2014年6月18日水曜日

第30回病診連携症例検討会に出席して

 診療を終えて一目散に会場へと急ぎました。今日は医師会員が皆楽しみにしている、病診連携症例検討会の日です。
 最初は津田沼で小児科診療の久保田先生、男子中学生に起きた貧血症のケース・・・、男の子にはあまり貧血はないのですが・・・、
 時にはスポーツをし過ぎると貧血症になる事があると・・・、
 済生会習志野病院小児科の多田先生が解説、ピロリ菌感染者では時には鉄欠乏性貧血が起きることがあるとのこと。
 次はやはり貧血の話・・・、済生会習志野病院外科の山本和夫先生は大腸がんの手術報告・・・、
 同じく済生会習志野病院血液内科の藤川先生は、時には鉄欠乏性貧血と思っていても、サラセミアという赤血球の蛋白を合成する経路の異常疾患があるとの報告・・・、
 3例目は実籾駅前で循環器内科診療の蒔田国伸先生は高齢者の早期胃がん報告・・・、
 谷津保健病院消化器内科の松本先生が診断と治療の解説・・・、
 ESD(内視鏡的粘膜下剥離術)のスライドを示して、とても分かりやすく説明してくれました。
 最後は微熱と咳が2か月も続くケースでは、済生会習志野病院呼吸器内科の井関先生と、家里先生が丁寧な解説・・・、
 おさらいとしてマイコプラズマ肺炎とアレルギー性肺炎のレントゲン上の相違を話してくれました。
 
 さて今日の紫陽花は霧雨に濡れて・・・、
なんて素敵なのでしょうか。
  さらに近づいてパシャ・・・、
 隣には山茶花の葉のあまりの美味しさに、ため息をついている毛虫ちゃん・・・、
そして朝顔のつるが伸び始めてきて、やがて訪れる夏の予感がしました。習志野市医師会では毎日のように勉強会をしております。困ったことは勉強熱心な習志野市医師会の先生にご相談ください。

4 件のコメント:

  1. お久しぶりです。
    日々の診療と医師会の活動、毎日本当にお疲れ様でございます。
    今年も病診は大盛況だったようですね。症例が盛りだくさんのように
    見受けられます。
    先生のブログを拝見して、習志野市では、認知症対策、高齢者ケアに関しても先生方や多種職の方々の意欲が強く積極的で素晴らしいと、改めて感じております。

    先日のブログにご記載されていた安全ペンダントとはどんなものですか?

    紫陽花素敵ですねー。梅雨のじめっとした中でも可愛いお花に心が洗われます・

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  2. 会長(香澄)2014年6月20日 22:10

    アトムさん久しぶりですね、声のトーンからするとアトムさんもお元気のようですね。さえt、安全ペンダントは某携帯電話会社が考え出したもので、老人独居世帯では体調のちょっとした異変時にこの電話を掛けると24時間医療専門者がいて適切なアドバイスをします。そして、ボタンを押しても反応がないときには救急車の要請をすぐにしてくれる機器です。

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  3. そのペンダントはとても画期的ですね!
    今、神奈川県では認知症に寄る徘徊を減らそうキャンペーンをしようと
    意気込んでいるところです。
    各市役所でも、認知症の方にGPS付の機械を持ち歩いていただくシステムを
    開発しているそうですが、あまり周知されていないようです。

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  4. 会長(香澄)2014年6月24日 20:43

    認知症の方にGPSを持たせて居場所確認は以前から習志野市では行われています。このGPSはパソコン画面でどこにいるのかわかるのですが、パソコン操作ができない高齢のご家族ではS者に依頼して本人を探してキャッチしてもらうと10.000円近くの支払いが発生するようです。負担が大変ですね。

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