ内で心肺停止の患者の救出・・・、中央消防署の石井さんが報告。

          
習志野市のMC委員、習志野第一病院の鎌田先生は経過に対する評価を暖かい眼差しでアドバイス・・・、

 さて、梅雨と言えばこの花・・・、最近とても増えてきました。
 ピラミッド・アジサイの美しい純白の花弁、結婚式でのテーブルフラワーにも使われていました。習志野市医師会では常に救急災害に対応できるよう勉強を重ねています。

2 件のコメント:

  1. 八重の桜子2013年6月3日 14:21

    震災からはや二年以上が過ぎましたが、時間が経っても解決できないものがまだまだたくさんあるように思います。

    そのような中でも、今を生きる私達は、過去から目を背けずに学び活かして行くことが重要なのだなとブログを拝見し思いました。田勢教授のお話は非常に臨場感があり、読んでいてドキドキしました。

    梅雨はジメジメして嫌だなあと思うこともありますが、その分少しの晴れ間や伸び伸びと咲く花々が嬉しく思えたり。
    写真のアジサイも、June brideを飾るにふさわしい清楚な美しさですね。

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  2. 会長(香澄)2013年6月3日 20:38

    桜子さん美しい文章でコメントを頂きありがとうございます。震災はあらゆるところで多くの人に数えきれないほどの傷跡を残しています。この傷痕は天が授けてくださったのですから、貴重な教えとして前向きに行動していくことが、私たち医師会の医師としての務めと心得ております。MC協議会はいつも出席して本当に勉強になったとの思いをします。

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