2015年5月16日土曜日

第3回習志野市多職種連携研修会に参加しました

 今日は土曜日、診療は午前で終了、曇天の中市役所前の消防庁舎へと急ぎました。
 はしご車が梯子を伸ばして・・・、
 梯子の先、建物の5階と同じ高さまで伸びた梯子の上にはお子さんの姿が見えました。怖いけれど、消防士の役目を理解するうえで、良い経験をしましたね。
 さて、今日は医師だけでなく歯科医師、薬剤師、訪問看護師、介護支援専門員、包括支援センター職員、市職員など多くの職種の方が土曜の午後のお休みにもかかわらず、集まってくれました。
 習志野市役所、健康福祉部の眞殿部長はこの街の医療や介護に関するトップの方・・・、自らが参加してくれるのは市民の一人としてもありがたいし、この街を誇りに思えます。
 今日は船橋市から精神科医の戸田先生をお招きして会を開催・・・、最初は認知症の様々な困った症状に対する対応の仕方を学び・・・、
 先生はとても分かりやすく、そして認知症の人と家族に対して、とても暖かい視点で診療を進めてくれます。例えば私が認知症なら、こんな先生に診てもらいたいと思いました。
 そして、実際に診療をしている症例を示され・・・、
 谷津グループからは歯科医師会の栗原副会長が発表・・・、
 秋津グループからはケアマネージャーの田邊さんが発表・・・、
 東習志野グループから歯科医師会会長の村山先生が発表・・・、
 短い休憩をはさんで戸田先生はレビー小体型認知症のご講演・・・、パーキンソン病の人に多い物忘れ症状が時間や日毎に大きく変動し、子どもたちが遊びに来たはっきりとした幻影が見える認知症・・・、
 この不思議な病気には、医師会の梶本先生、高齢者支援課の志摩課長、薬剤師の青木先生も固唾をのんで聴き入っていました。
楽しい会も2時間30分・・・、あっという間に過ぎ去り終わりを迎えました。右から谷津で内科小児科そして在宅診療の蒔田隆先生、私、エイザイ(株)の木下さん、高齢者支援課の大久保さん、いつも4人が中心になって認知症や多職種研修を行っています。これからもよろしくお願いします。

2 件のコメント:

  1. 今日もお疲れ様でした。
    認知症は、これから高齢化が進むにつれ、ますます大きな問題になりそうですね。
    本人にとっても、家族にとっても、深刻な問題で、誰しもがいつ当事者になってもおかしくないです。
    先生方に、我々がどんどん積極的に学ばせていただくようにしたいです。

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    1. 会長(香澄)2015年5月17日 8:24

      認知症は増加の一途、あと10年すると65才以上の高齢者?は全人口の1/3になり、その1/5が認知症もしくは軽度認知機能障害と予想されています。すると習志野市の人口は16.0万人ですから認知機能の低下がみられる方が1.0万人を越してきます。自らの問題として、皆さんでとらえなければいけませんね。

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