2015年10月22日木曜日

ABC胃がんリスク検診実行委員会に出席しました

 今日はとても清々しい秋晴れの日、チョッピリ汗をかくくらいの一日でした。夜から医師会でABC委員会と言う不思議なネーミングの会。会長は中央の奏の杜で消化器内科の尾高先生です。
 今日の先生方は消化器内科診断学をリードする皆さんです。これだけ素晴らしいお仕事をしている先生が一堂に会するのは珍しく、また習志野市程優秀な先生が多い地域も稀です。
 担当理事の平野先生は循環器内科がご専門です。それでもこの新たに行われる準備をしている胃がんリスク検診にはとても熱心に取り組んでくれます。
 健康内からは胃酸の元1号が胃の上半分から分泌されています。
 ところが胃がピロリ菌で疲れて仕事をしなくなってくると、胃酸の元1号は減ってきて、2号はそれほど減りません。その変化を血液検査で知ることによって、胃がんになり易い胃かどうかを判定して、内視鏡検査を勧めます。
 習志野市の健康支援課検診係、中村さんはじめ皆さんもとても勉強熱心で、夜も更けて遅くまで意見を述べてくださいました。皆様お疲れ様でした。
 さて、この何やら可愛らしい色の電車は・・・、
 トロッコ電車です。
 オープンカーで乗り込む時にも足を上げてまたいで乗車します。陽を浴びているときは、とても心地よい・・・、
 ところがひとたびトンネルの中に入った時は、真冬の冷たさと寒い風を直接頬に受け、真冬より寒い印象でした。
 さて、そこで問題。①線路わきにはコンクリートの壁が続いていて・・・、
 壁にはこんな四角い小さな穴が開いています。
 近づくとこんな穴です。さて、この穴は何のためにあるのでしょうか?ヒントはこのトロッコ電車は4月~11月までの機関だけ運行しています。すると、それ以外の季節は、どのようにしてトロッコが動いていない時には移動するのでしょうか。
 裏日本の冬はもうすぐそこまで近づいて、柿の実がたわわになっています。美味しそうですね。
そしてこんなに美しい紅葉がすぐ手に取れるところまで、近づいてきました。習志野市医師会では市民の皆様の健康を大切にして、これからも検診がどの様にすればより大きな効果が得られるのか、議論を重ねています。

2 件のコメント:

  1. またまた遅くまで、お疲れ様でした。
    ガンの中でも胃がんは、比較的早期に発見できそうなイメージがあります。
    それがさらに、リスクまで分かるようになるとは、驚きです。
    ぜひ健診を受けてみたいです。

    可愛らしい色のトロッコですね。
    冬は走らないとなると、人が歩くためのトンネルが必要なのではないでしょうか?
    トロッコのオレンジ、柿のオレンジ、紅葉のオレンジ、そして夕焼けのオレンジと、オレンジ色の季節ですね☆

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    1. さとえさん、コメントありがとうございます。胃がんに罹り易いかどうかは、胃の粘膜がピロリ菌にとりつかれているかどうかで決まります。高校生は約4%くらい感染していますが、40歳くらいになるとピロリ菌が胃の粘膜を変化させてしまいます。するとその年齢からがんを発症しやすくなってしまいます。早くピロリ菌をやっつけるのは大事なことなのです。さて、今日の解答は100点です。約20kmのトンネルが掘ってあって、冬の間はこの道を6時間かけて歩いて行きます。四角い穴はトンネルの灯りとりのための窓なのです。

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