2011年11月9日水曜日

RSウイルス感染症の講演会に出席して

今日も診療を終えて講演会に出かけました。司会は袖ケ浦で小児科診療をしている中山先生、習志野市医師会での小児科診療の中心的役割を担っています。








埼玉医科大学の新生児部門教授である側島先生をお呼びして、RSウイルス感染症の勉強をしました。先日のNHKニュースでは目の前でわが子の呼吸が停止した赤ちゃんをお母さんが自分の力で人工呼吸を行って命を救った報道がありましたが、この怖い病気がRS感染症。今年は最大の流行が予測され・・・、




予防注射しないと青棒の入院が、することにより緑棒まで減少することができます。ただし、うつには未熟児や先天性心疾患などの制限があります。








青棒が予防注射を受けているベビーの増加数、緑は入院数で明らかに減少し、赤棒は予防接種を受けているベビーの入院数・・・、うつことにより入院して治療を受けなければならないベビーは極めて少数になります。






袖ケ浦で内科小児科を診療している木村先生は日常臨床を振り返って、もしこのRSに感染していると分かった時には入院治療を必ず受けさせるべきかと質問し、臨床医としての役割を聞き・・・、皆なるほどと頷きました。






さて、ここはあこがれの原宿表参道・・・、10/30(日)にはハロウィン・パレードが行われ・・・、








皆可愛らしく仮装して、ゆるキャラかキティーか皆ハロウィン一色に・・・、









こんなに怖そうなゴスペル風の一団が通り過ぎると・・・、









ちょっぴり肥えたミツバチマーヤがサンバのリズムで勢いよく踊りまくって登場し・・・、








表参道ヒルズの前では秋の終わりの楽しいひと時を過ごすことができました。
習志野市医師会は学ぶときには学び、遊ぶときには遊んで、これからも楽しく活動していきます。

2 件のコメント:

  1. 本日も講演会、お疲れ様です。

    RSウィルス、とても怖い疾患ですね。
    目の前で自分の子供が呼吸停止したら…と想像すると、このお母さんのように冷静な対処ができたことは奇跡に近いと感じます。
    乳幼児の疾患の多くは、ワクチン接種により未然に防げるようになってきました。そのため積極的にワクチンを接種する必要があります。
    しかし先生が仰るように患者さんに制限があったり予防接種の費用の問題があったり…。
    まだまだ日本はワクチンに関しては遅れている部分が多く、ジレンマがありますね。

    早く日本も諸外国と同じように、どの子も平等に予防接種が受けられる体制を整えてほしいと思います。

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  2. 会長(香澄)2011年11月21日 23:03

    ワクチンで防げる病気は防ぐことが、これからの小児科医療の柱です。しかしながら、ワクチンの値段が非常に高く、たとえ両親の負担が無くても、市町村の負担になればかなりその予算はひっ迫したものです。内服薬の様に、ワクチンにも安全なジェネリックが誕生してくれると助かります。

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