2015年3月18日水曜日

身体の痛みと心の痛み

 急に春が訪れて、どこからともなく良い香り・・・、
 ピンボケになりましたが、沈丁花。
 こちらは海棠(カイドウ)でしょうか、もうすぐ咲き始める様子に春の流れが止まりません。
 今日は仕事を終えて直ぐに講演会へと向かいました。谷津保健病院循環器内科の須藤先生が座長を務め・・・、
 谷津保健病院の宮崎院長が緩和ケアにおける痛みの治療のお話をしました。
 高齢者の急速な増加の中で、緩和医療は病院だけでなく在宅診療の場でこそ大事なスキルです。
 次に、東北大学実践宗教学の谷山洋三先生による講演・・・、先生はスーツ姿も良く似合いますが、じつは浄土真宗のお坊さんです。
 臨床診療師チャプレンは死に至る道しるべ・・・、足元が暗く迷った人たちに、小さな灯りを照らしてあげる役割。
 会場からは質問が・・・、千葉大学の竹内先生から臨床診療師をして参加するためには、きちんとした経済的なバックアップが必要と、貴重な意見が出ました。この方もスーツ姿が素敵ですが、真言宗のお坊さんです。
道半ばにしてがんに侵されて亡くなった東北の開業医、岡部先生の思いを見ると、宗教と医療が今ほど緊密に協力しなくてはならない時は無い・・・、そんな強いメッセージを感じます。皆さんは、坊さんや牧師さんが終末医療の現場に参加されることはどう思いますか?

2 件のコメント:

  1. キリスト教が主流の国では、終末医療に牧師さんが深く関わってきますね。
    宗教と密接な関係を持つことで、残された自分の人生を前向きに生き、死を前向きに捉える、せめて恐れずに受け入れることができるのならば、それはとても素敵なことだと思います。
    足元が暗く迷った時に、小さな灯りを照らしてくれる。
    頼もしいです!

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    1. 会長(香澄)2015年3月19日 23:06

      クリスチャンは旅立つ前に宗教的儀式としての牧師や伝道師からのセレモニーが必須のようです。仏教にはそのような規則はないのですが、これからの高齢者医療には宗教家と医療者とのコラボは欠かせません。さとえさん、何時も素晴らし誤意見ありがとうござい案す。

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