2012年10月28日日曜日

習志野市総合防災訓練に参加して

 昨日の早朝、朝焼けが見られるのは雨が西から近づいている知らせ・・・、
 自宅近くの家には身のなる木々が多く植えられています。まだ食糧事情が悪かった昔は。花の美しさも果実の美味しさも追求していました。
 今日は市の防災訓練の日、取り壊しが決まった旧市庁舎が遠くエンジ色をして建っています。その前の大きなグランドが今日の会場・・・、
 警察からはパトカーと移動交番車も参加して・・・、
 自衛隊からは装甲車がそのたくましい姿を見せて・・・、
 NTTからは災害時の連絡電話車輛が来て・・・、
 そして医師会では『日常品を用いた応急手当講習』を行いました。優しく参加者に話しかけているのは、津田沼で透析医療をしている梶本先生、今回の世話役です。手前は湾岸リハビリの湯山君・・・、
 自身がモデルになって参加者に頭部の止血法を教えています。これでおでこや頭頂部、顎からの出血は止められます。向こうでは湾岸リハビリ病院の浅沼君が教えています。
 袖ケ浦で内科診療をしている市川先生は腕の骨折の固定を丁寧に笑顔で教えています。
 おなじみ谷津の蒔田隆先生はふくらはぎの骨折の固定法を、段ボールを用いて固定して・・・、
 専門家の習志野第一病院整形外科の三橋繁先生が参加者に教えるときには、蒔田先生はモデルに早変わり・・・、
 その頃隣の消防隊では毛布を使って緊急時に担架を作る講習をしています。
 恥ずかしそうにしながら、運ばれていく方ですね。
 またその隣では、心臓マッサージとAEDの使い方を大勢の方に教えています。大災害時には重症者の手当てに医師が集中するので、軽症者の手当ては家族や隣の方がやらないと誰も何にもできません。
 少し離れたところでは、初めてチェンソーで木材をカット経験する参加者・・・、倒れた木の下敷きになって動けない傷病者の救出活動に備えています。
 車がパンクや故障で立ち往生して道をふさぐこともあります。でもJAFは来てくれませんし、電話もつながりません。そこで普段からジャッキアップの練習を・・・、
 土嚢だって自分で作って、適切な場所に運びましょう・・・、
 消防隊からはしご車が参加して、命綱をつけて嬉しそうに乗っている幼い子供たちも、将来は救う側にまわります。
 こんなに高くまではしごが上がっていきました、でも怖そうな顔一つせず、ニコニコしていました。
 とても頼りになる自衛隊は、雨が降り始めて少し冷えてきたときに、炊き出しをしてくれました。
 温かな野菜の煮込みに医師会の先生方も鼻をすすりながら、大急ぎで食べていました。口の悪い人は『少し薄味、味噌が少ない。』なんて言っていましたが、災害時には食べられるだけ幸せ。
 我が家の庭の住人、ジョロウグモのお母さんはますます太ってきて元気になってきました。
少し離れて怖がっているかのようにやせ細っているのはお父さんクモ、人間の夫婦の関係も当たらずとも遠からず・・・、医師会では災害時の医療活動に積極的に参加して市民の皆さんのお役にたてるよう心掛けています。

2 件のコメント:

  1. 本格的な防災訓練ですね。警察、自衛隊、医師会の先生方も総動員で・・・。しっかりと連携が取れていれば習志野市民も安心なことと思います。

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  2. 会長(香澄)2012年11月6日 23:45

    防災訓練の指導者は素晴らしい一言、『日頃の練習以上のことはできません、したがって練習を積むことが大切。』でもはしご車に乗っている子供たち、とても幸せそうな笑顔を見せていました。この子たちのために、医師として訓練を重ねる必要性を心に刻みました。

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