2013年11月5日火曜日

習志野認知症を学ぶ会2013に参加して

 今日は昼休みに、患者さんのお家に訪問診療に出かけました。下腿に出来た傷の治療に透明の薄い寒天のようなハイドロ・ジェルを使っています。最近は傷はガーゼを当てないでこのように乾燥することなく治します。
 今日は夕方診療を終えると一目散に勉強会会場に出かけました。私の母校の神経内科より、平野先生をお迎えして認知症の講演をしていただきました。
 認知症はまず歩かせてその様子から程度とどのような病型かを見ることが大切・・・。
 私のそろそろ物忘れが始まってきました。ただ、年齢相応の物忘れと、認知症という病気は異なります。
 千葉県内にはすでに15万人以上の認知症の方がいます。65歳以上の年齢の少なくとも6%、多い報告では10%以上に見られます。もはや医師だけではどうにもなりません。多くの職種の方が協力してみていくのがこれからの対応です。
 津田沼中央総合病院脳外科医で認知症のリーダー、砂田先生は臨床医として質問・・・。
 谷津で小児科内科の蒔田隆先生は医療と多職種との連携に関して質問・・・。
 夜が更けるのも気づかず、みな熱心に聞き入っていました。
 千葉大学認知症疾患医療センターの看護師で保健師の村山さんも、最前線で頑張っている方です。
 秋の陽射しを浴びて輝くのは、私の大好きなバラ科の樹木の花梨です。風邪をひき喉がやられて咳が出るときにはこのエキスを飲むと効きます。
 花梨の木を自宅の庭に植えると、『他人から金は借りん(花梨)』。そして裏庭に樫の木を植えれば完璧・・・。『貴様には貸し(樫)てもいいぞ。』と商売繁盛に良い樹です。
 ミカンも日を浴びて美味しく色づいてきました。
秋の風物詩のススキも穂を秋の風になびかせて、やがて訪れる冬が来る前の、風物詩です。習志野市医師会では認知症の研修をこれからも推し進めて、患者さんに優しい医療を展開していきます。

2 件のコメント:

  1. 千葉大学における多種職連携の話はありましたか?千葉市では地域ごとに熱心にかかりつけ医の講習や地域連携に取り組んでいると聞いています。

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  2. 会長(香澄)2013年11月15日 22:49

    千葉大学は認知症疾患医療センターを開設して、千葉市医師会との連携を構築しています。習志野市も負けていられませんね。さて、秋の穏やかな日差しを浴びて黄色く輝く花梨の実は、見ているだけでうっとりしませんか。

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